2014年12月26日

La collezione del Natale

クリスマスのコレクション


、、、ということで、ここ数日で集めたクリスマスツリーの写真を!


トラディショナル

赤と白だけの飾り

とある靴屋さんで


食材屋さんで
(右下のは、シュトーレンのようでした)

お洋服屋さんで

骨董品屋さんで
(飾りの玉も古いもののようですが、モミの木の代わりの木材も古いものみたいでした)

そしてお気に入り。
こんなドレスの木も!


エピファニーアのお祭りまで、イタリアではもう少しクリスマスを楽しめます。

では、また!*\(^o^)/*





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2014年12月17日

Il ritorno in un attimo

☁︎ ☁︎ ☁︎
“一瞬” 帰国



父の三回忌のため、一週間だけ日本に帰国していました。年が明けたら、父に会えなくなってまる二年が過ぎることになります。本当に時が経つのは速いと感じます。上の写真は、行きの飛行機の窓からのもの。日本に着く数時間前、夜が明ける頃の景色です。そして帰りは、飛行機から再び富士山を見ることができました。それが、すぐ下の写真。


 
私の生まれ育った国の山。その完璧な美しさ。凛とそびえ、静かに佇むその姿の中に、暖かさ、大らかさ、優しさを感じさせてくれる御山。今年の春、アンドレアと一緒に山中湖から眺めてから、すっかり富士山の美しさに魅せられています。


写真ではどうしても全体が白く霞んでしまうため、白黒でも撮影してみました。この方が御山の形が分かりやすい様な気がします。どうでしょう?(^_^)


空から御山を眺めて、静かな気持ちになって、また帰ってくるからねと一人でニッコリ。十数分のスペクタクル。心洗われる景色でした。

慌ただしく過ぎた日々ではありましたが、いつも暖かく迎えてくれる親戚とも会えたし、大好きな母の用事を少しは手伝えたし、育ちゆく人達のレッスンもしたし、アンドレアが待つ和菓子も買えたし、何より私が日本のご飯も堪能できたしで満足の滞在。つまりは、父のお陰かな?(笑)
ありがとう、お父さん。

さて。
日本への後ろ髪を引かれつつ、既にイタリアです。
元気でね、お母さん。ただいま、アンドレア。あと数週間、2014年を楽しみます。


それでは、また!(^_^)




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2014年12月9日

Arriva il Natale 2

☁︎ /朝は霧
クリスマスがやってくる 2




12月7日は、ミラノの守護神Sant'Ambrogio のための祝日で、この日からクリスマスの飾り付けが一斉にお目見えします。数日前からドゥオーモの前にも、例年のように大きなツリーが登場し、明かりの試運転が行われていました。

あちこちのショーウインドウも、最初の写真の様に、飾り付けられていて、見て歩くだけでも嬉しくなります。最初の写真のお店は、モンテ・ナポレオーネ通りの Cova(コーヴァ)という古くからあるパスティッチェリア兼バール(ケーキやチョコレート、焼き菓子などが売られているお店)の出窓の飾り付けです。同じお店の別の窓は赤の飾り付け。これも可愛いでしょ。


モンテ・ナポレオーネ通りのあちこちで、こんな飾りが見られます。




そして、この間から始めた我が家のクリスマス飾りも完成。二度目ですが完成した写真を(^_^)結局、モミの木の飾りを2つの扉にして、飾りが重ねて見えるようにしてみました。



そして、おまけ。
バルコニーの明かりも点けて、自分の作品に満足して、プロセッコを美味しそうに一口飲む、照明担当だったアンドレア(笑)

私も乾杯に参加します!
では、また。

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2014年12月4日

Lago

☁︎ ☁︎ 



久しぶりにプッチーニ・フェスティバルで仕事をしてきました。冬のトッレ湖は少し淋しさもありますが、いつもの様に優しく私を迎えてくれました。


行きは路線のトラブルで5時間以上かかって到着。流石にちょっと疲れましたが音楽の力は凄い。着いて間もなくの仕事でしたが、オーディションに来られていた歌手の皆さんからのエネルギーのお陰もあって、ピアノを弾いている間に、旅の疲れも心地良いものに変化。翌日も、朝10時から16時までドキドキしながらも楽しみながら楽器に向かえました。


そして2日目は、たまたま私の誕生日でした。Facebook のお陰で、フェスティバルでも何人かの方が私の誕生日をご存知でした。朝は、オーディション会場に着くなり審査員の一人がハッピーバースデーの曲を弾いてくださってニッコリ。その後も、お昼ご飯でちょこっと乾杯もしていただいたりもしてとても嬉しかったです。


16時で仕事が終わったので、その日のうちにミラノへ。我が家に帰ってホッとして、誕生日の最後にアンドレアからもお祝いしてもらいました。ほっこり暖かいものに包まれた気分でした。皆さん、ありがとう(^_^)


今年はもう一度、プッチーニ・フェスティバルで仕事があります。多分、それが今年の〆の仕事かと思います。クリスマスの少し前の時期です。劇場の仲間が気持ち良く迎えてくれて仕事ができる場所。そんな場所が少しずつ増えて行くように願っています。


では、また!



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2014年12月2日

Arriva il Natale

☀︎ → ☁︎ →☂
クリスマスがやってくる  



12月になりました。
それで、クリスマスの飾り付けを始めました。色が変わるちっちゃな電球の灯りも部屋に吊るしました。それがうえの写真。これだけで、もうすっかりフェスタの気分です(笑)


毎年クリスマスが近づくと照明小道具が増える我が家。今年は初めて、ベランダに吊るす灯りも用意しました。結婚4年目に入ったところで、既に5つはあります。10年後には、一体幾つの灯りになっているのだろうか?(笑)

今年もツリーは置かないので、例年通り扉の上にちょこっと飾り。



いやぁ〜(^_^)いくつになっても、クリスマスの準備は楽しいです。


では、また!


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2014年11月30日

Menù gita-casa 17

☁︎ → ☂ 
メニュー・ジータカーザ17


夢の(笑)南フランスの小料理屋のメニューに、必ず載せようと決めた一品がこれ。
オックステール・シチュー。添えてあるのはポレンタ。


出来上がった料理を一口食べてビックリ!思いも掛けないほど、美味しかったのです。
そして、あるものを思い出しました。それはハインツのデミグラスソース!


日本では、ハインツのデミグラスソースがかなりお気に入りだった私。シチューやソースを作る時には、よく利用させてもらっていました。イタリアで暮らし始めた頃、スーパーであちこち探しても、ハインツ君に出会うことはなく、彼が恋しくて堪らないことが何度もありました。(最近では思い出すことすら無くなっていたかも、、、可哀想なハインツ君、、、笑)


日本で一人暮らしをしていた頃は、よく外食もしましたが、それでも基本的には、家でご飯を作って食べるのが好きでした。私にとって料理する事は、ある意味、頭を空っぽにできる時間でもあります。料理を始めると、手順とタイミングを考えながら、全ての五感を働かせてその事に集中します。ですから、抱えている仕事の事や頭を占領しているいろいろな事を一時的に頭から放すのだと思います。そして、部屋に充満する良い匂いで幸せな気分になり、できあがった物が美味しいとますます嬉しくなり、また翌日から頑張れる。そういう良い循環を作れているのだと思います。


その頃にも、時々オックステール・シチューを作りました。ところが、今回オックステール・シチューを作ろうと決めたとき、昔はどうやって作っていたのかを、どうしても思い出せなかったのです。とにかく美味しかった。煮込むのに長い時間はかかるが、そんなに手が込んでいたわけじゃない気がするのだが、、、。でも、いくら考えても思い出せませんでした。今回、ハインツ君の味を思い出して分かりました。香味野菜と肉類を炒めてワインを加えて煮詰めてから、水やらトマト缶を加え、その後ハインツ君のお世話になっていたのだ!と(笑)偉大なりハインツ君!BRAVISSIMO!


さて。
では、ハインツ君なしに、どうやってこの味に近づけたのか。意外なところに答えがありました。煮込みの最後に加えた少量のバターとココアを練ったもの。このココアの風味が、びっくりの変化をもたらしてくれました(レシピによっては、ココアとバターではなく、カカオ85%以上のチョコレートと書かれているものもありました。チョコもカカオとバターでできていますものね!)シチューの味がぐっと深まり奥行きがでました。


今回、私が利用したレシピは、イタリア料理シェフの落合務さんの本からです。
イタリア食堂『ラ・ベットラ』のシークレットレシピ
もう10年以上前に買った本ですが、ここに来てからもとても役にたっています。素材の味を大事にしたレシピが沢山あって、沢山のコツやヒントが記載されていて、プロでなくても本当に美味しいものが作れます。

いつかご紹介したいですが、この本の中にあるプリンのレシピ!
絶品中の絶品です。

では、また!(^^)



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2014年11月25日

Menù gita-casa 16

☁︎ ☁︎ ☁︎
メニュー・ジータカーザ 16


我が町の唯一の小さな八百屋。なかなか優れていて、卵、各種チーズ、缶詰、小麦粉、調味料、ワインとここで大概のものが揃ってしまう。そして最近、ここのリコッタチーズが、スーパーのものよりもずっと美味しいことを発見。
それで、この間の日曜日のお昼に作ったのがこちら。




リコッタチーズとほうれん草のラヴィオリ
結婚してまもなく、家庭で作る手打ちパスタに憧れて(それを作る素敵な奥さまの姿に憧れてかな)、一度だけ作った事があったのだけれど、出来上がったのは、生地が分厚過ぎの巨大で不気味な餃子の様な代物。味はそれなりでしたが、見た目が悪過ぎ見事に惨敗。


それ以来、手打ちパスタの事はきっぱり断念(素敵な奥さまの姿も、すっかり消滅)。
しか〜し!
この愛すべき八百屋の美味しいリコッタを見ながら、我が家で食べられるのを待っているホウレン草を思い出して、リベンジを決心!その数日前に台所を整理していて、ある物を発見した事も思い出し、消滅さていた素敵な奥さまの姿も薄っすら復活(笑)

そのある物とは、こちら。



これは、パスタの生地を切り分けるとき等に使うもので、ピッツァを切るときに使う物の小型版。


前回の敗因の一つは、生地の伸ばし方が全然足りなかったこと。もう一つは、パスタの生地を切り分けるのが包丁ではとても難しかったこと。きっぱり!とか言いつつ、諦めの悪い私は、あの大失敗の後、密かにこのルーラーを買っていたのです。(すっかりとそんな事は忘れていましたがね)



そして、出来上がったのがこちら。



いやぁ〜、それ用の道具を侮ってはいけないと分かりました。生地同士が引っ付く事もなく、思った通りの大きさに切れました。前回の包丁での苦労が嘘の様でした。生地を伸ばすのも、今回は頑張ってみました。いくらでも薄くなることが判明。そして、この状態で、冷凍保存できると分かったので、少し多めに作って保存。
今回は、味も形もかなり満足。次回はソースにサルビアの葉を忘れないようにせねば!


やればできる!嬉しいリベンジでした。
では、また。(^_^)


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2014年11月21日

Menù gita-casa 15

☁ 時々 ☀
メニュー・ジータカーザ  15





本日のお昼ご飯。
昨日の晩ご飯のミネストローネに、パキパキ折ったスパゲッティを入れて温め直して出来上がり。暖かくて、野菜たっぷりで、やさしい味の満足お一人様ランチ。


我が家の食卓にミネストローネが登場する頻度はかなり高い。夏でも冬でも、月に3〜4回は登場する。普段はなんだかんだ言いつつ、しっかり晩ご飯を作りたい私。そして、残さずしっかり食べる二人。だから胃腸の休息のためにも、ダイエットのためにも、ミネストローネは必須メニュー。


普段は冷凍食品の15分でできるミネストローネを使用する事がほとんど。でも昨日は町の八百屋さんで、前からかなり気になっていた、その場でちゃっちゃと様々な野菜を切って売られている、新鮮なミネストローネのバスケットを初めて購入。


ポロ葱、セロリ(葉っぱも含む)、人参、ズッキーニ、カボチャ、キャベツ、蕪の葉、それに何種類かの生の豆類も入っていました。ついでに、余っていたジャガイモやほうれん草なんかも入れて、固い物から順にゆっくり炒めて、水を加えて30分ほど煮込みました。もちろん味付けは塩だけ。食べる直前に、スプーン一杯のオリーブオイルと粉チーズ。時間は少しかかるけど、値段もそんなに変わらないし、何よりそれぞれの野菜の味がしっかり出ていて、嬉しい一皿になりました。


では、また!(^^)




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Radice

☀︎ ☀︎
根っこ




晴天が続いています。寒さもぐんと増してきています。


久しぶりに町にでました。
雨による出不精を断ち切るために、薬局と八百屋で用を済ませ、続けてしばらく散歩がてら町を歩きました。人口一万人ほどの小さな我が町ですが、歴史は古くお城があります。ふと顔を上げると、お城の塔が目に入ってきました。それがこの写真です。


そう言えば思い出したことが一つ。
ここに来て、最初の秋のある日曜日。忘れられない感覚を味わったことがあります。


冬も間近なある日曜日でした。お天気は曇りで、空気が冷たかったのを覚えています。たまたまアンドレアと通りかかった町の教会の前の広場で、昔の仕事を昔の衣装を身につけて再現するというイベントが行われていました。皆さん趣向をこらして、草木染め、食器作り、刃物研ぎ、靴作りなど、10件ほどのお店が円になって並んでいました。まだ、ここに越してきて間もない時期で、一人で町を歩くのにもドキドキしていた頃です。


衣装を身につけて雑談をしながら作業を続ける町の人々の姿を見て、私は釘を打たれたようなショックを受けたのです。私の根っこはここにないのに、ここに住んで生きて行くことを選んだのだ。ここは日本人とは文化も歴史も違う全く違う人々の集まりなのだと再認識したのです。


こんな根っこの国で、私は暮らしていけるのか?私の側には、アンドレアが居てくれたにも関わらず、まるで独りぼっちで、自分が知らない世界に放り込まれてしまった様な感覚を味わいました。根っこがないという不安でしょうかね。


今ですか?
正直なところは分からない。でも、日本人の私が、とにかくここで生きている。それだけは確かだから、ここで何か根っこのようなものが育ってきているのかもしれない。そうであって欲しいな。


そして、綺麗な夕焼けでした。
明日も良いお天気でありますように。


では、また(^_^)

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2014年11月19日

Il bonzo ha fatto una pernacchia

☀ ☀ ☀
ぼうさんがへをこいた


なんとも下品なタイトルですみません。口で言う分には私には馴染みがあって平気なフレーズですが、文字で書くのはかなり恥ずかしいと判明。途中で、一瞬、文字を打つのに躊躇しました(笑)『だるまさんがころんだ』の方が一般的な名前なんでしょうね。
関西では『だるまさん』より『ぼうさん』の方がよく使われす。自分が子供のころを思い出しても、『ぼうさんが、、、』のフレーズの方が、遊びの楽しさも倍増でしたね。


どうして急にこんな言葉を思い出したのか?
数日前のこと。もうぼちぼち寝ようかなぁ、、、と思って居間からごそごそ動き出したら、すでにベットでiPad を見ていたアンドレアが、ふっと顔を上げて私を見たのに気がついたんです。その瞬間に、それまでしていた動きを止めて私も彼を見据えました。無言の数秒。はい。この時に思い出したのです。
『あっ、これは、ぼうさんがへをこいたと同じ感覚だ!』と。


彼の目が再びiPadに戻ったのを確認して、再び動き始めた私。しかも、今度は抜き足さし足状態で、、、(笑)その突然の不思議な動きの気配に、またこちらを見るアンドレア。ええ、勿論その瞬間にピタっと止まりましたよ。動いてるのを指摘されたら駄目ですからね。再び、無言の数秒。


こうなると、『こいつ、、、なんかやってるな?』と察した彼が、私の遊びにつきあってくれます。わざと私から目を離しソロリと歩き始めた私を感じつつ、ある瞬間に再びこちらをチラリ!
もう一度、動きを止めましたよ。でも、先程と大きく違うのは、私の顔が不思議の国のアリスのチェシャ猫ほどニマニマしていたってところ。


そして。
『お宅、、、なにしてんの?』とアンドレア。
こういう時に100%我慢できない私。バランスを崩して一歩前に(笑)
『ぶっはっは!思い出したのよ、小さい頃の遊びを』と私。そして興奮しすぎて(こんな事で、、、笑)訳の分からないイタリア語で説明開始。何度かの言い直しの後、その遊びがどういうものか理解してくれた彼。
ですから、『ぼうさんがへをこいた』のイタリア語が今日のタイトルです。


どうやら同じような遊びが、イタリアにもあるそうです。
でも鬼のかけ声は『Uno, due, tre, stella! 』(1、2、3、お星様!)だそうです。
うーむ、、、、。全く、ひねりがないというか、何と言うか、、、。
これに関しては、関西の言葉のユーモアは、イタリアより勝ってますね!


という事で、今日はこの辺で。
うふふ。


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2014年11月16日

Mio padre

☀︎ → ☁︎
父のこと



洪水、土砂崩れ、川や湖の氾濫、、、北イタリアを多くの雨の被害が襲う。昨日は、ミラノも地下鉄が止まったようだし、道路が川のようになった場所もあったらしい。今日は、幸いにも天候は回復。しかし、一日中、テレビでは各地の被害を伝えるニュースが続く。この晴れ間も束の間らしい。明日はまた、愚図ついた天候に戻ると天気予報は伝える。


ふと気がつくと、もう外は真っ暗になっていた。時間はまだ夕方の5時過ぎなのに。兎に角、部屋の灯りを点けて、鎧戸を閉めようとバルコニーに出たら、まだ午後の明るさを残した空が見えた。雲の形が絵画のようで、思わず見とれてしまった。そして、部屋に戻って携帯を持ってきて写真を撮った。それが最初の写真。


流石に外の空気は冷たく、写真を撮ってそそくさと部屋の中に戻った。窓を閉めながら、やっぱり自分の目に映ってくるものが随分変わったなと思う。それは自然がまだ残っているこの場所のお陰であり、様々に変わる空の色や、ここへやってくる鳥の存在などを、私にもいつも知らせてくれるアンドレアのお陰。


そんな私自身の変化に最初に気がついたのは、父が亡くなって暫くたって実家に帰った時。実家から遠くに山脈が見える事や、近くの小さな川に結構な数の水鳥がいる事に気がついた。それまでも、その風景が見えていたはずだが、意識と共に目に入ってくる事はなかった様に思う。


毎日の散歩を欠かさなかった父。同じ風景の場所を歩く楽しみを彼は知っていたのだなぁと思う。遠くの山を見て、季節ごとに変わっていく通りの花々を眺めながら、彼は何を感じていたのだろう。そんな風に父の事をを思い出していたら、笑顔の彼が浮かんだ。思わず私も微笑んで、そして涙も流れた。暖かい涙。ありがとう。今なら、一緒に散歩をたのしめたかもしれないね。


雨の日々が遠ざかって行きますように。
では、また!(^_^)


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2014年11月15日

Menù gita-casa 14

☂ ☂ ☂ 
メニュー・ジータカーザ14


昨晩の夕食から。
骨つき鳥と栗とマッシュルーム煮込み。



母が栗のある時に作ってくれる、私の大好きな一品に、鳥と栗の和風煮込みがあります。最近、美味しい栗に出会ってから、どうしてもそんな味のものを食べたくて食べたくて!


しかし折角なら、こちらのやり方のレシピを、、、と調べたらやっぱりありました ♡ イタリアにも同じ組み合わせのお料理が(^_^)それで、昨晩はこれがメインになりました。


和風のレシピとの違いは、最初に鳥肉を炒める際に、ニンニクとローズマリーをひと枝入れることと、お出汁の代わりに白ワイン。味付けは、塩と胡椒のみ。煮込みの後半に入れるマッシュルームも味の幅が広がって良かったです。

デザートとしてではなく、メインのお料理の中に使われた栗。どうかな?と思いましたが、初めて食べたアンドレアにもなかなか好評でした。気に入ってくれたみたいです。良かった。


そして、本日のデザートはこちら。
林檎のトルタです。




以前に紹介したレシピとは、かなり分量を変えて作ってあります。こちらの方が甘さ控えめ、バターも控えめなので優しい味になりました。林檎とスポンジが重なる辺りはかなりしっとり。

やっぱり、バターは溶かさない方が良いような気がするなぁ。南フランスの小料理屋のためにも、もっと研鑽を積まねば(笑)


最後は、旦那さまのカフェで〆。
ご馳走さまでした。

では!




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