2014年4月29日

Il racconto del viaggio primaverile (7)

春の旅の話(7)


イタリアに帰国してから、すでに2週間が過ぎました。ゆっくり進めた旅の話でしたが、書いて良かったです。写真だけでは忘れてしまうことも、ここに書き留めたことで、よりしっかり記憶に残ってくれることでしょう。


日本のあちこちを見て歩けたことは、とても貴重な経験でした。ある時期から、海外にばかり目が向いていた私。イタリアに住むことになって、こうやって改めて自分の生まれた国の事を見て、聞いて、感じることができてとても幸せです。仕事では、今も日本のあちこちでお世話になりますが、旅行とはまた違うのだなというのも分かりました。


いつも地球人でありたい私ですが、日本に生まれて良かったと思うことが増えるようになりました。もっともっと日本のあちこちを見てみたいです。また、桜の頃に帰れるといいなと思っています。紅葉の時期もいいですよね。


さて。
今回の私達の大移動を大きく助けてくれたのはこれ。

ジャパン  レールパスです。
ユーロが強かったお陰もありますが、300ユーロほどで購入することができました。取り扱うお店によっては、330ユーロかかるところもありました。ちなみにこれは、二週間でグリーン使用なしの値段です。


ご存じない方のために、ジャパン  レールパスについて。

このパスを得るには、海外在住の外国人か、もしくは海外在住の日本人であることがまず第一の条件になります。そして、指定された書類を持って、住んでいる国で引き換え証を購入し、日本でパスと交換してもらいます。


新幹線のぞみとみずほは使用できませんが、他の新幹線と特急列車、ほとんど全てのJRの在来線で利用できます。いくつかのフェリーやJRバスでも使用できます。事前に座席指定の予約を入れることも可能です。


大きな移動をしない場合や、私鉄が移動のほとんどになる場合はお勧めできませんが、私達の様に、大きく西へ東へ動く旅には、とてもありがたかったです。みどりの窓口の係りの方々はどなたも迅速で親切でしたし、多少の不便さは覚悟していた電車の接続も、イタリアのそれでは考えられないほど時間のロスがなかったです。


イタリアで購入した引き換え証を、実際のJRパスに換えてもらったのは名古屋駅でした。引き換えにはパスポートの提示を求められましたが、その他の書類提示の必要はありませんでした。
旅行社の方のお話では、場所によって様々のようで、審査の厳しいところもあるそうです。


ホテルの予約はbooking.comのお世話になりました。海外からの予約でも、前もってカードで支払う必要はありませんでした。また、日本円で値段が表示してあっても、特別な記載がない限りは、予約した日のユーロの値段で、しかも現地でのカード決済が可能でした。キャンセルや変更もインターネットですぐにできました。


また、気候の良い季節に、二人で日本を訪れられたらいいなと思っています。


それでは、また(^_^)

... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月27日

Il racconto del viaggio primaverile (6)

 春の旅の話 (6)


感動の富士山の次の目的地は、湯布院。
しかし、この移動も距離も時間もかなりハードなので、
少しだけ西に移動して一泊することにしました。
それが松本。
ここも桜はまだで、梅が咲いていました。



松本城のお堀の前です。

そして、その翌日はまたまた大移動。
松本ー名古屋ー新大阪ー博多へと移動しました。
博多では、湯布院にお誘いいただいたお友達夫妻が車で待っていてくださいました。
ここはまた違った美しさと優しさのあるところでした。
こんな風景が、日本にまだあるのですね。


お誘い下さったお友達ご夫妻と一緒に。



こんなに優しい風景の中にいることができて、
ゆるゆるに緩んでますな、二人とも(笑)

二日間、温泉にゆっくりつかって、美味しいご飯もいただいて大満足。
命の洗濯をさせていただきました。

そして、やっぱり最後は大阪。
まだ残っていてくれた桜で夜桜宴会!
お世話になった皆さん、ありがとうございました。
この提灯に、アンドレアはとても感動していたようです(笑)



これで、旅の話はおしまいですが、番外編でもう一回だけお付き合い下さい。
では(^_^)







... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月26日

Il racconto del viaggio primaverile (5)

春の旅の話  (5)



富士山。
旅の行く先を考えていて、突然に思いだしたのが富士山。
前回の日本への旅で、北斎や広重の版画に興味を持ったアンドレア。
北斎の富嶽三十六景には、とても強い印象を受けたようです。
そんなこともあって、いつか自分の目でも見てみたいと話していた彼。
という私も、新幹線からの数回と飛行機からの一度見ただけ。
こりゃ、この機会を利用すべきなんじゃ?それで、訪れることに。


登ってみる?
そんな考えも浮かびましたが、まだ五合目までへのバスも出ていない時期だったので、
富士五湖の一つ、河口湖から富士山を見ることにしました。 


金沢からどうやって河口湖へ?
これが結構ハードな道のりでした。金沢から米原へ。米原から新幹線で新横浜へ。
その後、大月まで行って富士急行で河口湖へ。7時間ほど移動にかかることが、事前に分かりました。
なので、この日は移動だけに決めて、ひたすら電車に乗り続けました。
それでも、それぞれの接続が比較的良かったので、疲れは思いの外少なくてすみました。


しかし!午後を過ぎ、富士山に近づくに連れて、どんどん暗くなる空。
周りの景色の中に桜の姿はなく(お花見帰国なのに!、、、笑)
そのうち雨も降り始め、霧もでてくる始末。


河口湖に着いても、どんより寒いまま。
ホテルの方に聞けば『お天気が良ければ、廊下の窓から富士山が見えるんですよ』
とおっしゃいましたが、その日は雲以外何も見えず。
翌日と翌々日の午前中までに、富士山の姿をみれるのかな。
見せてあげたいなぁ、、、そう思いながら眠りにつきました。



翌日。
朝起きて、すぐにアンドレアがしたことは、
窓を開けて富士山が見えるかどうかのチェック。
『ミチさん、富士山!富士山が見えてる!
まだ上の方は雲に隠れてるけど、晴れてるから今日はきっと見えるよ!』
勿論、私も飛び起きてチェック。
『きゃーっ!(朝起きたてで、声は低かったと思われますが、、、)
想像以上に近くに見える富士山に感動!



湖畔を回るのには、ここでも一日乗車券でバスを利用。
なかなかレトロで可愛いバスでした。



私の格好からお分かりの様に、風は冷たかったし寒かった。
でも、そんな事はどうでもよくなるほどのワクワク。
そのくらい、近くで見る富士山の美しさは半端なかったです。
最初は、こんな風にしか見えていなかった富士山。
雲が、どうしても山の上からなくなりません。





でも時間が経つに連れて上の雲が移動して、
ちょうどホテルに帰る前に撮れた写真がこれです。
ほとんど全貌が見えた感じでしょ。


これに気を良くした私達。
明日の朝は、日の出の富士山を見に行こう!と決断。そして決行。
上の写真と同じようですが、光が来ている方向が違うのが分かります?
もし風がなく、湖の表面にさざなみがなければ、
鏡のように逆さに映る富士山を見れたそうです。



朝日とともにフジサーン!とアンドレア。こんなポーズ、いつ考えたんやろ?




なので私も(笑)


完璧な美しさと言うのかしら。
裾野広く雄大で力強く、そして優しさも持ち合わせる富士山。
一日見ていても飽きないだろうなと思いました。
いつか登ることになるんじゃないかな?(笑)



ということで残すところ、松本を通って湯布院と大阪。
もう少しおつきあい下さいませ。
では!



... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月25日

Il racconto del viaggio primaverile (4)

春の旅の話(4)


白川郷の翌日は、朝からバスで移動して金沢へ。
閉じた世界から、開いた世界へやってきたかのように思えました。
駅前は広くスタバもあるし、ちょっとホッとする感じでした。
お天気にも恵まれご機嫌な観光日和でした。


町中を沢山のバスが走っていて、一日乗車券をフル活用。こんなところを回りました。

お茶屋さんの続く一角。
和菓子屋さん、お米屋さん、三味線屋さんなんかもありました。


桜は、まだ早かった。

これは兼六園です。




この後、近くにあった能楽博物館でこんな体験も。


夜はお友達に教えてもらった居酒屋さんで、新鮮なお魚料理を満喫。
あまりお刺身は食べないアンドレアも、『これは美味しい!』と
箸が(フォークじゃないです。)進んでおりました。


金沢。
また戻ってきたい町の一つです。

次回は富士山です。
では、また!

... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月24日

Tornare a casa

家に帰る。


オーディションのお仕事は、昨日と今日で一旦終わり。
また5月1日に、他の楽器ののオーディションでTorre del lago に戻ります。


で。
いま、家路に向かう列車の中。昨日もらったばかりの譜面の伴奏も無事に終わりました。みんなと別れて、最寄り駅に着いたら特急はでたところ。次の電車は乗り換えがあるけど、早くミラノに着いてしまいたかったので、切符の列に並びました。私の前には3人。一人は切符を受け取っているところだから、実質2人。まだ15分以上あるし大丈夫と思いながら待つ私。



ところが私の前の二人。電車の選び方だの、切符の変更だのでなかなか終わらない。やっと私の順番が来た時には、乗りたい電車の出発2分前。駅のおじさんに行き先を告げて、2分後の電車に乗りたい!と鼻息荒く訴え(笑)、『なんか電車がついた音するけど乗れるかな?』と聞くと、おじさんは無愛想に『そら、僕には分からん』と一言。一応、それでも手は動かし続けてくれてる。うーん、優しくないなと思いつつ『乗られへんかったら、切符変えてくれるよね?』と確認。『その時は、すぐ来るんやで』とおじさん。切符を受け取りホームへダッシュ(笑)


やっぱりホームにはすでに電車が来ている模様。階段を駆け上がると車掌さんらしき人がまだ列車の外に!間に合った!『これ、スペツィアに行きますよね?』と聞くと、『これ、特急だからその分のチケット代がいるけど、中で足りない分支払う?』と聞かれる。(え?なんで今、ここに特急が?勿体無いかな?)などと思ったけど口は勝手に『ハイ!』と動き、電車に乗ってしまった(笑)


どうやら乗り損ねたと思っていた特急が20分以上遅れていた模様。兎に角、すぐに足りない分を支払わなくちゃ!再び私の前を通りかかった先程の車掌さんに『あの支払い、、、』と声をかけると、『どこかに座ってて下さい』と言われる。ガックリ。何だか忙しそうだ。そのまま座って待つも誰も来ず、乗り換えの駅に着いてしまう。追加料金を支払いそのままミラノまで乗るって方法もあったけど、その料金を支払うのが惜しくて(笑)スペツィアで下車。そう、特急料金なしでスペツィアまで来てしまった。ありがとう、おじさん。


インターシティ(急行)に乗りかえる。コンパートメントには、最初は私一人だけ。日本の旅の話の続きを書こうと思い、iPadにiPhone、おやつのクッキーにお水、それに検札に来られた時のための切符を小さなテーブルの上に。物いっぱいのテーブル。ほっとして、クッキーをかじりつつブログを書こうとし始めるが、かじる度にボロボロ割れてゆくクッキー。そして発車する前に、私と同年代のイタリア人のお兄さんが、同じコンパートメントに乗ってきた。


私の真ん前に座ったお兄さん。じっとこちらを見ている模様。知らん顔して、クッキーを食べつつ、文章を打つ作業を続ける私。そして、かじればかじるほど、どんどん崩れて散らばるクッキー(笑)こんな風になると、これ以上格好もつけていられず、もう耐えられなくなって吹き出した私。
『ごめんねー、散らかり放題やねー。あはは』
『クックック、、、』とお兄さん
『なんか、自分の家みたいになってしまって収集つかないわ。あはは』
『クックック、、、全部、クッキーのせいだね』
『Bravo! その通り!』と、大笑い。まったく、、、。それで結局、日本の旅の話を書くのはやめて寝てしまった。うつうつではなく、結構しっかりと(笑)そして、目覚めてこれを書いています。


後から乗ってきた3人家族。もう一人若者。ミラノまであと少し。ちょうど書き終えられそうだし、満員のコンパートメントの中で機嫌良く旅を終えられそうです。


では、また。





... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月23日

Il racconto del viaggio primaverile (3)

春の旅の話  (3)


高山からバスで一時間ほどで白川郷に着きました。
アンドレアが見たかった雪に埋れた白川郷、、、というわけにはいきませんでしたが、半日の滞在で十分に楽しめました。

合掌造りの家を間近で見たのは初めてでした。本当に小さな集落でした。桜はまだでしたが、春はここにも訪れていて、山の強い日差しと雪解け水の音を感じながら、のんびり散策しました。


途中、新しく葺かれた屋根を持つ家を見かけました。葺かれて新しい屋根は、色の新しさもですが、想像以上に表面が滑らかに仕上っていて驚きました。

ちなみに古い屋根は、こんなになっていたりします。その違いにもびっくりです。

ここでも一応記念撮影(笑)
遠くの山は、まだ雪が残っています。



心地よい疲れと共に、夜は再び高山へ戻りました。晩御飯を食べるために外に出ました。この時、まだ夜の八時くらいだったのですが、古い街並みのある辺りはこんな感じで誰もいませんでした。田舎は、夜が早いとはいえ、、、(笑)


食後にどうしてもコーヒーが飲みたくなって入った小さなお店。思いがけずエスプレッソを飲むことができました。お店のマスターはとても素敵な雰囲気の方で、イタリア人のアンドレアに、僕のエスプレッソはイタリア人にはどうですか?と。聞かれたアンドレアは、最初は戸惑っていましたが、正直な感想を述べた後、幾つかの助言も。さいごは男二人で、エスプレッソについて熱く語ってはりました(笑)


そうして夜も更け、少し肌寒くはありましたが、この日もホッコリ暖かな気持ちでホテルへもどったのでした。


《つづく》





... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

L'audizione

オーディション


旅のお話の途中ですが、今日と明日はトスカーナに来ています。プッチーニフェスティバルのオーケストラのオーディションの伴奏のためです。




復活祭の2日ほど前に突然の依頼。時間がないから、まず自分で譜面は探さなきゃならなかった。今朝早くミラノを出て会場に着いたと思ったら、すぐにオーディションが始まった(開始時間が、事前に聞いてた時間より一時間も早かった!)。明日の伴奏譜はここに着いてからもらった(一体いつさらえというのか?)。いつもの様に色々あります(笑)でも、そんなこととは違う興味深いことがあってこれを書いています。


この団体のオーディションがそうなのかなぁ。先日の声楽のオーディションの時にも思ったのですが、日本のオーディションとは随分雰囲気が違います。オーディションの緊張感はあるのですが、審査員の空気がなんだか暖かいし、受験者もオーディションに向かう硬さがあるとは言え、随分柔らかいのです。服装も特別ではなく、よそ行きじゃない子も多いです。出来る限り普段の彼らであろうとしているなかで音楽を演奏している。そういう子が多い気がします。


オケのソロパートの審査を聞いていた時のこと。審査員が時々演奏に指示も出していました。『途中の高音を吹く時は、エネルギーをためて爆発させるように、もっと勢い良く吹けるか?』とか、『それは、ファンファーレだろ?もっとテンポアップするんだ』とか。どちらかというと、仲間からの助言のように私には聞こえました。

時には音やリズムを間違って演奏する子達もいます。それを指摘された側は、『すみません!』とは言いません。(そうだなぁ。確かにこの場面でのすみませんって、日本だと当たり前だけど、ちょっと不思議か、、、)と、私が改めてびっくりしたり。


ここも先生と生徒の関係はあるのです。とてもフレンドリーに見えます。でも、リスペクトも見えるのです。馴れ馴れしいのでは決してないのです。上手く言えませんが、この辺りのことが演奏に大きく影響してくるのじゃないかな?と思います。いつか、このことについて、もう少し突っ込んで書いてみたいとおもいます。


兎に角。
電車の中でも、時々、全く知らない人と会話が始まってしまうこの国。大人がそうだから、それを見て育った子供も若いうちから、自分達も大人と話すことを覚える。これって、日本にも昔はあったんじゃないのかな?


さて。
明日のオーディションも無事にすむように、楽譜を眺めます(弾きたくても楽器もないので、、、笑)

では、また!

... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月21日

Lunedì dell'Angelo (Menù gita-casa 7)

天使の月曜日 (メニュー ジータカーザ7) 


 イタリアは、復活祭の翌日の月曜日も祝日です。 (多分、復活祭がある国は、みんなそうじゃないの?ってアンドレアは言ってました。ホントですかね?) 我が家の旦那さまもお休み。なので、またお昼ご飯の写真の投稿を(笑)



今日は、魚介類のズッパ(スープ)


、、、というか、、、魚のトマト煮込みという方が似合っているような(笑) 
お魚の味はとてもよかったんですが、私の捌き方が上手くなかったです。魚の身が崩れて、ソースの中に骨が散らばってしまいました。 それに、どうも味が定まりませぬ。このズッパは、まだまだ研鑽を積まねばいけませんな。

でも、今日も美味しくいただきました。ありがとうございます。



... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年4月20日

Il racconto del viaggio primaverile (2)

春の旅の話 (2)


いつだったか、白川郷の冬の写真を二人で見たことがあり、どうしても一度はそこを訪れたいと言っていたアンドレア。

なんとなくですが、石川県もいいかな?と思っていた私。その辺りから、この旅の計画は出発しました。


そのうちに、札幌、高山、由布院、富士山と、話は思いっきり広がってしまい、一時は収集が全くつかない状態に(笑)しかし結局欲張りな我々は、札幌だけは諦め、他は全て回ろうと決めました。きっと帰ったら熱を出すだろうと思いながら、、、(笑)


いざ出発!
最初に向かう先は、岐阜県高山です。


この駅は、実家からの最寄り駅です。小さいけれど味のある駅です。写真には写っていませんが、桜の木もあり、季節の花も植わっていました。電車の揺れ心地もなかなかです。何回も来た事はありますが、流石に写真は始めてでした(笑)
でも、今回は旅の記録に!



電車で高山まで三時間半ほど。接続も良く順調な旅でした。まだ桜には早すぎましたが、古い街並みが残る落ち着いた街、高山。ヨーロッパとは全く違う日本の建築物の美しさを楽しみました。








幾つかの造り酒屋の玄関には、この酒林(さかばやし)が飾られていました。杉玉とも言うそうです。元々は、酒蔵の軒下に吊るして、良いお酒ができるようにと願ったのだそうです。今は、玄関の軒下に吊るし、新酒ができたことを知らせるのだそうです。杉玉の色が変わっていくのを見ることで、お酒の熟成度を図ることも想像できるのだとか。兎に角、形が美しかったです。

そうそう、こんな子もいました(笑)


無駄のない美しさと落ち着いた色調。もう十日ほど後に訪れていれば、ちょうど高山祭りも見れたようです。十数台の山車が街を練り歩くとか。中には、仕掛けのある人形のある山車もあるらしいです。春だけではなく、秋にもお祭りがあるとか。こんどは訪れることがあれば、是非、その時期に!


そして翌日は、白川郷へ向かいました。
 《つづく》



... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね!