2017年3月29日

La stagione del lavoro

☀︎ ☀︎ (でも朝晩はひんやり)
働く季節



春の訪れと共に、今年もあちこちに働きに行く季節が始まりました。家族(旦那)を置いて、家を離れて働くので、出稼ぎとでも言いますかね(笑)


今年は最初にやってきたのが、フェスティバルでした。今は、若い歌い手達と週末のコンサートの準備をしています。


トスカーナは、ミラノよりも春の進み方が早いみたいです。北ではまだ見かけない藤の花がほころびだしています。


ここでも春の訪れと共に、花が一気に咲き始めます。花が咲く順番は確かにあるのですが、桃や梅が咲き始めると、すぐにレンギョウが、桜が、アーモンドが、藤が、、と花々が競うように咲き始めます。


毎朝、そんな風に咲く花々を眺めながら劇場通いができるのは、かなり贅沢な事ですね。週末に向けて、最後の踏ん張りです。


では、また!(^_^)




2017年3月24日

L'ora del tè

☁︎ ☁︎ ☂️
ティータイム


窓から見えているのは、どこでしょうか?


そうです!窓から見えている景色は、ミラノのガッレリアの中です。写真を撮ったのは、昔、楽譜やCDを売っていたお店リコルディがあった場所。今は、喫茶店になってます。




去年オープンしたと噂には聞いていたのですが、今日、初めて行ってきました。


バールではなく喫茶店。
勿論、エスプレッソやカプチーノも飲めます。イタリアで、この雰囲気の喫茶店は珍しいかな。店員さんもとても丁寧で親切。長居していても大丈夫。


但し、立ち飲みバールとは違い、お値段もそれなり(笑)日本だと、ホテルでお茶する感じのお値段と言えば良いですかね。



喫茶店の名前は 『Marchesi』(マルケージ)。写真の窓に裏写りで書いてあるのが分かります? ミラノの corso Magenta 沿いにある パスティッチェリア 『Marchesi』が1842年創業の本店です。



1824創業のcorso Magenta のパスティッチェリアでは、一年中パネットーネを買うことができます。ここの本店でもコーヒーは飲めますが、喫茶店ではなく、立ち飲みだけの小さなバールです。私も何度か立ち寄った事があります。一見さんお断りって言われないかな?と入るのに少しドキドキする様な、レトロな雰囲気満載の、昔ながらのミラノにあるお菓子屋さんです。


ですから、このガッレリアの喫茶店『Marchesi』も、沢山の小さなドルチーニ、パネットーネ、今はシーズンで卵型のチョコレートやコロンバも、それだけで買い求めることができます。


ガッレリアを行き交う人々を眺めるのは、なかなか気持ち良いものでした。私は紅茶とチョコレート菓子をいただきました。ほらね、イタリアによくあるバールという感じではないでしょう?


ちょいちょい行ける値段ではありませんが(笑)、ちょっとお洒落して、優雅にミラノを楽しむ時や、ちょっと贅沢して気分転換したい時には良いかもしれません。


皆さん、如何ですか?


では、また!(^_^)

2017年3月23日

Menù gita-casa 54

メニュー・ジータカーザ 54


1つだけ余らせておいた昨日のカルチョーフィは、薄切りにして炒めて、私のお昼ご飯のパスタの具に。アンドレアには内緒。ウシシ。

美味しかったわぁ〜。


そしてそら豆は、夜ご飯のおかずに。

これはアンドレアの故郷、マルケ州のそら豆料理です。そら豆をオリーブ油とニンニクでさっと炒めて、フィノッキエット(この緑色の香草がそうです)と水を入れて含め煮。味付けは塩と胡椒。

美味しいのですよ、これもまた。


ではまた!(^_^)




2017年3月22日

La primavera

☁︎ ☂️ ☁︎ 



こんな物が野菜コーナーに一緒に並ぶようになってきました。


カルチョーフィはまもなく旬の時期が終わります。去年の秋からホントに!よく食べました。生でも、煮ても、炒めても、揚げても、キッシュの具にしてもどれも美味しい。ホントに食べ飽きない。これ、きっと鶏肉と一緒に炊き込みご飯にしても美味しいと思うんだけどどうだろ?


苺は、熟れたものがぼちぼち出てきたみたいです。既に2回ほど買いましたが、今のところまぁまぁ良い感じ。こちらの苺は、日本の苺のように甘くはないので、ハズレ苺だと香りも少なくて、まるでプラスチックを食べているかのよう。今日のは良い感じだと思うのだけれど、、、。


そら豆も、まだ値段が高いですが出てきましたね〜。もう少し安くなるのを待てなかったですね〜。買ってしまいましたね〜(笑)
帰ってから早速、一個だけ生で味見しました。豆粒は大きめで、でもまだ固くなくて、これは今晩のアペリティーボに決まりです!
 
イタリアでは、そら豆を『生』でも食べます。一緒に食べるのは、ペコリーノチーズ。生のそら豆の青臭さとペコリーノがよく合います。


では、今晩の春メニューをどうぞ。


・そら豆とペコリーノ
・鰯のオリーブ油焼きレモン風味
・カルチョーフィの炊いたん
・苺とバナナのマチェドニア
・パンと白ワイン

美味しくいただきました。
ご馳走様でした(^_^)


では、また!

2017年3月20日

La visita alla italiana

☁︎ 時々 ☀︎
イタリア的お見舞い



中華街へ行った日の更に前のこと(笑)
上の写真は、旦那の故郷の朝の3月2日の海岸です。泊まっていたホテルの窓から撮りました。


義父が手術をしたので、そのための帰郷でした。幸い手術は成功。その後の回復ぶりも周りがびっくりするほどの速さでした。今では『調子に乗って、あちこち動き回りすぎんといてよ〜!』と、釘を刺さないといけないほどに回復。


手術したのは喉。気管や食道をじかに触る手術ではありませんでしたが、結構大きな範囲の傷になり、手術した日は頭から包帯まみれでした。ベットに横たわる義父の姿は、普段の頑丈な印象とは全く違いました。


しかし。


手術したその日に、既に多くのお見舞いの方が来られました。声も出しにくそうなのに、親族もご友人も喋る喋る、、、するとお義父さんも、喉がゴロゴロしんどそうなのに冗談も交えて喋る。その上、時折、携帯にも電話がかかってくる。普通にそれを受ける義父。
(え?声も出てないのに電話に出るのん?)と、私は吃驚ですよ。


『今日は、まだあんまり喋らん方がいいんちゃう、、、?』とお義父さんに言ってみるも、効き目は10分ほどで、、、また喋り始める皆さん(笑)


その後も入れ替わり立ち替わり、お見舞い途切れずで超人気者のお義父さん。


夕食前の診察に来られたお医者さんから
『ベット起こし過ぎ、喋り過ぎ、腕を上げ過ぎ、、、傷口開くよ!』と沢山のご注意を受けて、一瞬神妙になる親族一同(笑)


先生が出ていかれたら、今まで一緒に喋っていたのに、
『ほらみてみ!あかんやろう、そんなに喋ったら、、、』といきなり指導し始めた長男は、我が旦那。
(え〜〜〜!よう言うわ、、、)と、日本語で呟く私(笑)


翌朝。
昨晩のしんどそうだったお義父さんを思い出しながら、再び病院へ。
ところがです。私たちが見つけたのは、ドレナージの袋をブラブラさせながら、病室の廊下をウロウロしているお義父さん。前日とは別人。
『おう!来てくれたかぁ、、、』と、我々をニッコリお出迎え。


そして、お義父さんの同室の方も我が家のお喋りに参加。呼吸ができなくなって気管を広げたら、声が全く出なくなってしまって再び入院されてるおじいさんでしたが、その出ない声で誰よりも喋る喋る。喋るのやめたら生きていかれへんとは、この人の事やなぁと興味深く観察し続ける私。


その状況を誰も注意することはないし、時には通りかかるお医者さんも巻き込みながら、今日も朝からお喋りで楽しく盛り上がる皆さん。もう信じられん(笑)


とにかく安心した我々は、お昼ご飯を食べに外へ。少し休んでから再び病院に戻ると、どこかからとても盛り上がっているお見舞いの方々の声が聞こえてくる。


盛り上がりすぎで、うるさいお見舞いの方々の声に、私はちょっとイライラ。
『これは、他の患者さんに迷惑だね、、、』と旦那に言うと、
彼も『流石にこれはなぁ、、、』と。


盛り上がった声は、待合室かららしい。ホント迷惑!と思いながら、その前を通り過ぎると、
『おぅ!戻って来たかぁ!』と、嬉しそうなお義父さんの声。ズッコケる私達。迷惑の原因は我が親族と、声の出ないおじいさんのご家族じゃないですか!
あり得ん!けど、もう笑いましたな。


3日目には、お義父さんは暇を持て余してドレナージの袋を振り回しすぎて、看護婦さんから叱られてはりました(笑)昼食後は、『エスプレッソ飲みたいなぁ〜、わし買いに行ってくるかな』と言うお義父さんを『あかん!』止める旦那。偉い!と思ったら『俺が買ってくるわ』って、、(笑)
手術後、喉が痛いとずっと言うてるお義父さんに、エスプレッソは良いの?
もう知らんよ(笑)


褒め上手のイタリア人、入院中の人を励ますのも上手です。なるほど、こんな風に言ってあげると良いのかと、私はそこで勉強。お見舞いの品を持って来られる方がないところも気に入りました。でも、皆さんが『手伝えることは何でも言ってよ!』と仰ってくださいました。


今やすっかり元気なお義父さん。沢山の人に愛されて幸せやね。長生きしてね。


ではまた!(^_^)



2017年3月17日

Quartiere cinese

中華街



サッカー観戦の2日前に、日本からミラノにやって来たお友達に会って、中華街に行ってきました。


なんでまた中華街?
そうですよね(笑)日本からのお友達と私と、もう1人こちらに住んでいる日本人の男性と3人でお昼ご飯でもしましょうと約束したこの日。


勿論、イタリア料理屋でもよかったのですが、彼が話す小籠包が美味しいという中華街のお店に、女性2人も惹きつけられたのでした。


彼女が泊まっていたホテルで待ち合わせ、スフォルツェスコ城の周りを散策しながら徒歩で中華街へ。お城から意外に近かったんだと、今ごろ分かる私。あちこちの場所が、今回初めて繋がりました(遅すぎ、、、笑)


Paolo sarpi と言えば、中華街のこと。
正にその通りにあったこのお店。因みにお店の名前は『Tang Gourmet』
小籠包がオススメと言うだけあって、これは本当に美味しかったです。


もう1つ気に入ったのは、これ!

この麺、うどんの様な味ですが、うどんみたいに細長くないんです。うどんの生地を刃物で削っていく麺らしく、刃削麺(とうしょうめん・又はとうさくめん)と言うそうです。麺に青椒肉絲が絡まっている感じでした。美味しく頂きました。


お腹もパンパンになったので、再び散策再開。中華街のなかをウロウロして、最後はチラッとスーパーにも。お買い物した物を入れるためにもらった袋がこれ。



ザ・KIKKOMAN!(笑)
持ち運んだので袋がグシャっとしていますが、デザインがいいですよね!


春らしい空気に満ち満ちた、美味しく楽しい中華街探索になりました。


では、また!(^_^)



2017年3月15日

Una domenica

ある日曜日
☀︎ 時々 ☁︎



この間の日曜日は、久しぶりのサッカー観戦でした。トスカーナからお友達のご夫妻が泊りがけで来てくださったので、みんなで行ってきました。


インテル − アタランタ、お昼間の試合で、お天気も申し分なし。このところ、スタジアムまで観戦に行くと、引き分けか負けということばかりだったので、どうかなぁと思いながらの観戦。


ところが、なんのなんの!です。この日は7-1でインテルの圧勝!いや〜、気持ちよかったですね。(余りに圧勝すぎて、後半は応援もだれ気味でしたが、、、笑)


最初の写真、試合中ではありません。スタジアムに入った時に撮ってもらったものです。私はともかく、アンドレアの盛り上がり度が良くお分かりいただけるかと(笑)


気持ちよく試合観戦した後は、我が家のお客様には一度は召し上がって頂くラクレット。小さめにカットしたお肉や野菜を石の上で焼いて、チーズと絡めたり、香草や大蒜の入ったオリーブ油に付けたりしていただきます。
(写真は撮り忘れました、、、涙)


デザートのティラミスも好評でした。
(これも写真撮り忘れた、、、。)


食事もお酒もデザートもみんなで楽しみ、喋って笑ってしていたら、満足の眠気も訪れ、本当にニッコリの1日でした。


外に出るのが億劫でなくなってきましたね。今度のお休みも何か考えるかな?
ではまた!(^_^)




2017年3月11日

Essere donna

☀︎ ☀︎ ☀︎ 14℃
女であること



ご無沙汰しておりました。
かなり色々ありまして、なんだかウダウダしておりました。 


ところがある日。突然、憑き物が取れたかの様に気分がスッキリしました。実際にこんな事があるのか?と疑うほどのスッキリさです。


ホントに何か憑いてたかな?(笑)


ここイタリアも、風はまだ冷たい時もありますが、春めいた陽気になってきました。そんな気候の恵みも受けて、再び新たな気分で物事に向かおうとしています。


さて、少し前のこと。
3月8日は国際女性デーでしたね。ここイタリアでは、その印として女性にミモザの花をプレゼントします。私も何年か前に、初めて入ったバールのお兄さんから、ミモザのお花を頂いたことがあります。


この国際女性デーのための運動が起こったのは、アメリカのある州で起こった被服工場の火災で、働いていた多くの女性たちが、鍵のかかった工場から逃げられず亡くなったという事実からだと聞いた事があります。



ロマンチックな我が旦那さまはというと、国際女性デーの前日に、『おめでとう!』という言葉とともに、上の写真の箱をプレゼントして下さいました。


中身は

香水とシャワークリームとボディークリーム。思いがけないプレゼントに吃驚です。


これは、ご飯を作る脳力(本能?、、、笑)だけではなく、他の部分の女子力を上げて欲しいという願いが込められているのでしょうか?(笑)


うーむー。考えさせられます(笑)
ではまた!(^_^)