2016年11月25日

Menù gita-casa 51

メニュー・ジータカーザ  51


パリの報告が途中になってしまっていますが、最近はまっていることを少し。


パン作りしてます(笑)
これは6作目。

1昨目は、大失敗。発酵足りずで何やら石のような物体に。

2作目(下の写真)は、膨らみが足りず。この原因は分からず。味は、日本の食パンに近くかなり甘い。そこで残りをフレンチトーストにしてみたが、イマイチ中途半端。ガックリ。イタリアの食卓には、改善の余地がある感じ。


3作目は、砂糖を減らしてくるみを入れてみる。味は重ため。膨らみはまずまず。『悪くないけど、毎日食べるのは飽きるな』とアンドレアのご感想。ごもっとも。

4作目は、少し水分を多めにして牛乳も入れてみる。朝ごはんにはいい感じ。甘くないパウンドケーキという感じかな。『これはなかなか良い。特に、朝ご飯に薄く切ってほんのり焼いて、バターとジャムを付けるのがよろしい』とお褒めの言葉をアンドレアから頂戴する


5作目は、4作目に気を良くして同じ配分で作ったはずなのに、発酵の様子が違い、それ故に味も前回とは違う。
アンドレアもすぐにそれに気がつき、『うーむ。柔らかさはこれの方が良いけど、味はこの間の方が良かったな』とひと言。奥深し、パン作り。


そして本日、最初の写真6作目。お砂糖が一切入ってないパン初挑戦。味はまだ未確認。


それにしても、イタリアの粉で作ったパンは、白いというよりも黄色っぽい。そう言えば、こっちでホワイトソースを作る時も思うのよね。日本で作った時は、もっと白かったように思うのだけど、、、と。なぜなのかな?


因みに、これらのパンの基本のレシピは、現在ネットで沢山出ている『捏ねないパン』のレシピです。
我が家には、staub(スタウブ)の鍋もle creuset(ル・クルーゼ)の鍋もないので、ケーキ型を使用して、蓋の代わりにはアルミホイルを使っています。
その辺りに、皮が薄くパリパリに仕上がらない原因があるのかも。


では、また!(^o^)/



2016年11月12日

Di nuovo a Parigi (3)

パリ再び(3)



桁外れの美しさに、しばし言葉を失った教会サント・シャペル(Seinte Chapelle)。昨年、パリのノートルダム寺院を訪れた時にも、その大きさと荘厳さに圧倒されたけれど、ここのステンドグラスを見た瞬間の驚き。息を呑むほどの美しさというものを、初めて経験した瞬間でした。

この教会、一般のキリスト教徒のために建てられた教会ではなく、シテ島の王宮の中に聖遺物(キリストや聖母マリアの遺品など)を納めるために建設されたので、大きな道に面してはいません。

裁判所の建物がある門と入り口を同じにして、この教会はありました。外から教会の建物を見ると、美しいですが割に古いし、巨大なわけでもない。
特別な印象を持たずに中に入りました。

中に入ると、正面にはこの教会を作ったルイ9世(彼は聖人でもあるので、聖王ルイとも呼ばれていた)の像。周りには、色鮮やかなステンドグラス。そして天井にもこのような装飾が。


これでも十分美しかったのだけれど、ここはなんと、2階建ての教会だったのです。入り口の両側にある狭く長い螺旋階段を上ると本当の礼拝堂が現れました。ステンドグラスに囲まれ、度肝を抜くような空間が現れました。



私達が上った螺旋階段は、召使達用の階段で、王や貴族達のためには、直接2階の礼拝堂に入れる大きな扉がありました。屋根を除いた全ての面が、ステンドグラスで覆われています。唯一の壁は、大扉の入り口の上の部分だけ。


私のiPhoneのカメラでは、そのステンドグラスの美しさをそのままに伝える事は不可能なのだけれど、もう数枚だけ載せておきます。



それぞれの枠の中は旧約聖書の話や、キリストの受難などが、一枚ずつ違う絵が描かれています。

写真では捉えきれない調和と美しさ。途中でもう写真を撮るのは諦めました。感じていたい。見ていたい。椅子に座って、時間を忘れて、神聖な空気を感じ、ステンドグラスを眺める。それだけ。本当に贅沢な経験です。サン・ピエトロのシスティーナ礼拝堂に足を入れた時も驚きましたが、それを遥かに超える驚きでした。


これからパリを訪れる方があれば、是非ともこの教会にも足をお運びくださいね。
では、また!(^-^)/

2016年11月10日

Di nuovo a Parigi (2)

パリ再び(2)


最初の写真はパリのオペラ座。いつ見ても素晴らしい。

さて今日は、街で見かけたものの写真を少しだけ。


間違い写真ではありません(笑)


キティちゃんのポケットティッシュです。アンドレアがティッシュを買いたいと言うので、入ったスーパーで見つけました。余りに可愛くて、即買い。これは、イタリアにはない!(、、、よね?)


オペラ座の様に、何世紀も前からある建物があちらこちらにあるパリですが、少し離れるとこんな場所もあります。これには驚きました。新しいのですが、なんとも言えない調和がある様に思えました。


これはシャトレ座の近くにあるショッピングセンター。ここも、古い物と新しい物が上手く折り合いをつけていると感じさせる場所にありました。


下の写真も不思議な空間でしょう?
ここは、ルーブル美術館の裏のスペースになります。私たちが通りかかった時は、子供達がここで鬼ごっこみたいな事をやってました。写真の真ん中はアンドレア。

こういうセンスは流石。



これは地下鉄の椅子。

信号機の緑。なんだか楽しそうでしょ。

晩ご飯に入ったレストランで。

楽しんでます。はい。
では、また!(^-^)/

2016年11月8日

Di nuovo a Parigi (1)

パリ再び(1)


仕事で滞在しているアンドレアを追いかけて、4泊5日でパリにやって来ました。ほぼ2年ぶり。写真は着いた日の夜のシャトレ座。


行きの飛行機でのこと。
3人席の窓際に座った私の横には、お二人の男性が。親子か、はたまたお友達かという感じのお二人。年齢差はありそうだけど、お二人とも体格よく、しかもその内のお一人は結構強面。


飛行機がゆるりと動き出したら、すぐにお二人がされた行動が、首を垂れて3回十字を切ること。
(へー、なんか映画見たい。初めて見たなぁ、飛行機の中でこんな風に十字を切る人。信心深いんやな、、、)と、心の中の声。


滑走路で飛行機のスピードが上がり、地面から離れた瞬間に、再び首を垂れて3回の十字を切るお二人。 
(え?さっき十字きったとこやのに、また?、、、もしかして、飛行機が怖い?あんまり切られると、私もなんだか怖くなるなぁ)


ミラノからパリまでの飛行時間は、1時間半ほど。まもなく着陸態勢に入りますのアナウンスの後、私達の飛行機は雲の中へ。よくある事ですが、そこで揺れ始めた飛行機。隣の男性の緊張が伝わってきたその時に、ほんの一瞬でしたが、飛行機が小さなエアポケットに入ったのかストンと落ちた感じに。


『おーっ!』という声と共に、猛烈なスピードで再び3回十字を切るお二人。その動きが、お二人でぴったりシンクロ。
(ちょっと、この状況でその十字はやめて欲しいわー。私まで心配が増してきたやんか、、、)


間も無く揺れもおさまり、再び小さく3回十字を切るお二人。ホッとした感のお二人を感じながら、込み上げてきたのは、なんとも言えない可笑しさ。
(なんだか、、、イタリアの南の方を舞台にした、昔のコミック映画を見てるみたいなんだけど、、、)

はい(^_^)
無事に着陸した時も、モチロン!お二人でピッタリ揃って3回十字を切られました。
良かったね、無事に着く事ができて。


空港までお迎えに来てくれたアンドレアに、このお二人の事を話しながら、パリ旅行の始まりです。


続きは、また後日。
では!(^-^)/