2015年1月31日

Il primo giorno a Parigi : L'arco del trionfo e le cozze

☀︎ → ☁︎パリ1日目:凱旋門とムール貝


そして。
お仕事中のアンドレアを追いかけて、土曜日にパリにやってきました。何しろ街並みが美しい。建物の高さと色調と様式が揃っているので、どの通りも優雅です。


プッチーニのボエームの最初のシーンは、この煙突がよく見える屋根裏部屋です。どうしてこんなに煙突がひしめいているのか。小さい煙突を束ねた大きな煙突は、実はアパートの中も通っていて、アパート全体を暖めるために使われたのだとか。


さて。
本日の大きなイベントは凱旋門。

これを中心に、12本の大きな通りが放射線状に伸びています。その一つがあの有名なシャンゼリゼ通りです。


これらの通りは、革命より後に作られたものだそうです。それまではもっと細い道が沢山あり、何かある度に頻繁に封鎖されていたので、それを避けるために広い通りを作ったのだそうです。


折角来たのだしと、天辺まで登ってみました。すると見えたのはこの景色。


息切れしながら登った甲斐がありました。エッフェル塔です。美しくイルミネーションもされていて、夢見心地で大満足。


今日、最後の写真はこれ。偶然に入ったホテルの隣のレストランは、思いがけずムール貝せんもんのチェーン店だったのです。この写真で一人前です。
当分、ムール貝は食べなくても良さそうです(笑)


と言うことで、また!




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Firenze, L'Arno e I Puritani

☀︎ → ❄︎ → ☂
フィレンツェ、アルノ川と清教徒


フィレンツェの劇場では、天井を撮るのを忘れました。ちょっと失敗。
なので、夕方の美しいアルノ川の写真をどうぞ(^_^)


この前にフィレンツェを訪れたのは、一体いつだったのだろう?ピサだったり、ルッカだったり、シエナだったり、結構近くまでは行っているのですが、フィレンツェは7〜8年ぶりかもしれません。


たまたま、日本からやってくるお友達の希望があって、1泊2日でフィレンツェのプチ旅行を計画しました。調べればフィレンツェ歌劇場では、ベッリーニの『清教徒』の初日公演があり、アンドレアはお仕事でパリだし、私にとってもフィレンツェを訪れる良い機会となりました。


久しぶりに帰ったフィレンツェは、優しかったです。町の明かりが、人の温かさが、懐かしい思い出がたくさん、たくさん蘇った時間になりました。


オペラは、若手の指揮者と演出家、素晴らしいソプラノ、美しい響きのバッソ、盛り沢山の舞台でした。その畑で長年働いてきたおばさんとしては、色々言いたい事もありますが、見終わってから『聞きに来て良かった!』と思えたのでよしとしましょう。


翌日は寒さが厳しく、午前中は雪もちらつきました。それでも頑張って、ピッティ宮殿のボボリ庭園へ。そこから見えたドゥオーモがこれです。本当に優しく美しい形のクーポラです。



ボボリ公園を出て、前日に目星をつけていたオステリアがまたまた大正解!私はお肉とポテトをオーブンで焼いた物を注文しました。大きな固まりを焼いて切ってあったようで、火はよく通っているのにとてもジューシー。ポテトも絶品でございました。

また帰ってこよう。
そう思ったフィレンツェでした。


オマケ。ボボリ庭園の写真。
何処に鳥さんがいるのでしょうか?


、、、と言うことで、ではまた!




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2015年1月24日

Menù gita-casa 20

☀︎ ☀︎ ☀︎
メニュー・ジータカーザ 20


記念すべき(笑)20皿めのメニューはこちら。


このパスタの名前は、オレッキエッテ。耳の形のパスタです。和えてあるのは、かぶらの葉っぱとアンチョビとパルミジャーノ。ニンニクと唐辛子で風味をつけたオリーブオイルで、刻んだアンチョビを炒め、そこへ茹でてザクッと切ったかぶらの葉を入れます。最後にパルミジャーノも加えてパスタを和えます。最初にかぶらの葉を湯がいた湯は捨てないで、パスタを茹でるのにも使います。

この季節には欠かせないメニューの一皿。アンチョビの風味ですが、赤ワインもしっくりきます。

今日は、お昼ご飯の後、自分で運転して少し遠くまでお仕事に行きました。土曜日だったので、高速でも大きなトラックが少なくて、ドキドキは普段の半分くらい。まだまだ私の運転はブサイクですが、今年はちょっと車で遠出もしてみようと決心したので頑張ります(^_^)


では、また!



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2015年1月23日

Milano e Die Soldaten

☀︎ ☀︎
ミラノと『兵士たち』


ピサ、トリノときたので、ミラノのスカラ座の天井も(笑)


このシャンデリアは、私にはお馴染み。天井桟敷の席からだと真ん前だからです(笑)
ところが写真を撮ってから、意外にも天井の模様を覚えていなかった事に気づきました。正面に見える赤い幕の中央にあるのは、ミラノ市の紋章です。


そう言えば、昨日のチョコレート屋さんは、どうやらミラノ・スカラ座の今年のスポンサーの一つみたいですね。後からGuido Gobino のホームページを見て知りました。奇遇!(^_^)
Guido Gobino のチョコレートが恋しい時は、どうやらトリノに行かなくても、スカラのバールに行けばあるようです。


さて。
観たオペラは、ツィンマーマンの『Die Soldaten (兵士たち)』1965年初演。
100名を超えるオーケストラと20人近い歌手。シュトックハウゼンの影響も受けていると聞いて、その音の響きにも納得。ブーレーズ、ベルクなどに共通する複雑な仕組みとハーモニー、かと思えば打楽器や鍵盤楽器の澄んだ響き。オーケストラの騒音の様な音の羅列の中に隠れて、コラールが聞こえてくる不思議さ。極限とも言えるテクニックを要求されている歌手の声。作曲者の元々の指示でスピーカーも使用。ツィンマーマンに限らず、この時代の作曲家の自分たちの時代の音楽への模索と挑戦に改めて刺激を受けました。


でもドイツオペラを見る時、言葉についていけないのはとても残念。この頃、特にそう思います。オペラは、やっぱり言葉があってこその音楽だから。この作品でもそう思いました。
そう思うなら、今からでも勉強しろよ!って話ですね。はぁーい(笑)


元々、ザルツブルク音楽祭が初演のこの舞台、ザルツでは劇場に幕がないため、スカラでも開演前から幕は開いたまま。板付きの様子も全て見えます。下の写真は、休憩中の様子です。写真でもわかるように、オケピットは既に満杯ですから、プロセミと幾つかのパルコでも打楽器、歌手、ギター、金管楽器などが演奏していました。舞台に近い幾つかのパルコに譜面台や楽器があるのがわかるでしょうか?



装置の中でグロテスクな写真も使われたりしていましたが、気持ちが悪くなるような舞台ではありませんでした。オペラの一番最後、打楽器の連打が重なっていく部分から、オーケストラ全員の同一音の演奏にはゾクリとしました。人間というものの汚さ、弱さ、狡さを見るオペラ。強いです。


久しくこういう音楽を自分が触ってないなぁとかなり反省。困難を避けて甘えていてはいけませんね。この作品の担当をしてるアンドレアは『僕は、こういうのは堪らんなぁー』と、私のこの入れ込み方に吃驚してましたが(^_^)


、、、というところで、ではまた!







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2015年1月22日

Torino, l'opera e il cioccolato

☁︎|poco poco ☀︎
トリノ、オペラとチョコレート

忘れちゃわないうちに。
この間の日曜日は、お友達とトリノにオペラを観に行ってきました。

トリノの王立歌劇場の天井。


先日のピサの劇場とは全く違う作りの劇場。イタリアによくある馬蹄形劇場ではなく、日本にあるコンサートホールの様な感じの劇場です。天井やシャンデリアもモダンですね。

実はトリノの歌劇場も、歴史は長く1740年に創立されました。劇場もその当時は馬蹄形だったそうですが、1936年に火災で全焼。第二次世界大戦後、劇場が再建され開場されたのは1973年なのだそうです。


その日に観た演目は、グラナドスの『ゴイェスカス』とプッチーニの『修道女アンジェリカ』。どういう理由でこの二曲が選ばれたのか分かりませんが、『ゴイェスカス』の最後の台詞が妙に頭に残りました。『la vita è una prigione ma la morte.... Oh! mistero(生きるのは囚われ、だが死は…神秘)』。

そして、次のオペラの修道女アンジェリカは、演出により時代背景を変えてありました。場所は修道院ではなく、精神の患った人達を収容している大きな鉄柵のある一部屋。アンジェリカは、その柵の中で生きている一人の設定。

彼女は、産まれてすぐに引き離された息子の病死を知り、最後には自らの命を絶ち息子の元へと向かいます。しかしカトリックでは、自殺は息子の待つ天国ではなく、地獄への道を進まなければなりません。死んだ後、彼女は救われたのでしょうか?

そのドラマとゴイェスカスの最後の台詞が重なったりもしました。面白かったです。

オペラを堪能して、すっかり暗くなった町の写真を数枚撮って、 老舗のチョコレート屋さんGuido Gobinoに。生チョコとオレンジピールにチョコレートがかかったものを、良い子でお留守番のアンドレアに買いました。小さなお店でしたが、奥にはホットチョコを飲めるカウンターもあったりして、なんだか幸せの空気が漂うお店でした。



大きな建物にゆったりの空間で、また訪れたい町トリノでした。
では、また(^_^)


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2015年1月21日

Menù gita-casa 19

☀︎ ☀︎ ☀︎
メニュー・ジータカーザ  19



カルチョーフィ  ロマーノです。よく見かけるカルチョーフィより大ぶりで、トゲトゲがないので扱いやすいのが特徴。味はどうなんだろう?お料理するのが楽しみ。


ロマーノなので、料理方法は、勿論 alla romana (ローマ風)にしました。私の握りこぶしほどもある大きさ。
慣れたらそう思わなくなくなりましたが、カルチョーフィの下処理はちょこっと手間がかかります。


外側の固い皮(、、、って言うのかな?)を、白っぽい部分が見えてくるまで、ひたすらパキパキ折る。芯の部分にあるケバケバをティースプーンか何かで取り除く。旬といえどもまだ若い株なんでしょうね。今回は、ケバケバが殆どないものもありました。

すると、こんな風になります。

この状態になったら、ミントの葉、プレッツェーモロ(西洋パセリ)、ニンニクをそれぞれ微塵切りにしたものに塩コショウを混ぜ合わせる。それをカルチョーフィの中心の穴に詰めて、外側にも軽く塩とオリーブオイルをまぶします。そして、お鍋にこんな風に入れます。




火を点ける前に、オリーブオイルとお水を、カルチョーフィの半分弱くらいの高さになるまで注ぎます。蓋をして強火で5分。その後、中火から弱火で25分。フォークがすっと通るようになればOK。


出来上がりはこちら。


日本ではお目にかかる機会の少ないカルチョーフィですが、天ぷらにすると超美味しい。勿論、パスタもリゾットも良し、赤みのレアーのステーキの付け合わせとして、薄切りにして生で添えるのも美味しいのですよ。


ということで、また!(^_^)



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2015年1月19日

Pisa e Rondine

☁︎ | ☀︎
ピサとツバメ


先週は、ピサのヴェルディ劇場の仕事に行ってきました。劇場のオケピットから天井をみるとこんな感じです。



美しいですね(^_^)
急遽の仕事の依頼で、しかも長らく触っていなかった作品だったので、準備がかなり厳しかったです。でも、思い切って引き受けて良かった。素敵な新しい出会いもあったし、何より音楽を楽しめた。自分の外側に、また新たな世界が広がれば良いなと思えた二日間でした。ちなみに、タイトルの『ツバメ』は、そのお仕事の作品名です。


仕事先のピサでは、ホテルを用意してもらいました。何やら、とってもアンティークなホテルでした。1830年代から続くホテルらしいです。


こんな電話や
(もう使われてないですよ、、笑)


こんなタイプライター

暖房器具も美しい。
(流石に、これでの暖房ももうされていません)


サロンもなんとも雰囲気があるでしょう?


そして気に入ったのは、この洋服掛け

かなり大きいものです。長い柄の部分は20cm弱はあったと思います。どうしてこんなに大きのだろう?その下の二つには、何を引っ掛けるのかしら?と思いましたが、実際にコートを掛けてみてわかりました。

長い柄の部分に、コートのタグの辺りにある引っ掛けを通して下まで降ろすと、その下にある二つの白い部分がハンガーの様に肩の形を保つ役割を果たすのです。なんと優雅。何泊かするという言葉より、逗留するという言葉がピッタリくる御宿でした。


それにしても、、、。
あんな洋服掛け、アンティークショップや蚤の市で見つけたら買ってしまいそうかも、、、(笑)


では、また!
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2015年1月7日

Menù gita-casa 18

☀︎ ☀︎ ☀︎
メニュー・ジータカーザ 18



上の写真は、ちょっと左に首を傾げて見てくださいね。チューリップも写そうとすると、こうしかアングルを見つけられなかった(汗)


さて。
チューリップの隣の瓶は、アンドレアの生まれ故郷、Civitanova Marche (チヴィタノーヴァ  マルケ)の発泡ワイン、Vernaccia (ヴェルナッチャ)です。赤の発泡ワインで、ランブルスコよりも軽いめ。食事にも合いますが、デザートの時にもいける感じの微かに甘めの発泡ワインです。軽いめではありますが、なかなか奥行きのある香りと味でした。

そんな発泡ワインでの乾杯のお供には、同じくCivitanova Marche のサラミ Ciauscolo(チャウスコロ)を。

サラミですが、肉の部分は非常に柔らかく、半生のような感じです。私は、薄く切ったパンに塗って食べるのが(その位柔らかいのです)大好きです。


流石に半生タイプなので、ミラノの辺りでこのサラミを見かけた事はありません。クリスマスにCivitanova Marche を訪れた際に、真空パックになっているものを見つけたので、お友達へのお土産も兼ねて、何本か買って帰ってきました。


今日は、他のおつまみは普通のオリーブにしましたが、その辺りの料理で、オリーブの実に詰め物をして揚げた Olive Ascolane という物あります。沢山作って冷凍できるので、我が家でも、たまにそれを作ります。但し、結構手間がかかるので、年に二回が限界ですがね、、、笑。


そして、メインのゴルゴンゾーラとホウレン草のラザーニャが焼けるのを待ちました。


熱々のところを切り分けてお皿に盛ったので、ベシャメルとチーズが溶けてしまって、写真の見た目はイマイチですね(笑)
でも、味はなかなか良かったです。


今日で、クリスマスからのお祭りも最後。明日は、全ての飾りを取り外して片付けます。私もクリスマス休暇を終えて動き始めます。


では、また!(^_^)


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2015年1月2日

Buon Anno!

☀︎ ☀︎ ☀︎
明けまして
    おめでとうございます!



快晴に恵まれた元旦を迎えたイタリアです。


大晦日の夜は、友人宅にお呼ばれの大晩餐会。カウントダウン→乾杯→花火→コテキーノ→パネットーネと恒例事項を全て終了したのは、夜中3時半。


もう一度、みんなでおめでとうと挨拶して我が家へ。帰宅は4時半(笑)。後は寝るだけの体制になってから、日本にFaceTime でおめでとうの電話。
日本はすでに午後。アンドレアと一緒に母と弟の顔をみておめでとうが言えて良かった。


元旦は、昼過ぎに起きて熱いカフェラッテで一日を開始。その後は、初詣ならぬ初散歩。一時間ほどのんびり歩いて、終わりに大好きな小さい森にも寄って一年の幸を祈願。


晩ご飯のメニューは上の写真。
メインはムール貝。幾つかの前菜とサラダ。そしてシャンパン。勿論、最後はパネットーネ(^_^)


そして、食後は映画館へ。この話はまた改めて。


今年は、何事にも丁寧に向かいたいと思います。身体のあちこちにメンテナンスが必要な年齢になりましたが、そんな身体とも上手く付き合いながら前に進みます。
今年もどうぞよろしくお願いします。


皆さんに、沢山の素敵な事が訪れますように。
それでは、また!


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