直訳すれば、こうなります。
イタリアでは、楽譜が読めて演奏できる人、照明、舞台等のキュー出しができる人は、全てマエストロと呼ばれます。ですからこの国では、私もマエストロなんです(笑)
今日は、ボエームの公演のための最終の稽古でした。本番と同じ状態でする最後の稽古は、ゲネプロと呼ばれています。
本番中に私が居る場所からは、舞台がこんな風に見えます。後ろに広がっているのがトッレ湖です。いい眺めでしょ(^_^)
日本でも数回、照明キューの仕事をしたことがありますが、本当にその作り方や私の存在位置が違います。だから、より舞台が自分のものの様に感じられます。
今回のボエームの公演は、イタリアのNHKと言える RAI 局が、放送のための録画に来ていることもあって、公開のゲネプロでした。各セクションの緊張度も高く、本番さながらの稽古になりました。
私がいた照明のブースも、かなり空気が張っていました。私にとっては、今日初めて見る舞台の部分もあるうえに、動き合わせの部分も何箇所か。本番が始まると、設定と違う照明が現れたりした事もいくつかあって、大きな声が飛び交い、最初の二幕はなかなかの緊張度でした。でも、この楽しさはなんでしょうね?キューを出しながら、ずっとそんな事を考えていました。照明の面白さも分かります。そう言えば、私とアンドレアもこの仕事を通じて知り合ったのだったなぁ。そんな事も思い出して、ちょっと懐かしく感じたりもしました。
これは、今日の稽古ではありませんが、前回のオケ付き舞台稽古の三幕です。
ゲネプロが終わってから、大好きな演出家にも挨拶に行きました。次回こそ!本番の日だけど、写真を一緒に撮ってもらおう(笑)
明日は、久しぶりのお休み。
もうひとつのバタフライの譜読みです。そして、久しぶりに自分でご飯を作ろう!そんなことを考えながら、これから眠りにつきまする。おやすみなさい。
では、また!(^_^)