2014年7月12日

Laiatico

ライアーティコ


昨日、お仕事で行ってきた場所の名前です。
ピサ市の中にある、人口1400人ほどの小さな町(村かな?)です。イタリア人歌手、アンドレア・ボチェッリの生まれた場所でもあります。


プッチーニ・フェスティバルとボチェッリはご縁が深く、今回も町のお祭りのゲストとして我々が招待されたのだと思います。いつもここでは、歌手の皆さんとのお仕事が多いのですが、今日は弦楽器4人の方々とご一緒の(やっぱり!)野外コンサートでした。


一昨日、なんだか一杯書き込みがしてある譜面を受け取り、昨日、本番当日に寸法もあやふやなまま、劇場での合わせ稽古に行きました(笑)ただでさえ、合わせの時間が少ししかないのに、ビオラ奏者は譜面を家に置き忘れて大幅に遅刻してくるし、みんな探り探りの演奏だし、本番どうなることかと心配していました。野外だったので、耳が慣れるまで最初こそギクシャクしていましたが、最後は、奏者も聴衆も楽しめたんじゃないかと思います。


ボチェッリの影響も大きいのでしょう。(そう言えば、私達が楽屋として使わせて頂いたお家も、彼の事務所だとか、、、)音楽だけでなく、町のあちこちにモニュメントがあったり、前衛オブジェがあったりで、文化活動もなかなか盛んなようです。


コンサートのあった場所は町の小さな広場で、町の人やお客様のためにブッフェも用意されていました。勿論、我々奏者もお相伴にあずかりました。
夜の広場で飲んで、食べて、演奏して、楽しんで、、、まさしくイタリア!


少し写真を。
コンサートのあった広場で、まず目に入ったのがこれ。機械の馬です。部品は車やバイクでしょうかね?馬の首の辺りにハンドルがあるのが見えます?それを回すと頭が上下左右に動いていました!

舞台の上にはこんなものも。
人間の手です。これも全て金属でできていました。コンサートの間は、私のすぐ後ろに、これが置いてありました。


手の右上にあるマリア様の絵は鐘の塔のある建物に投影されたもの。お昼間の姿と夜の姿。
それぞれに良さがありますが、素敵なアイディアでしょ!




そして、フェスタが終わってからも舞台の上では、ピアノを弾く人の姿が。
これは、プログラム外の出来事ですよ(笑)



私達は、帰路につくためにこの広場を後にしましたが、きっと夜が『更けきる』まで、人々は楽しんだのでしょうね。


では、また!(^_^)

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