2016年6月28日

Denuncia

届け出


例年の様に、今日からプッチーニ・フェスティバルの仕事が始まりました。
写真は、毎年お世話になっているシニョーラのお宅の『私の部屋』(笑)です。さぁ!夏がやってきました。


そして、今朝は初めてイタリアの警察に紛失届けを出しに行きました(涙)昨日、ミラノからここへ来るまでの電車の中で財布をなくしました。落としたか、盗まれたかのどちらか。どちらも考えられる状況でした。


今朝、財布を仕事用の手提げに入れ替えようとして、財布がハンドバックにない事に気づきました。吃驚して部屋のあちこちを探しましたがありません。うーんと思い出すと、電車の中で検札の時に、財布に触ったのが最後の記憶。


チケットを探すために、財布を一旦外に出しましたが、バックの中に戻した記憶はあるのです。でも、その後は財布を見た記憶も触った記憶もない。だから、てっきり財布はカバンの中にあるものと信じていたのです。イタリアの電車の中でも寝てしまう私。昨日もそうでした。もしかしたら、その時にカバンに触られたか?いや〜、でも隣にいた人、そんなことしそうな人じゃなかったよなぁ。頭の中をすごい速さで色んな考えがグルグル回ります。



しかし!
『パニクってる場合じゃない!』と、シニョーラに事情を話し、どうしたらいいかを聞いて、すぐに鉄道警察へ電話。終着駅に電話で尋ねてみるも、該当する財布は届いておらず。取り敢えず届け出をする方が良いと言われて、今度は最寄りの鉄道警察へ。警察の皆さんもとても親切だったので、思ったよりすんなりと届け出を提出できました。


現金はさほど入っていなかったのですが、クレジットカード、免許証等が入っていたので、止めるべきカードはすぐに止めるように言われ、家に帰って電話、電話、電話、電話。いつも思うのだけど、切羽詰まるとイタリア語だって、脳みそから絞り出されてくるのよね。普段の緩いイタリア語生活をそこで反省(笑)


なんとか、どのカードも止めることと再発行の手続きが終わりホッとしていると、シニョーラの『お昼ごはんよ〜』の声が。食卓に着いて食べ始めて、『どう?気持ちは落ち着いた?』とひと言。ありがたいですね(涙)いつものように美味しいお昼だったので、勿論しっかり完食。


最悪、仕事に数日穴をあけてでも、ミラノに帰るべきかと考えていましたが、取り敢えず紛失届けの書類コピーも手元にあるし、身分の証明を求められた時もなんとかなると判断。来週のお休みまで、シニョーラに生活費をお借りして、このままトッレで仕事を続けることにしました。


私の不注意と、普段からカバンの中の整理ができてないが故のこの紛失。痛い経験でしたが、幸いカードの悪用もなかったようですし、ここらで一度、気を引き締めなさいという神様からのメッセージだと思いよい教訓にしましょう。


お財布もカードも持たない生活。
思いの外、新鮮です、、、。


ではまた!(^o^)/




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2016年6月26日

Menù gita-casa 45

☀︎☀︎☀︎ → ☁︎⚡︎☔️⚡︎🌀⚡︎☔️⚡︎
メニュー・ジータカーザ  45


ホタテのオーブン焼き。
いつものようにざっくりレシピ。

① 玉ねぎとニンニクをみじん切りにして、たっぷり目のオリーブ油でじっくり炒める。ある程度まで炒めたら、白ワインと塩・胡椒を加えて煮詰める。

② ホタテの貝柱は、綺麗に洗って食べやすいサイズに切っておく。

③ 切った帆立を貝殻に入れて、レモン汁を絞る。その上に②の玉ねぎを乗せてパン粉を振り掛ける。②のフライパンに残った油もその上からかける。

④ あらかじめ220度に熱したオーブンで約10分焼く。オーブンから出したら、パセリのみじん切りを乗せて出来上がり。

パン粉を乗せていますが、レモン汁のお陰でパサパサにならずとてもジューシー。意外に簡単ですし、お客様をお招きするときの前菜にするのも良いなと思いながらいただきました。


本日のメニューは、
・帆立のオーブン焼き
・鯛の丸ごとフライパン蒸し焼き
・ズッキーニ、人参、ミニトマトの切っただけサラダ
・サクランボ
・冷やして食べるフルーツ入りゼリー。(日本から持って帰ってきたものです)

食べ過ぎてないはずなのに、なぜお腹がこんなにも膨れているのか謎(笑)

ではまた!(^o^)/

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2016年6月22日

L'anno del mais

☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ あっつ〜!
トウモロコシの年


初夏になって麦の収穫が終わったら、何だかどの畑も今年はトウモロコシ(笑)普段は、大豆だったりジャガイモだったり、色々植わっている感じがするのだけど、今年はご近所どこもかしこも断然トウモロコシ(笑)


このトウモロコシ、その収穫は秋も随分後になってからなんです。美味しそうなトウモロコシが見えている頃には収穫されないのです。実が干からびカチンコチンになった頃、大きなトラクターの様な収穫機がやってきて、粒々だけにしてトラックに積んでどこかに運んでいくのです。細かく砕いてポレンタにするのか、ポップコーンになるのか、はたまた家畜の飼料か、彼らの行く末は謎です(笑)


昨日辺りから、突然夏になりました。
写真のトウモロコシからも夏の日差しを感じていただけるかと思います。カラッとはしていますが、日差しも強いし、気温もかなり高いです。やっと日本で作ったきたサングラスもかけられる!


家事も仕事の準備もあるんだけど、気分は何だかすっかり夏休みですな。
海に行きた〜い!


ではまた!(^o^)/
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2016年6月20日

La città di Donizetti

☁︎|☂️ → ☁︎|☀︎ 肌寒〜い
ドニゼッティの町


ぐずついたお天気が続いている北イタリア。昨日も、雨が降ったり止んだりのはっきりしないお天気。しかもなんだか肌寒いし。


昨日はアンドレアもおやすみだったので、朝もゆっくり起きてゆるゆると過ごしていました。お天気が良ければ昼から、バイクで湖まで飛ばそうと話していましたがそうもいかず。かと言ってお家でだらだらも嫌で、結局、なんやかんやの末ベルガモへ。


ベルガモと言えば、ガエタノ・ドニゼッティが生まれた町。町が上と下の2つに分かれていて、どちらも違う雰囲気で楽しみも倍の町です。最初の写真は、『下の町』にあるドニゼッティ歌劇場の横にあるモニュメントです。ちなみに劇場の写真はこれ。


随分昔ですが、この劇場にはお仕事で数回来たことがあります。その時はアンドレアも同じプロダクションで働いていました。『こんなことあったん覚えてる?』とか言いながら散歩するのは、なんだかデートしてるみたいで(笑)ちょっと楽しかったです。そんなこんなしながらも、やっぱり雨は降ったり止んだり。『上の町』がまで上がるかどうするか迷いましたが、どうしても立ち寄りたいレストランがあったので決行。食べ物の力は大きい(笑)


『上の町』へ行くのにはフニコラーレ(日本語で登山電車って言うのでしたっけ?)に乗りました。こんな風に上にどんどん上がっていきます。

2〜3分で『上の町』まで到着。
そしてアペリティーヴォのために、偶然入ったお店にもドニゼッティの名前が(笑)

『上の町』は、古い建物がたくさん残っていて、車も入ってこれないような細い通りがたくさんあります。普段見かけたことのないポレンタのお菓子を売っているお店があったり、こんなショーウインドウのお店もありました。被り物屋さんではありません(実は、私はそう思っていたのだけど、、、笑)商品は動物の頭に乗っている花冠たち。カチューシャ屋さんでした。この写真ではよく分かりませんが、下の方に写っているカラフルな棚がカチューシャ達です。ユニークですよね。


思わぬ贈り物を神様から頂いたのはこの教会。サンタ・マリア・マッジョーレ教会です。



外観は色々な年代の造りがどんどん付け足されている建物です。実際にも、1187年に起工されたと言われていますが、様々な事情で完成には何百年もの年月がかかっています。しかも祭壇の正面には扉がなく、横から入ります。

素晴らしかったのは教会の内装です。建物自体の様式はロマネスク様式ですが、内装は、非常に豪華なバロック様式です。思いがけない素晴らしい展開に、2人で顔を見合わせました。



そしてモザイク画や絵画ではなく、壁にはたくさんの織物がかかっていました。当時フィレンツェで織られて運ばれてきたものだそうです。

懺悔の時に使われる小部屋というのかしら?それもこんなに手の込んだ彫刻のものは初めて見たように思います。この後ろの絵も織物です。


思わぬ美術鑑賞に2人で満足して、目指すレストランへ。私は、casoncelli (カゾンチェッリ)と呼ばれるベルガモのラヴィオリをいただきました。バターとサルビア、ベーコンのソースで和えてありました。なかなかの重量感。堪能しました。

夜になって(写真はまだ明るいですが、これが夜の21時半ころに撮ったものです(^_^))、先ほどの教会横の広場ではコンサートが始まっていました。モーツァルトで始まり、もちろんドニゼッティも!私達が耳にしたのはドン・パスクワーレの序曲でした。ドニゼッティの音楽をBGMに、食後の散策を続けます。

そして、ありました!
ドニゼッティ通りとドニゼッティの家です。






1848年4月8日にここで亡くなったと書かれています。ドニゼッティの家も見つけられたし、目標を達成したので山を下ることにしました。今度はフニコラーレを使いません。



下までずっと続くこんな階段をてくてく降りて行きました。ようやく辺りも暗くなって、1日の終わりを感じながら帰路に着いたのでした。


では、また!(^o^)/








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2016年6月17日

Menù gita-casa 44

☀︎ ☀︎   そして爽やか
メニュー・ジータカーザ 44



家に帰ったら、お魚にしようと決めてました(笑)なので、一昨日スーパーで見かけたラッテリーニという魚を南蛮漬けにしました。ワカサギの様な色で、それよりもう少し小さいめの小魚です。

ざっくりのレシピ。

・マリネ液を合わせておく
(割合はこんな感じです)
         ワイン ヴィネガー    大さじ6
         醤油       大さじ2
          酒          大さじ2
         砂糖       大さじ1
     赤唐辛子    1本    種を取って輪切り

・玉ねぎと人参は薄くスライス、マリネ液に漬けておく。
  
・魚は綺麗に洗って水気をキッチンペーパーでとって、小麦粉を薄くはたく。
・少し低い目の油でじっくり揚げておいて、一旦取り出す。油の温度を180度くらいまで上げて2度揚げ。これで頭も骨もカリカリに揚がるようにする。

・揚げたての魚を、野菜入りのマリネ液にすぐ浸す。ジュッ!と音がするくらい熱々の魚を入れるのがコツかと。

粗熱をとって冷蔵庫で一晩冷やし、盛り付けてからパセリのみじん切りを散らして出来上がり。唐辛子がほんのりいい感じに効いていて、夏らしい一品になりました。


後は我が家の定番。
バッカラ・マンテカートとインゲンのアンチョビ炒め。


バッカラ・マンテカートは、薄く切って焼いたパンに乗せていただきました。


デザートはトルタ。
アーモンドクリームを乗せて焼いたトルタにティラミスと同じクリーム。冷やしてから、サクランボのトッピング。
でもクリームの味にサクランボの味が負けてたなぁ、、、。これは、苺の方が良かったかも。


えー、、、美味しかったけど、明らかに食べ過ぎ?(笑)
いいえ!お留守番が続いていた(そして実は、再来週からまたお留守番が再開する、、、)アンドレア労わり週間なんでよしとしましょう。
それでは、また!(^o^)/



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2016年6月15日

Poi...

その後、、、。






この間の続き。
なんとか稽古の開始時間前に劇場着。
でもなんだか静か、、、。誰の声も聞こえてこない。今日は、2クラスのレッスンがあって1組はもう始まっているはずなのに、、、。


淡いけどなんだかいや〜な予感を抱えて事務局へ。そこには、アカデミーの担当ではない女の子が1人。


私『おはよう!今日のレッスン、何処に行けば良いのかな?』
彼女『おはよう!カレンダー見るわ、、、ちょっと待ってよー、、、あれ?どっちのクラスもキャンセル?、、、いやいや!そんなはずないわよね、、、』
あちこち書類を見てくれる彼女。



彼女『うーむ、分からないわ、、、。担当に確認するわ』
私『うん。そうして頂戴』
     (はぁー。スーパー早起きで、最後タクシーに乗ってまで来る必要なかった雰囲気やなぁ)


.......


.......


大当り......(涙)
......ため息。






数年前までならここで

『あんたらぁ〜〜!』

と、頑張って怒りをぶちまけていたのだけど(笑)、今やもう、ここでこの手のことで腹をたてるのは止めました。怒ったり、訴えたりしても、心から謝ってくれるわけでもなく、責任は誰も持たず、私だけが疲れることを学習したから。


『そちらの手違いだから、今日のギャラは支払ってね』


それだけ告げて事務所を後に。思わぬ休暇をもらったと思って、いつものマンマのお宅にさっさと向かう。歩きながらアンドレアに電話。たった今起こった出来事のムカムカを受け止めてもらい、ちょっとスッキリしてマンマの家に到着。マンマお手製のトマトソースのパスタを頂いて、機嫌をよくしてスーパー早起きの寝不足を取り戻すべくお昼寝。そこから目覚めてスーパーへお買い物。豚の肩肉を焼いて、アスパラと茄子を付け合わせにして、ワインも頂きながら夕ご飯。そして早起きの疲れもあって爆睡(笑)



その翌日と今日のフィオレンツァ・チェドリンスのレッスンは、前の日の出来事をすっかり忘れさせてくれるほど素晴らしかった。彼女が今まで勉強してきた、歌うためのテクニックの全てを惜しみなく見せて、聞かせて、教えてくれました。


歌手への指摘は非常に厳しい。しかし、それを修正するためのテクニックの説明に曖昧さが一切ないので、どんどん歌手の声が変わっていきます。
勉強し続けることの大切さ、それを実行している彼女に頭が下がります。素晴らしい経験でした。


予定よりも数日早く(これも今日たまたま確認したから分かったのだけれど、、、笑)、今日でアカデミーのお仕事は一旦終わったので、アンドレアの元に帰りまーす。


今日の写真も、帰りの電車の車中からです。Levanto を過ぎた辺り。19時過ぎのイタリアの海です。まだ陽が高いでしょ。
ではまた!(^o^)/












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2016年6月13日

Uffaaaaa!

☀︎ ☀︎ ☀︎
もうーーーー!



訳ありでスーパー早起きの今日は、ボローニャからトッレへ。


いやー、やられましたぁ(笑)
ボローニャからフィレンツェに出て、そこからトッレの方向に乗り換えるつもりで切符を事前にネットで『安く』購入。準備万端出かけたのですが、、、。


最初の電車は、freccia rossa (フレッチャロッサ)と呼ばれる特急。到着が遅れた上にさらに延着。20分ほど遅れてフィレンツェに到着。乗り継ぎには間に合わず、安く買った乗り換えのチケットは払い戻しができず破棄。フィレンツェまでに、次の接続をみていたので、新しく倍ほどする値段のチケットを券売機で再購入。どうやらピサで乗り換えねばならぬ模様。よく知っている駅だし、それ自体問題なし。


ところが、画面を進むうちに、券売機に、『乗り換えの電車は30分遅れてる』の表示。え?っと思ったけれど、それしかトッレに近づける方法がなく、例え30分遅れても仕事に間に合うと瞬間で判断。チケットを購入して、発車間際の電車に飛び乗る。


ピサには、時間通り到着。ホームの番号を確かめるために、チケット売り場近くへ。そして先の写真です(笑)
ね。一番上の行だけ時間の後ろに0:30と書いてありますよね。30分遅れのことです。しかもこの電車だけ!遅れてる。本当はもうぼちぼち、劇場に着いてるはずなんだけどなぁ。


ネットのお陰で、次の電車や、今電車がどこまで近づいてきているかは、日本と同じようにすぐに分かるのだけど、やっぱりここはイタリア(笑)


うん?
こんなことを駅のベンチでのんきに書いてたら、アラームみたいな音が鳴り始めたわ!あちこちの電気が消えました(笑)ここまでくると笑うしかない。時間までに劇場に着けるのかな?


祈りながら、今日の話はおしまい。
ではまた!(^o^)/




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2016年6月12日

Maria nel vento e un maestro

☀︎|☁︎
風の中のマリアとあるマエストロ


一旦ミラノに戻ってきました。
明日には、また電車の旅をせねばならないのですが、私を必要としてくれる人がいるところにエンヤコラ!です(笑)写真は、昨日、電車の中から見えていたジェノヴァ付近の海。本を読み終えて顔を上げたら海でした。そこでパチリ。



読み終えた本のタイトルが『風の中のマリア』。百田尚樹の一冊です。日本から帰国する際に、友人からお借りしました。意外な主人公と題材に最初からアンテナをキュッと掴まれた感じで、どんどん読み進めることができました。読むうちに全く知らなかった世界を見ていくこともできて、行きと帰りの車中はいつもより時間が経つのが早かったです。


そして、ここ数年、ろくに本を読んでいなかったことを再認識。本を読むための集中力がなかったここ数年。読み始めてもなかなか作品の中に入り込めずやめてしまった本が何冊もあります。この前の三島由紀夫は、たまたまだったのかな?と思っていましたが、そうでもなさそうです。気を良くした私が次に読もうと思っているのは、これまでの2冊と全く違うもので【世阿弥】のことを書かれた本です。急にハードルを上げすぎたか?(笑)


トッレでの最初の2日間の仕事も楽しめました。今回ご一緒したのは、バス歌手のロベルト・スカンディウッチ氏。素晴らしい声と確かなソルフェージュ力、そして豊かな表現。若い歌手達も同じことを思ったことでしょう。ずっと側にいて勉強していたいと思えるマエストロでした。また何処かで、ご一緒したいです。


私の経験からですが、優秀なマエストロ達の多くは、休憩をを取らずに働くのが平気な方が多いような気がします。今回もそうでした。途中で、イタリア式の時間の切れ目が曖昧な休憩や、長い昼ご飯休憩を取ると、集中力を取り戻すのが難しいですしね。私もその方がレッスン中の疲れ方が少ない気がします。(終わって家に帰ってホッとすると、反動で一気に疲れがやってきますが、、、そのお陰でよく眠れます、、、笑)


今日は、トッレの2日間と違い、アンドレアとゆっくり過ごし、ご飯を作って食べることを存分に楽しみました。そして、楽しみすぎて写真を撮るのを忘れました。美味しい煮込みハンバーグだったのに、、、(涙)


明日は、訳あってスーパー早起きです。そしてトッレに戻ります。
それでは、また!(^o^)/









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2016年6月9日

I giorni dei viaggi

☀︎|☁︎    蒸しあつ〜い
旅の日々




さて、ここは何処でしょう?
この間、日本から帰ってきたばかりですが、いつもの様に、夏のフェスティバルとそのアカデミーでのお仕事のためにミラノとトッレの間を旅する日々が始まります。


そう言えば。
日本とイタリアを行ったり来たりして仕事をする事を夢見ていた頃があった。イタリア国内でも、あちこちで仕事をすることができれば良いななんて思っていた事も。そう思うと、体力的な旅のしんどさは年々増えているし、イタリアの電車事情に文句を言う事も多々あるけれど(笑)、夢はちゃんと叶っているのか、、、と、改めて思う瞬間が、今日家を出るときに突然やってきました。


文句を言いだすと、連鎖反応で悪い事ばっかり強く感じてしまうけれど、そんな事は決してないのだなと反省、反省。今日もこれから4時間の電車の旅ですが、着いた先には私を笑顔で待ってくれている人たちと、スペシャルな晩ご飯が!(笑)感謝しよう。本当にありがたいことです。


さて。
写真はミラノ駅の中からのものです。駅の中に入るのに、チケットのチェックが昨年から始まり、ホーム近辺をうろつく怪しげな人々が減った様に感じます。バカンスでしょうか、既に大きなトランクを2つ引っ張っている人も見かけます。今年も夏がやってきているのだなぁ。


私もお水とお菓子も買って長旅の準備は完了。この間、日本から持って帰ってきた本をゆっくり読もうと思います。


ではまた!(^o^)/










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2016年6月7日

Menù gita-casa 43

☀︎  ちょっと蒸し暑い
メニュー   ジータカーザ 43



パスタフレッダ。
大きめのボールにざく切りトマト、モッツァレッラとバジリコを手でちぎったものを入れ、オリーブオイルと塩・胡椒で味付けして軽く混ぜます。
ここに湯がきたてのパスタを混ぜ合わせるだけ。


最初にこのパスタを作って食べさせてくれたのはアンドレアでした。かれこれ6〜7年前。結婚する前のことです。こんなに簡単なのにとても美味しいし、ソースに火を使わない事にそもそも驚いたなぁ。


毎年夏にお世話になるトッレのママのお宅では、上記の材料以外に、生のニンニクのみじん切りと別の香草が入っています。それぞれのお宅でマンマの味があるのでしょうね。


夏もそこまできている模様です。
ではまた!(^o^)/
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2016年6月5日

Sono tornata!

帰ってきました!



イタリアに戻りました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。


6月になってからは、仕事の締めくくりにあたる稽古に向かって楽しめたし、時間があればお土産を買いにあちこち散策もしました。ですのである意味、充実の数日間でした(笑)義理のお土産を買うことはまずないので、お土産やプレゼントを探すのは、その人の事を考える時間にもなり楽しかったしね。


今回の滞在の後半、札幌に向かう直前にふらりと空港の本屋に入り、三島由紀夫の本を一冊購入。イタリアに帰国するまでに読み終えました。タイトルは『命売ります』。物騒なタイトルですが、テレビの『世にも奇妙な物語』みたいな展開の話で、三島由紀夫の作品にしては、非常に読みやすい作品でした。帰国前日に、百田尚樹の小説を貸してもらったので、早速飛行機の中で読み始めました。なかなか面白そう。楽しみです。


今月は、ブログの更新は緩めますが、代わりに本を読もうと決めました。イタリアの家に、積ん読状態の日本の本が『何冊も!』あるので、この夏の間に全部読み終えてしまおうと思っています。そんなきっかけをもらった今回の滞在でした。


そして。
帰国して最初の写真はコモ湖。
今日は流石にご飯を作る気にはなれず(笑)、アンドレアと一緒に車でビューンとコモのピザ屋さんに行った帰り、腹ごなしの散歩を兼ねて少しだけコモ湖の端を歩いていた時に見かけた風景です。


結婚式の披露宴の会場と思われますが、そこで友人達らしき若者が、気球の原理で、大きめの紙袋を下から火で温めて飛ばしていたのです。近くに寄ってみるとこんな感じ。


夜の闇に包まれる直前の湖の上を、いくつもの提灯がふわりふわりと飛んでいく様は、ミステリアスでなんとも美しく、又、こんな事を当人達も散歩する人々も一緒になって楽しむ姿がなんともイタリアで、ほっこりと嬉しくなりました。


今は、夜中の3時半。
ばっちりと時差ボケで、ブログを書いているわけです。書き終えて、もう少しねてみるかな?(笑)
ではまた!(^o^)/














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