2013年6月29日

Ritorno a casa

 帰省


今日、明日と休みなので、一度我が家に帰ります。


ヴィアレッジョ、晴、しかし風強し。
帰れる嬉しさは表れていますが、ちょっと二重顎(笑)

車中、しばらくは貸切状態でした。気楽にのんびりできたのは、良かったですが、コンパートメント内の冷房が効きすぎてさっぶかった!



ミラノに着いて、アンドレアに電話。本番までちょっと空き時間あるし来たら?と誘われ、アペリティーヴォしにドゥオーモまで。


プロセッコで久々の再会に乾杯。半時間ほど喋って、彼は仕事場へ、私は我が家へ。



カドルナ駅前、ラベンダーが沢山咲いていました。ちょっと遅いんじゃないのかな?そう言えば、今年はジェルソミーナも遅かった様に思います。


只今、お家での晩ご飯も終わって、ソファで寛いでいます。やっぱり自宅は落ち着きますな。


では、また!(^_^)



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Riccio!

ハリネズミ!


お世話になっているママのお宅には、沢山の植物がある広いお庭があります。


今日は、お昼から電気の配線の修理や、無法地帯(笑)になっていた納屋の裏に片付けに、日本で言う『何でも屋さん』がきてはります。


庭の片隅にある納屋裏の片付けをしていたお兄さん、こんなものを見つけました。


何かわかります?


これ、ハリネズミです!


生まれて始めて見るハリネズミ。かなりの感動でした!それにしても大きいのですねー。それにもビックリです。
急に表に連れて来られて、怖がっているのでまるまっています。


お兄さんが地面に放してしばらくしたら、ハリネズミ君がそっと顔を出してくれました。

何とも愛らしいですよね。
これ以上、驚かせたくはなかったので、『ありがと(^_^)』と言って、私は家の中に入りました。


そう言えば、コモ近郊に住んでいた頃に、アンドレアが『ハリネズミをちょいちょい見かける』と話してくれましたが、私自身は住んでいた間に一度も見たことがなかったのでとても残念に思っていたのです。


いやぁ、ハリネズミ君のお陰でテンションが上がりました。今日は、夜がリゴレットのオケ練です。私の担当は、オケ中の『嵐』の要素いろいろ。上がったテンションのお陰で激しい嵐になるかも(笑)



そのお話は、また後日に。
では、また!(^_^)


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2013年6月23日

Un altro spettacolo

もう一つの舞台




これは、現在、稽古進行中のオペラ『外套』の舞台セットの一部です。舞台は、1910年代のセーヌ川に浮かぶ貨物船。その貨物船に暮らす老船長と若い妻、そしてそこで働く船員達やその家族が登場人物。


セットの後ろ見えているのは背景画ではなく、本物の昨夜の月です。野外の劇場ならではの光景です。雲の合間に見える月が何とも言えない雰囲気を出していますよね。


この時期は、真っ赤で大きな月が湖上に浮かぶ時もあります。もし、上手く写真にできたら、是非お見せしたいと思います。


今日で、このオペラのピアノ稽古は終わりです。スーパームーンと共にもう一晩、貨物船で繰り広げられるドラマを演奏してきます。


では、また!(^_^)


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2013年6月22日

Basta attendere perche' la via del mare si calma

待てば海路の日和あり



日本のことわざを、イタリア語に訳されたものを知るのが好きです。勿論、その逆もです。今日のタイトルは、Facebookの Giappone Mon Amour の記事の中から見つけました。
逆に、この文でイタリア語から日本語訳を考えると
『待てば良い、何故なら海への道は凪ぐのだから』、、、こんな感じですかね。


日本語訳を考えていて、ちょっと興味が湧いてきたので、和伊辞典でも『海路』という言葉を引いてみました。すると、同じことわざが別のイタリア語の文章で書かれてありました。

"Tutto arriva a chi sa aspettare" (待つことを知る者に、全てがやってくる)
"A sapere aspettare c'è tutto da guadagnare" (待つことを知ることに、得るべき全てがある)


このことわざの真意である『焦らずにじっくり待てば、やがて良い機会が巡ってくる』に近いイタリア語のことわざには、こんなのもありました。
"Campa cavallo che l'erba cresce"  (馬よ、生き延びよ、草は育つのだから)


たまには、こんな風に辞書を眺めるのも面白いです。
では、また(^_^)



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2013年6月20日

Il pranzo

お昼ご飯


今日も夏日です。
夏の一日だけしか咲かないサボテン種の花が昨日の夜から満開です。


明日の朝には、全て萎れてしまうんですよね。一年に一度、一日だけ。来年も出会えると嬉しいです。


さて。
イタリアに引っ越す前に大阪で知り合い、トッレ・デッラーゴでお仕事がある時には必ず会うお友達がいます。今日のお昼は、彼女と一緒にヴィアレッジョの町でランチしてきました。


今の時期、仕事の時間帯が変則的なので、なかなかお友達とのご飯も難しいのですが、たまたま時間が合ったので出かけました。


彼女お勧めのお店が今日に限ってお休みだったり、もう一つのお店の場所が分からなかったりしましたが、最後に偶然入ったお店が正解でした。


注文したのは、海の幸のパスタ。太い目のパスタに、しっかり充実の具材。美味しかったです。値段も、このパスタで9ユーロ。なかなかお得かと思います。


でも、こんなに美味しいパスタを出すお店なのに、最初から最後までお客様は私達のみ。海辺がすぐ側の通りなのになぁ、、、。こんなところでも、この国の不況の一面を見たように思いました。こんな状態で、このお店もやっていけてるのかな?


彼女との楽しいお喋りで、心のエネルギーもしっかり補給。夜の稽古も頑張れるでしょう。

では、また!(^_^)
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2013年6月19日

Una bella sorpresa!

思いがけない出来事!



今朝も早くから真夏の空が広がっているトッレ・デッラーゴです。




お庭の紫陽花も綺麗です。



そして今日は、私の仕事は夜の稽古だけです。
トッレ湖のほとりにある実際の劇場を使った野外での稽古です。日本では考えられませんが、稽古は夜20時から深夜0時までの4時間。昼間は、炎天下なので、そもそも野外での稽古は不可能。また、本番になって上演が開始されるのは21時15分からですから、歌手のための稽古としても本番の時間に近くて良いわけです。


日が長い今の時期は、20時からの稽古と言えども、まだまだお日様と一緒です。時間帯によっては、サングラスをかけてピアノを弾くこともあるくらいです。機会があれば、野外の稽古場の様子はまた改めてお話したいと思います。


とにかく今日は、久々にゆっくりの午前中を過ごし、マンマの美味しいお昼ご飯を食べ終えた頃に、一本の電話がかかってきました。携帯には見知らぬ番号が出ています。誰かな?と思いながら、電話を取ると日本語で話す女の人の声が。


なんと日本で何度か、仕事でご一緒したことのある歌手の方からの電話でした。彼女もイタリア人の旦那様を持ち、現在ボローニャで暮らしてらっしゃいます。今年のプッチーニフェスティバルのリゴレットのチームに彼女もいるそうです。そういえば、5月にここのオーケストラのオーディションの伴奏で来た時に、歌手のオーディションで日本人の女性が通ったと聞きましたが、まさかそれが彼女だったとは!


どうやら同僚のピアニストの宿泊先に彼女もいるようで、それで私が今年もここで働いていることを知ったのだそうです。近いうちに、劇場で会えそうです。何年ぶりかなぁ?4〜5年ぶりなのは確かだと思います。嬉しい再会になるのは間違いありません。


さて。
仕事に行く前に、昨日のマエストロ稽古の録音を聞いてテンポの再確認です。


では、また!(^_^)



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2013年6月17日

Il lago e la mia bicicletta

湖とマイビチ


すっかり夏です。
稽古場から見えている景色と通勤用のマイ自転車です(^_^)


プッチーニの家からも同じ湖が見えています。今、稽古中の『外套』にはTALPA(タルパ)とTINCA (ティンカ)という役があります。前者は、モグラという意味。そして後者は、昔この湖で良く釣れていた魚の名前だそうです。コイ科の魚で、普通に食べられていたものだとか。プッチーニも食べていたのでしょうね。

暫くは、朝から夕方までの稽古が続きます。毎日、新しく知ることが沢山あって楽しいです。


では、また!(^_^)

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2013年6月15日

Le parole

言葉


昨日から始まったプッチーニフェスティバルの稽古。
言葉が言葉に聞こえた時、音楽の説得力の増し方は半端ない。


カヴァッレリア・ルスティカーナの教会のシーンのコーラス。
コーラスの中で音楽の専門教育を受けた人は、彼らの半分もないだろう。
必ずしも美しい声ばかりじゃない。テンポも遅れたり走ったりする。
でも、言葉が言葉に聞こえ、彼らの生活の根っこにある教会の存在が聞こえる。


ローラの歌うあの少しのパートが、なんと印象的であることか。
そして、どの言葉も信じられないほどよく聞こえる。
声と音の存在はしっかりあるのに、それ以上に言葉が聞こえてくる。


歌は言葉だなぁと改めて思う。
そんな瞬間に触れる度に、その場に居られる幸せに感謝する。
今日も、朝から稽古です!



では、また!(^_^)



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2013年6月12日

È arrivato l'estate!

夏が来た!


今日からプッチーニフェスティバルのため、Torre del lago (トッレ デッラーゴ) です。今年もフェスティバルでは、以下の4本の公演が行われます。期間は7月10日頃から8月末までで、毎週末に幾つかの演目が演奏されることになります。


因みに演目は:
・外套/カヴァッレリア  ルスティカーナ
・トゥーランドット
・トスカ
・リゴレット
の4本です。

今日は、ミラノから移動して、夕方からのコーラス稽古に参加です。フェスティバルと共に、ようやく夏がやってきました。新しい出会いとお馴染みの仲間たち会えるを楽しみにして、夏を始めます。


アンドレアとはまた暫く別々です。今年はそういう年みたいです(笑)
行ってきまーーす。


では、また!(^_^)


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2013年6月8日

Pulcino dolce

甘いひよこ



↓ これです(笑)

 

一昨日、お友達のブログに面白いことが書いてありました。
バスに持ち込めるものに関しての規定です。犬、猫、ベビーカーなんかは分かるのですが、魚とひよこについても規定があるのだとか。確かに写真で写っているATMの規定事項には、そのことが書かれてあります。


魚やひよこは、2羽(匹)まで持ち込み可能。但し; 
a) 入れ物の大きさは、普通の袋か靴箱サイズ程の大きさの箱程度であること。
b) 入れ物に鋭い角があったりして乗客に危険を与える物ではないこと。
c) 不衛生だったり、悪臭を発しないものであること。
そして、車両や乗客に損害を与えた場合は、動物の持ち主が賠償の責任を負うこと。



 あまりに不思議な規定だったので、翌日、アンドレアにATMの規定にこんなんあるらしいよと、彼女のブログを見せながら話しました。するとアンドレア。あははと笑った後、
『昔の規定が残ったままなんやな。昔はひよこを売ってたからな。そういう人のための規定やな』と言うんです。


『売ってた?』
『そう。ヒヨコの行商。考えてみ?1人2羽までに決めとかないと、大きな箱に40羽も50羽も持った奴が10人も乗ったら、バスの中はすごいことになるで』
漫画的想像力炸裂の私の頭の中は、もうすでにピヨピヨと鳴き続けるヒヨコが一杯のバスが浮かんでしまい、楽しすぎて笑いが止まりません。


大笑いの私を眺めながら、彼はもう一言。
『魚もしかり』
すぐに、ひよこと同じ状況の魚バスが浮かび『あぁ、なるほど。そりゃ、ひよこでもそうだろうけど、臭いのはダメって規定もわかるし、箱のサイズが靴の箱のサイズまでってのもわかるねぇ』と、妙に納得(笑)


そこでふっと浮かんだのが、写真の甘いひよこ(笑)
『じゃ、今でもこの規定があるって事は、ひよこ饅頭の持ち込みは、箱にいれて二つまでってことかな』
ひよこ饅頭は、アンドレアもお気に入り。但し、ひよこの『ひ』の発音は、イタリア人の彼には難しいらしく、我が家では、ひよこのイタリア語『pulcino(プルチーノ)』が、甘いひよこの公式名(笑)になっています。なので、すぐにその冗談がわかったみたいです(笑)
『あはは。かもなぁ、、、あはは』、、、とにかく平和ですな、我が家。



では、また!(^^)
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2013年6月6日

Il sogno drammatico con l'azione!

ドラマチックでアクション付きの夢



私の夢ではありません。
ここ数日、アンドレアが見ているらしい夢のことです。


私は、幼い頃より寝言がかなり激しいらしいです。じっさいに、自分が叫んだ声で目覚めたこともしばしば(笑)きっと、今でも時々、寝ながら喋っていると思うのですが、アンドレアは聞いたことがないと言います。、、、というか、そのくらいグッスリ寝てはるみたいです。


そして、彼も時々、寝ながらなんか喋ってはります。私は、何度か聞いたことがあります(笑)
でも、大抵は何を話しているかは分かりません。一度だけ、中身は分からないけど、怒ってるなぁ、、、という口調の日がありました。翌朝確かめると、やっぱりそうでした(笑)


しかし、この間は違いました。それは、はっきり話だしたんです。
『Fuo,,,, fuori,,,,. vai fuori, ,,, i ,, Vai fuori! VAI FUORIIIIIII,,,Vai  fuo,,,』
(で、、出て、、出て行け、、、出て行け! 出て行けーーーー!出てい、、)
その声のクレッシェンドがあまりに凄かったのと、どう考えてもあんまり良さげな夢じゃないなと思い、ちょいと肩を触ったらビクッとした後、夢の世界から戻って来はりました。


そして、凄く穏やかな声で『Tutto bene (大丈夫やから)』って。
その声が、あまりに寝言と違いすぎて笑えてきました。『嫌な夢見たん?』『まぁな』『もう一回眠れそう?水を持ってこよか?』『いいや、大丈夫』
まだ興奮が残っている感じはしましたが、彼が目を閉じたので、私も再び眠りにつきました。(それにしても、誰を追い出したかったんだろ?、、、もしかして、私?、、、)とかも思いながら(笑)



その二日後の一昨日。また深夜。



何か激しく叩いて物が落ちたような音と、横で激しく暴れているアンドレアに吃驚して声をあげたら、彼も声をあげて目を覚ましはりました。
『また、何か悪い夢見たん?』
『あぁ、捕虜になった夢やった』
『捕虜?』
『第二次世界大戦中で、ドイツ軍の捕虜になってた。ところが不思議なことに、隣でドイツの将校が寝てたので、そいつの銃を奪って逃げようと思って、そいつに一撃を加えたとこで、あんたに起こされた』
私も大概、信じられない夢を見る方ですが、それにしてもドラマチック過ぎ、、、。またまた笑えてきました。笑いの止まらない私と、興奮冷めやらぬアンドレア。しばらくその夢について話した後、『もう、大丈夫』というアンドレアの声を聞いて、その日も再び眠りにつきました。



翌朝。



仕事に行く支度をしながら、アンドレアがボソッと。
『それにしても、不思議やなぁ、、、。あの将校は、僕の左側で寝てたのに、実際に叩いたのは右側にある椅子やったなぁ、、、』
『ちょっとー、左側叩いてたら、私が寝てたやん。無意識にも、一応左には私が居るって思ってくれたんちゃう?それとも、こいつを叩いたらエライことになるって思ったか、、、あっはっは。』
『そっかなぁ、、、あっはっは』



あまりに衝撃的な夢だったので、昨日は帰ってからもその話で盛り上がり、寝る前に彼が一言。
『今日は、気をつけて寝るように!』(笑)



はい。
お陰で昨晩は、彼が寝返る度に目を覚ますはめになった私です(笑)


私『神様、あんまりドラマチックで疲れる夢をアンドレアが見ませんように』
神様『おう!やっとワシのこと、思いだしてくれたん?!』
私『あ、神様!もう一人のこのブログの登場人物の事、すっかり忘れてたわ。久々に、神様に会えて嬉しいわ!』


本当に、すっかり忘れてました。また時々、登場してもらうことにしよう。
、、、というか、もしかして私がこんなだから、横で寝てるといろんな夢を見させてるのかな?(笑)


では、また!


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2013年6月4日

Chi dorme non piglia pesce

早起きは三文の得
(イタリアでは、『寝てるやつは、魚を釣れない』って言うみたいです)


朝のニッコリの出来事を。


車の定期点検のため、近所のガソリンスタンドに愛車(笑)を持って行きました。バイク出勤のアンドレアも一緒に付いてきてくれました。時間はまだ、朝の8時前。今日の夕方には、愛車も戻ってくるみたいです。忘れずに取りに行かなきゃね。


『ありがと。じゃね!いってらっしゃーい』と、ガソリンスタンドで彼を見送ってから、私は近所の八百屋さんへ。イタリアという国は、朝が早いです。バールは勿論ですが、スーパー、メルカート、市場、、、食品を売っている所は、8時くらいにはお店が開いていることが多いです。


その八百屋さんも、今までこんなに朝早く行った事はなかったですが、すでにお店は開いてました。店のおじさんとたわいない会話をして、バジリコとクルミを買って家路へ。近道のために、駅を通り抜けて、家の近所を歩いていると、この間の共和国記念日の式典で挨拶してらした市長さんらしき方が前から。


その式典の挨拶中、何度か私たちの方をご覧になっていた事を思い出し、ニコっとお辞儀したら彼もニッコリ。あ!覚えていてもらったみたいと、密かに嬉しさ倍増(笑)それにしても、ご近所なんだわ。歩いて出勤かぁ、、、とか考えながら、さらに先へ。


今度は、犬の散歩中のお姉さん。彼女が連れてた犬は、意地でも動かない!と決めたらしく、ズリズリ引きずられながらも、抵抗し続けていました。
『動きたくなさそうやね、、、(^_^)』と、お姉さんに話しかけると
『だめみたい。実は、犬と一緒に、朝から一杯やらなくちゃいけないことがあって、既に犬は疲労困憊。もう歩きたくなみたいだわぁ』と、苦笑い。
『ちょっと頑張って歩こかー?』とかがみながら犬に話しかけると、突然、吠えて私に飛びかかってきました。怒ってるのではなくて、じゃれてきてる感じでした。そして、さっきまで歩くのを拒否していたのをすっかり忘れたかのように、ほとんど走る勢いで動き始めました(笑)


『良かったね』『ありがとう!』『では!』、、、また、ちょっとほっこり(^_^)
私は、そこで角を曲がってお家に到着。まだ9時前。たまには、こういう朝もよろしいです。



さて。
これから来週から始まる(はずの、、、笑)仕事の準備です。


では、また!(^_^)
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2013年6月3日

Il 2 Giugno

6月2日


この日は、イタリアの祝日。共和国記念日です。
古い歴史を持つイタリアですが、共和国になってからは、まだ67年しか経っていません。では、イタリアという国ができたのは?これは、その80年ほど前。リソルジメント(統一運動)によって、政治的にいくつもの領土に別れていたイタリアは1861年に、一つの国になりました。
ちなみに、私がイタリアに引っ越して来た2011年が、ちょうどこの国の建国150年でした。


共和制をとる前は、イタリアは王制でした。第二次世界大戦の後、王制のままで進むか共和制をとるかで、国民投票があったようです。結果的にはあまり大きな差があるものではありませんでしたが、数パーセントの差で、共和制を取り入れることになりました。共和制を支持した人が多かったのは、イタリアの中部から北側の国々。逆に王制を支持したのはサルデーニャ島、シチリア島、そしてイタリア南部の国々であったとか。この結果を読んだ時は、少し意外な気もしました。


共和国記念日には、ローマのような大都市では、軍事パレードも含む豪華な式典が催されます。そして勿論、ロンバルディア州の小さな我が町 Cislago でも式典がありました!
しかし、式典といっても堅苦しいものではなく、町の小さなお城の前にある王宮公園で、市長の挨拶や、バンダ(ブラスバンド)の演奏が行われ、住民で楽しむという感じのものでした。


たまたまそのバンダの助っ人の中に、私たちの友人もいましたので、これは聞き逃してはならない!と、彼らの出演を楽しみに公園に向かいました。朝からの強めの風は、昼からも続いていましたが、何しろ久しぶりの快晴。気温も高く、木陰で彼らの演奏を聴くのはとても気持ち良かったです。



演奏を行ったバンダクラブの皆さん
年齢層は広く、14、5歳から70歳近くまでいらしたように思います。
なかなかの熱演でした。お客様も暖かかったです。



休憩中のお客さん。すっかりリラックスモード。
奥の遊具では、普段と変わりなく公園で遊ぶ親子連れも見えました。
全てが、ゆったりした空気の中で行われました。


上を見上げれば、こんな風景が。
木漏れ日と風にさわさわと鳴る葉っぱの音。
価値あるプライスレス!(笑)


遅い初夏の訪れを、みんなが楽しみながら過ごした共和国記念日でした。
また、来年もここに居られます様に。

では、また!(^^)


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2013年6月2日

Il boschetto di una domenica mattina

ある日曜の朝の小さな森



久しぶりに、こんな空が広がりました。

ちょっと風は強いものの、窓を開けると漸く初夏を思わせる暖まった空気。朝のカフェと、テレビから流れるバロック音楽。そして私の隣にアンドレア。

なにひとつ特別なものはありませんが、贅沢な朝でした。


では、また!(^^)
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