2014年11月30日

Menù gita-casa 17

☁︎ → ☂ 
メニュー・ジータカーザ17


夢の(笑)南フランスの小料理屋のメニューに、必ず載せようと決めた一品がこれ。
オックステール・シチュー。添えてあるのはポレンタ。


出来上がった料理を一口食べてビックリ!思いも掛けないほど、美味しかったのです。
そして、あるものを思い出しました。それはハインツのデミグラスソース!


日本では、ハインツのデミグラスソースがかなりお気に入りだった私。シチューやソースを作る時には、よく利用させてもらっていました。イタリアで暮らし始めた頃、スーパーであちこち探しても、ハインツ君に出会うことはなく、彼が恋しくて堪らないことが何度もありました。(最近では思い出すことすら無くなっていたかも、、、可哀想なハインツ君、、、笑)


日本で一人暮らしをしていた頃は、よく外食もしましたが、それでも基本的には、家でご飯を作って食べるのが好きでした。私にとって料理する事は、ある意味、頭を空っぽにできる時間でもあります。料理を始めると、手順とタイミングを考えながら、全ての五感を働かせてその事に集中します。ですから、抱えている仕事の事や頭を占領しているいろいろな事を一時的に頭から放すのだと思います。そして、部屋に充満する良い匂いで幸せな気分になり、できあがった物が美味しいとますます嬉しくなり、また翌日から頑張れる。そういう良い循環を作れているのだと思います。


その頃にも、時々オックステール・シチューを作りました。ところが、今回オックステール・シチューを作ろうと決めたとき、昔はどうやって作っていたのかを、どうしても思い出せなかったのです。とにかく美味しかった。煮込むのに長い時間はかかるが、そんなに手が込んでいたわけじゃない気がするのだが、、、。でも、いくら考えても思い出せませんでした。今回、ハインツ君の味を思い出して分かりました。香味野菜と肉類を炒めてワインを加えて煮詰めてから、水やらトマト缶を加え、その後ハインツ君のお世話になっていたのだ!と(笑)偉大なりハインツ君!BRAVISSIMO!


さて。
では、ハインツ君なしに、どうやってこの味に近づけたのか。意外なところに答えがありました。煮込みの最後に加えた少量のバターとココアを練ったもの。このココアの風味が、びっくりの変化をもたらしてくれました(レシピによっては、ココアとバターではなく、カカオ85%以上のチョコレートと書かれているものもありました。チョコもカカオとバターでできていますものね!)シチューの味がぐっと深まり奥行きがでました。


今回、私が利用したレシピは、イタリア料理シェフの落合務さんの本からです。
イタリア食堂『ラ・ベットラ』のシークレットレシピ
もう10年以上前に買った本ですが、ここに来てからもとても役にたっています。素材の味を大事にしたレシピが沢山あって、沢山のコツやヒントが記載されていて、プロでなくても本当に美味しいものが作れます。

いつかご紹介したいですが、この本の中にあるプリンのレシピ!
絶品中の絶品です。

では、また!(^^)



皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月25日

Menù gita-casa 16

☁︎ ☁︎ ☁︎
メニュー・ジータカーザ 16


我が町の唯一の小さな八百屋。なかなか優れていて、卵、各種チーズ、缶詰、小麦粉、調味料、ワインとここで大概のものが揃ってしまう。そして最近、ここのリコッタチーズが、スーパーのものよりもずっと美味しいことを発見。
それで、この間の日曜日のお昼に作ったのがこちら。




リコッタチーズとほうれん草のラヴィオリ
結婚してまもなく、家庭で作る手打ちパスタに憧れて(それを作る素敵な奥さまの姿に憧れてかな)、一度だけ作った事があったのだけれど、出来上がったのは、生地が分厚過ぎの巨大で不気味な餃子の様な代物。味はそれなりでしたが、見た目が悪過ぎ見事に惨敗。


それ以来、手打ちパスタの事はきっぱり断念(素敵な奥さまの姿も、すっかり消滅)。
しか〜し!
この愛すべき八百屋の美味しいリコッタを見ながら、我が家で食べられるのを待っているホウレン草を思い出して、リベンジを決心!その数日前に台所を整理していて、ある物を発見した事も思い出し、消滅さていた素敵な奥さまの姿も薄っすら復活(笑)

そのある物とは、こちら。



これは、パスタの生地を切り分けるとき等に使うもので、ピッツァを切るときに使う物の小型版。


前回の敗因の一つは、生地の伸ばし方が全然足りなかったこと。もう一つは、パスタの生地を切り分けるのが包丁ではとても難しかったこと。きっぱり!とか言いつつ、諦めの悪い私は、あの大失敗の後、密かにこのルーラーを買っていたのです。(すっかりとそんな事は忘れていましたがね)



そして、出来上がったのがこちら。



いやぁ〜、それ用の道具を侮ってはいけないと分かりました。生地同士が引っ付く事もなく、思った通りの大きさに切れました。前回の包丁での苦労が嘘の様でした。生地を伸ばすのも、今回は頑張ってみました。いくらでも薄くなることが判明。そして、この状態で、冷凍保存できると分かったので、少し多めに作って保存。
今回は、味も形もかなり満足。次回はソースにサルビアの葉を忘れないようにせねば!


やればできる!嬉しいリベンジでした。
では、また。(^_^)


皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月21日

Menù gita-casa 15

☁ 時々 ☀
メニュー・ジータカーザ  15





本日のお昼ご飯。
昨日の晩ご飯のミネストローネに、パキパキ折ったスパゲッティを入れて温め直して出来上がり。暖かくて、野菜たっぷりで、やさしい味の満足お一人様ランチ。


我が家の食卓にミネストローネが登場する頻度はかなり高い。夏でも冬でも、月に3〜4回は登場する。普段はなんだかんだ言いつつ、しっかり晩ご飯を作りたい私。そして、残さずしっかり食べる二人。だから胃腸の休息のためにも、ダイエットのためにも、ミネストローネは必須メニュー。


普段は冷凍食品の15分でできるミネストローネを使用する事がほとんど。でも昨日は町の八百屋さんで、前からかなり気になっていた、その場でちゃっちゃと様々な野菜を切って売られている、新鮮なミネストローネのバスケットを初めて購入。


ポロ葱、セロリ(葉っぱも含む)、人参、ズッキーニ、カボチャ、キャベツ、蕪の葉、それに何種類かの生の豆類も入っていました。ついでに、余っていたジャガイモやほうれん草なんかも入れて、固い物から順にゆっくり炒めて、水を加えて30分ほど煮込みました。もちろん味付けは塩だけ。食べる直前に、スプーン一杯のオリーブオイルと粉チーズ。時間は少しかかるけど、値段もそんなに変わらないし、何よりそれぞれの野菜の味がしっかり出ていて、嬉しい一皿になりました。


では、また!(^^)




皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

Radice

☀︎ ☀︎
根っこ




晴天が続いています。寒さもぐんと増してきています。


久しぶりに町にでました。
雨による出不精を断ち切るために、薬局と八百屋で用を済ませ、続けてしばらく散歩がてら町を歩きました。人口一万人ほどの小さな我が町ですが、歴史は古くお城があります。ふと顔を上げると、お城の塔が目に入ってきました。それがこの写真です。


そう言えば思い出したことが一つ。
ここに来て、最初の秋のある日曜日。忘れられない感覚を味わったことがあります。


冬も間近なある日曜日でした。お天気は曇りで、空気が冷たかったのを覚えています。たまたまアンドレアと通りかかった町の教会の前の広場で、昔の仕事を昔の衣装を身につけて再現するというイベントが行われていました。皆さん趣向をこらして、草木染め、食器作り、刃物研ぎ、靴作りなど、10件ほどのお店が円になって並んでいました。まだ、ここに越してきて間もない時期で、一人で町を歩くのにもドキドキしていた頃です。


衣装を身につけて雑談をしながら作業を続ける町の人々の姿を見て、私は釘を打たれたようなショックを受けたのです。私の根っこはここにないのに、ここに住んで生きて行くことを選んだのだ。ここは日本人とは文化も歴史も違う全く違う人々の集まりなのだと再認識したのです。


こんな根っこの国で、私は暮らしていけるのか?私の側には、アンドレアが居てくれたにも関わらず、まるで独りぼっちで、自分が知らない世界に放り込まれてしまった様な感覚を味わいました。根っこがないという不安でしょうかね。


今ですか?
正直なところは分からない。でも、日本人の私が、とにかくここで生きている。それだけは確かだから、ここで何か根っこのようなものが育ってきているのかもしれない。そうであって欲しいな。


そして、綺麗な夕焼けでした。
明日も良いお天気でありますように。


では、また(^_^)

皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月19日

Il bonzo ha fatto una pernacchia

☀ ☀ ☀
ぼうさんがへをこいた


なんとも下品なタイトルですみません。口で言う分には私には馴染みがあって平気なフレーズですが、文字で書くのはかなり恥ずかしいと判明。途中で、一瞬、文字を打つのに躊躇しました(笑)『だるまさんがころんだ』の方が一般的な名前なんでしょうね。
関西では『だるまさん』より『ぼうさん』の方がよく使われす。自分が子供のころを思い出しても、『ぼうさんが、、、』のフレーズの方が、遊びの楽しさも倍増でしたね。


どうして急にこんな言葉を思い出したのか?
数日前のこと。もうぼちぼち寝ようかなぁ、、、と思って居間からごそごそ動き出したら、すでにベットでiPad を見ていたアンドレアが、ふっと顔を上げて私を見たのに気がついたんです。その瞬間に、それまでしていた動きを止めて私も彼を見据えました。無言の数秒。はい。この時に思い出したのです。
『あっ、これは、ぼうさんがへをこいたと同じ感覚だ!』と。


彼の目が再びiPadに戻ったのを確認して、再び動き始めた私。しかも、今度は抜き足さし足状態で、、、(笑)その突然の不思議な動きの気配に、またこちらを見るアンドレア。ええ、勿論その瞬間にピタっと止まりましたよ。動いてるのを指摘されたら駄目ですからね。再び、無言の数秒。


こうなると、『こいつ、、、なんかやってるな?』と察した彼が、私の遊びにつきあってくれます。わざと私から目を離しソロリと歩き始めた私を感じつつ、ある瞬間に再びこちらをチラリ!
もう一度、動きを止めましたよ。でも、先程と大きく違うのは、私の顔が不思議の国のアリスのチェシャ猫ほどニマニマしていたってところ。


そして。
『お宅、、、なにしてんの?』とアンドレア。
こういう時に100%我慢できない私。バランスを崩して一歩前に(笑)
『ぶっはっは!思い出したのよ、小さい頃の遊びを』と私。そして興奮しすぎて(こんな事で、、、笑)訳の分からないイタリア語で説明開始。何度かの言い直しの後、その遊びがどういうものか理解してくれた彼。
ですから、『ぼうさんがへをこいた』のイタリア語が今日のタイトルです。


どうやら同じような遊びが、イタリアにもあるそうです。
でも鬼のかけ声は『Uno, due, tre, stella! 』(1、2、3、お星様!)だそうです。
うーむ、、、、。全く、ひねりがないというか、何と言うか、、、。
これに関しては、関西の言葉のユーモアは、イタリアより勝ってますね!


という事で、今日はこの辺で。
うふふ。


皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月16日

Mio padre

☀︎ → ☁︎
父のこと



洪水、土砂崩れ、川や湖の氾濫、、、北イタリアを多くの雨の被害が襲う。昨日は、ミラノも地下鉄が止まったようだし、道路が川のようになった場所もあったらしい。今日は、幸いにも天候は回復。しかし、一日中、テレビでは各地の被害を伝えるニュースが続く。この晴れ間も束の間らしい。明日はまた、愚図ついた天候に戻ると天気予報は伝える。


ふと気がつくと、もう外は真っ暗になっていた。時間はまだ夕方の5時過ぎなのに。兎に角、部屋の灯りを点けて、鎧戸を閉めようとバルコニーに出たら、まだ午後の明るさを残した空が見えた。雲の形が絵画のようで、思わず見とれてしまった。そして、部屋に戻って携帯を持ってきて写真を撮った。それが最初の写真。


流石に外の空気は冷たく、写真を撮ってそそくさと部屋の中に戻った。窓を閉めながら、やっぱり自分の目に映ってくるものが随分変わったなと思う。それは自然がまだ残っているこの場所のお陰であり、様々に変わる空の色や、ここへやってくる鳥の存在などを、私にもいつも知らせてくれるアンドレアのお陰。


そんな私自身の変化に最初に気がついたのは、父が亡くなって暫くたって実家に帰った時。実家から遠くに山脈が見える事や、近くの小さな川に結構な数の水鳥がいる事に気がついた。それまでも、その風景が見えていたはずだが、意識と共に目に入ってくる事はなかった様に思う。


毎日の散歩を欠かさなかった父。同じ風景の場所を歩く楽しみを彼は知っていたのだなぁと思う。遠くの山を見て、季節ごとに変わっていく通りの花々を眺めながら、彼は何を感じていたのだろう。そんな風に父の事をを思い出していたら、笑顔の彼が浮かんだ。思わず私も微笑んで、そして涙も流れた。暖かい涙。ありがとう。今なら、一緒に散歩をたのしめたかもしれないね。


雨の日々が遠ざかって行きますように。
では、また!(^_^)


皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月15日

Menù gita-casa 14

☂ ☂ ☂ 
メニュー・ジータカーザ14


昨晩の夕食から。
骨つき鳥と栗とマッシュルーム煮込み。



母が栗のある時に作ってくれる、私の大好きな一品に、鳥と栗の和風煮込みがあります。最近、美味しい栗に出会ってから、どうしてもそんな味のものを食べたくて食べたくて!


しかし折角なら、こちらのやり方のレシピを、、、と調べたらやっぱりありました ♡ イタリアにも同じ組み合わせのお料理が(^_^)それで、昨晩はこれがメインになりました。


和風のレシピとの違いは、最初に鳥肉を炒める際に、ニンニクとローズマリーをひと枝入れることと、お出汁の代わりに白ワイン。味付けは、塩と胡椒のみ。煮込みの後半に入れるマッシュルームも味の幅が広がって良かったです。

デザートとしてではなく、メインのお料理の中に使われた栗。どうかな?と思いましたが、初めて食べたアンドレアにもなかなか好評でした。気に入ってくれたみたいです。良かった。


そして、本日のデザートはこちら。
林檎のトルタです。




以前に紹介したレシピとは、かなり分量を変えて作ってあります。こちらの方が甘さ控えめ、バターも控えめなので優しい味になりました。林檎とスポンジが重なる辺りはかなりしっとり。

やっぱり、バターは溶かさない方が良いような気がするなぁ。南フランスの小料理屋のためにも、もっと研鑽を積まねば(笑)


最後は、旦那さまのカフェで〆。
ご馳走さまでした。

では!




皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月14日

La Distanza

☁︎ ☁︎
距離


自分と他人との距離の話。
Facebookを通じて知った あるイタリアのサイト からの話を紹介します。
(原文は、上記のサイトからご覧くださいね)


タイトルは
"どうして人は大声を張り上げるのか"

ある日、一人のインドの思想家が、彼の門弟達に次のような質問をしました。
『なぜ人は、怒ると大声を張り上げるのか?』

『冷静さをなくすから大声を張り上げるのです』門弟の一人が言いました。

『それでは、どうして彼の近くにいる人に大声を張り上げるのか?』再び、師は尋ねました。

『それは、その人に我々の事を分かって欲しいから声を張り上げるのです』もう一人の弟子が答えました。

そこで師はもう一度質問しました。『それなら、小さな声で話すことも可能ではないか?』

幾つかの答えが出されましたが、誰も師を納得させられませんでした。



そこで師は言いました。 
『お前達は、怒った時になぜ相手に対してに声を張り上げるのか分かるか?

事実はこうだ。二人の人物が怒っている時には、彼らの心はとても離れているの。この距離を埋めるためには、聞こえるように大声を張り上げる必要がある。怒りが強ければ強いほど一人がもう一人に聞こえるようにより声を張り上げねばならない。

一方、恋する二人の場合何が起きる?彼らは声を張り上げはしない、優しく語り合う。それはどうしてか?それは彼らの心がとても近いから。二人の間の距離はわずかなのだ。彼らの心が本当に近い時には、話すのではなく囁き合う。

そして愛が本当に深い時には囁きすら必要ない。見つめ合うだけで十分。彼らの心は理解しあっている。これが、愛し合う二人が近くにいる時に起こることだ』

最後に、思想家は話をこう結びました。

『言い争いになった時には、その心が離れていくのをそのままにしないように。心がより遠くに行ってしまう言葉を発しないように。何故ならある日、それが取り返しのつかない遠い遠い距離になってしまうからだ』
(訳文 高崎)


確かにそうだな、、、と思ったので、急がなくて良かった今日の朝食の時に、アンドレアにもこの記事を読みました。彼も多分、私と同じように思ったらしいです。
そして、次に彼の発した言葉がヒソヒソ声だったのに、思わずニッコリしてしまいました。


ま、いつもいつもこんな訳にはいきませんが、この教えはずっと覚えておこうと思います。


では、また!(^_^)





皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月13日

Dopo rovescio


大雨の後



久しぶりにお昼頃から晴れました。まだ、結構な量の雲は残っていますが、青空と日の光がなんと心地よく、そして愛おしく感じられること!


掃除、洗濯、旦那のお昼ご飯とお見送りを済ませて、ホッと一息。そして、あるオペラを何度も、違う歌手で聞く作業を続けています。聞いているのは、ベッリーニのノルマ。既に頭はかなり飽和状態ですが、もう少し続けます。


そう言えば。
最近、自分に課した宿題があります。別のオペラの原作を読むこと。これは、何故だかトスカ(笑)辞書を引きつつなので、いつ終わるか分かりませんが、これもやりますよ。途中でやめてしまわない様に、ここで宣言(笑)


それにしても。
今日のタイトルの『大雨』にどのイタリア語を使うか迷いました。
今も、これでいいのか確かではないです(笑)

nubifragioと言う言葉をたまたま昨日知って、
それを使いたかったのですが、
それは、もう豪雨という様相らしく。

じゃ、土砂降りという言葉の
pioggia a catinella、pioggia a dirottoも考えましたが
この辺りでもまだ、大げさかな?と思えてきて
最終的には、iphoneのお天気でよく見る rovescio(大雨)にしました。


イタリア人みたいに、もうちょっと大袈裟モードでも良かったか?(笑)


作業を続けます。
では!(^_^)


皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月12日

Pozzanghera

☂ ☂ ☂
水たまり


今年のイタリアは、雨の日が本当に多いです。
夏場にも一度ありましたが、11月に入って再び大雨の日々。ここ数日は洪水や道路の冠水、家屋の浸水などの被害が出ている地方があります。大雨ではありませんがこの辺りも雨が降り続いています。


そして雨が降ると、毎回、あちこちで見ることになる現象。それは水たまり。


公園や畑、そこに続く小道等、草が生え土に覆われた場所にではありません。舗装された道に、驚くほどたくさんの水たまりができるのです。そして、その水たまりがまたでっかい!当然、深い。


一昨日の夜は、お友達のお家にお呼ばれでした。その時も帰る頃には結構な雨が降っており、既にあちこちにできあがった水たまりは、私達が通過するのを待っておりました。


日本のよく整備された道に慣れ育った私には、あり得ない数のでっかい水たまり。
バ ッ シ ャ ー ン❗️と車の高さ以上の水が跳ね上がる度に、助手席で『ヒェーーーー!』と声を上げておりました。私が運転していないから良いようなものの、数回は前の車が跳ね上げた水で、フロントガラスはバケツで水をかけられたような状態になって前は何も見えず!


ヒ、ヒィーーーー❗️❗️』と叫ぶ私。
それを冷たく横目でみながら、
『あんた、ビックリするのは勝手やけど、僕を驚かさんといて。ただの水跳ねやで』と、アンドレア(笑)


流石に人の横を通る時には、スピードを落としているようですが、アンドレアだけに限らず、水たまりに関して、跳ねを飛ばさないようにという配慮は少ない様に思われます。


いやね、お宅はこんなんで育ってきてはるから、大したことないんでしょうけど、日本でこんな水たまりだらけの舗装された道はないから。そんな事をブツブツ言いながら、連れて帰ってもらいました(笑)


はぁ、、、。
週末はちょっとはお日様の姿を見たいものです。


では、また!(^_^)

皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月9日

Menù gita-casa 13

☁ ☁|☀(leggermente)
メニュー・ジータカーザ13

今日はお菓子。  




アップルパイです。この林檎のフィリングはこれだけで既に十分美味しい。そしてイタリア人の友人たちにもなかなか好評なんです。

フィリングの作り方を。
林檎大2個
バター20g
(無塩バター使用)
砂糖    80g
レモン汁   半個分
シナモン   少々

林檎は小さく切って、鍋に材料を全て入れ火にかける。中火かそれより少し強めで、煮詰まる直前で火を止める。バターがはいっているのでコクがあって、朝食のパン類のお供にも最高。ヨーグルトに入れるのもも良いです。


後は市販のパイ生地を使って好きな形に整え、焼き色のために溶かし卵をパイ生地に塗って焼きます。200度で15分、その後温度を下げて180度で10分ほどです。



これも、未来の南フランスの小料理屋の定番メニューになりますな。
そうなっても、パイ生地は市販のものにしよう(笑)
では、また(^_^)





皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月8日

Tramonto

☀︎|★
夕暮れ


鬱陶しいお天気が続いていたけれど、昼からお日様が現れ、柔らかな色の夕焼けになった。


明日、晴れたら始めようと思うことあり。来年の仕事のため、自分のため、そしてそれは、きっと将来の小料理屋のため(笑)


寝る前の独り言。



皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

2014年11月7日

Menù gita-casa 12

☁ ☁|☀
メニュー・ジータカーザ 12


今日の主役は、蕎麦粉のパスタ。
その名も『Pizzoccheri  ピッツォッケリ 』
(アルファベットではそうでもないのに、カタカナでこの言葉を書くには、結構考えなくてはならなかった、、、笑)


まずは出来上がりの写真を。
パスタが蕎麦粉だと言うのが、お分かりいただけますよね。


北イタリア、アルプス山脈の中心部に広がる峡谷地帯の Valtellina (ヴァルテッリーナ) 地方の一皿だそうです


葉っぱの野菜(キャベツやホウレン草やコステ等)とじゃがいもと一緒に湯がいたピッツォッケリを、チーズとにんにくバターで和えます。最後に胡椒を少々。チーズはビットと呼ばれるチーズやその地方と同じ名前のヴァルテッリーナ、そしてパルミジャーノも一緒に使います。


昨日のカボチャリゾットも良かったですが、これもそれに引けを取ることなく美味しかった。じゃがいもとチーズとパスタの相性は抜群で、ハイジのご飯も、時にはこんなんだったかなぁと思わさせるお味でした。チーズと共に和えるにんにくバターの風味が効いてます。


ピッツォッケリは、スーパーでも手軽に買うことができます。
今回使ったのは、この写真の物です。

さすがにこの形状では、ざるそばみたいにして蕎麦つゆで食べようって気にはならないけど、湯がいて熱々をお皿にもってかき揚げを乗せて、蕎麦つゆをかけたらどうだろう?結構いけるかもなぁ。


未来の夢の南フランスの小料理屋では、それもメニューにするかな(笑)


では、また!(^_^)




皆さんの1クリックが10ポイントに!
          どうぞヨロシク♡ 

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

2014年11月6日

Menù gita-casa 11

☁︎|☂
メニュー・ジータカーザ 11


先日のカッツオーラを食べる会のお土産に頂いたカボチャ。少し湯がいてみたところ、日本の栗カボチャのようにホクホクで程よい甘さだと判明。そこで、アンドレアからのご希望が、、、。


『カボチャのリゾットが食べたい!』


え?カボチャのリゾット?何となく想像はつくも、どうすれば良いか分からずネット検索。そうしたら、マンマ   ジュリアーナが教えてくれたカボチャのプレ(マッシュポテトのカボチャ版を想像してくださいませ。ピューレって呼ばれてるのかな?)と同じものを使ったリゾットのレシピに遭遇。


これは美味しそう!味も大体想像できる!(^_^)ちょっと手間がかかるけど、難しくはなさそうなので作ってみました。出来上がりはこちらなり。



これはもう、抜群に美味しかったー!
そして、アンドレアがカボチャの美味しさが分かる人だったと言うのも嬉しい発見!程よい甘さと塩味の絡みに、月桂樹の葉の香りが素晴らしく良かった。

ちなみにこのプレの作り方

1)バターとオリーブオイルを熱したフライパンで、玉ねぎ(小さめを半分くらい)とセロリ(1/2本)をみじん切りにしたものを炒める。

2)二つが炒まってきたら、カボチャ( 皮と種を取り除いたもの 300g)とジャガイモ(中くらいの大きさ一個)を角切りにしたものを加えて一緒にさっと炒める。

3)コップ一杯ほどの水と月桂樹の葉を一枚加えて、カボチャとジャガイモが柔らかくなるまで煮て、水分がほとんどなくなるくらいまで煮詰める。

4)月桂樹を取り出して、煮えた野菜をバーミックスなどで潰す。塩・胡椒、あればナツメグも少々加えて味を整える。

それを使ってリゾットにするには、

玉ねぎとお米だけでリゾットを作り、出来上がる少し前に、このプレ(上記の量で4人分くらい)を加え、塩・胡椒で味を整える。仕上げに粉チーズも少し加えると更に美味しい(^_^)


リゾットもプレも、水の代わりにコンソメスープを使う方法もあります。でも野菜だけで十分に美味しいダシがでるので、我が家はコンソメを使うのはなるべく控えてます。


そして、、、
このプレの出来上がりが、とても気に入ったアンドレアから、新たな宿題が出されました。


『カボチャのラビオリ』


パスタも手作りでお願いだって。うーむーーーー (`_´)ゞ
はぁー、南フランスで小料理屋を開く夢まで、まだまだ修行は続く。


この夢の話は、また今度。
では!(^_^)


... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ ↑ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年11月5日

Il ricovero (4)

入院(4)


ドキドキしながらやってきたその部屋には、優しい口調で話しかけてくださる先生が。ホッと一安心(笑)


名前を確認され、再び点滴が始まりました。ここへ来る前に、口に含まされた液体が、麻酔のための何かである事は分かりましたが、眠気らしいものはある気もするし、まだない気もするし、、、うーむ。


そうこうしている内に、私の処置の順番になりました。処置室に運ばれ担当の先生が笑顔で挨拶して下さって、点滴の瓶が別のものに変えられると、看護婦さんが『これで良い夢が見られるのよー』と。『はぁい、、、、』と返事した所までは覚えていますが、次に気が付いたのは、自分の名前が何度か呼ばれて目が覚めた時でした。


テレビドラマみたいだわ、、、等と考えながら、あまりの心地よい眠りと目覚めにほとんど感動状態。近くに居て下さった先生にも『とても気持ちの良い眠りと目覚めでした』と思わず感想を述べてしまったほどです。


再びストレッチャーで、病室に運ばれました。勿論、帰りも地下2階経由です。でももう知ってる通路だから大丈夫。その上、今度は色々話しかけてくる看護士さんで、最後には『え?日本人なの?じゃ、教えてよ!ミラノで本当の日本料理が食べられるのは何処?』なんて話も(笑)


病室近くの廊下で、心配そうな笑顔のアンドレアにも出会いました。『大丈夫?』『うん。痛みもないし大丈夫』『良かった』ホッとした顔の彼。応援ありがとうね!


朝の説明では、夜にはスープか何かを食べられるという話でしたが、そんなに甘くはなかった。一日完全絶食であることが判明。ちょっとガックリ(笑)同時に、これもあって一泊入院する必要があるのだなと分かりました。


病院のベットだから眠れないということもなく、23時過ぎには落ち着いて就寝。点滴のための針が気になって、途中で数回目は覚ましたものの、割合よく眠れたと思います。


翌日の待ちに待った朝食。
病院だというのに、コーヒーの匂いが漂います(笑)流石にインスタントでしたが、それでもカフェラッテと甘くないラスクとジャム。お国違えばですね。


朝の診察が終わり、無事退院。
そして最後のビックリは、処置と一泊の入院にかかる支払いは全くなし。私の場合、全ては公立の病院でしたので、私立の病院ではそうではないのかもしれませんが。


ビックリしている私にアンドレアが、
『そらあんた、僕らはあんなに沢山の税金を払っているのだから、これは当然だろ?』と。成る程。それも言えてます。
今は、身体の不安が一つ消え、無理し過ぎないようにだけ気をつけていますが、全てが普通の生活に戻っています。


長くなりました。
明日からは、また違うお話を。
では、また!(^_^)



追記:
私達が住んでいるVarese市は、医療体制が比較的良く整い、病院も上手く機能しています。そして、そこで働く人々も親切な人が多いと思います。しかし残念ながらイタリアの全ての地域がこうではないようです。ずさんな経営で、患者をないがしろにしている病院のニュースをテレビで見ることもしばしばなのです。


... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ ↑ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年11月4日

Il ricovero (3)

入院(3)


事前の血液検査の時に訪れた階は6階。この階には、簡単な外科処置が行われている部屋がありました。ですが、当日に呼ばれた階も、看護士による口頭での事項確認や入院のために用意された部屋も、全て7階でした。


そして、今回の外科処置も、てっきり6階でおこなわれるものと、また勝手に信じ込んでいた私。
ストレッチャーに乗せられて、エレベーター入ると、看護士が押した階はなんと『地下2階』‼︎‼︎


これには、またまたビックリ。
ひえ〜!一体何処に連れて行かれるのだろう?ドキドキ、、、無言のままストレッチャーを押す看護士の2人。しかもエレベーターを降りてから運ばれていった場所には、器材か何かのダンボール箱が積んであったり、ワゴンが放置してあったり、そして何より曲がりくねった長い廊下、、、しかも地下なので窓がないから薄暗い。


『もしかして私、、、誰かと間違われてない?それとも、ドラマみたいに故意にここに連れてこられたとか、、、うぅぅぅ、、、怖すぎるけど、逃げるわけにもいかない、、、だって、着せられた服の下は真っ裸、、こんなとこで叫んでも誰にも聞こえないし、、、
』と、妄想も膨らむ(笑)


時間にしてきっと2〜3分だったはず。長く感じました。そして再びエレベーターに。今度、押された階は4階。
『あー良かった!兎に角、窓はあるだろう』着いた階は、先ほどとは大違い。明るく広い廊下にいくつかの区切られたブース。そして、人の声も。


そして、人生初の麻酔を経験するのでありました。


もう一回だけ続く。
では!(^_^)



... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ ↑ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年11月3日

Menù gita-casa 10

メニュー・ジータカーザ 10


今日は、アンドレアがお休みでしたから、久しぶりに二人で一緒にお昼ご飯です。最近、近所のスーパーがリニューアルしたので、昨日の午前中にお買い物に行きました。そこで見つけたチーズを使って、お昼はニョッキにすることにしました。

出来上がりはこちら。なかなかいい感じでしょ(^_^)
カステルマーニョというチーズを使ったソースで和えた自家製ニョッキです。




美味しかったのですが、この一皿は、まだ改良の余地ありです。次回は、塩加減の工夫と生クリームを加えてみたいと思います。

カステルマーニョは、ピエモンテのクーネオのチーズで、牛乳と山羊、羊の乳を合わせて作られているそうです。塩味はそれほど強くありませんが、代わりに酸味が幾分あり、食べごろと言われるものには青カビもあったりするので、風味は非常に複雑ですがそれがまた美味しいです。


チーズ自体はゴルゴンゾーラの様にクリーミーではなく、かといってパルミジャーノやグラーノの様な固さでもなく、手でもホロホロッと崩れてくれるチーズです。なかなか良いお値段ですから、我が家ではしょっ中手が出るものではありませんが、この時期になるとカステルマーニョのリゾットやニョッキが恋しくなります。


ご馳走さまでした。
しあわせ(^_^)


... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ ↑ 良かったらクリックしていってくださいね!