2016年12月19日

Nel treno

車中


電車の中って、ホントに色んな人を見かける。今、私の前で眠ってるお兄さん。6人がけのコンパートメントに、連れの人と2人で乗ってきた。そして指定席を持ってないけど、ちゃっかり空き席に落ち着き、イビキかいて寝始めた(笑)


それほど恐ろしいイビキじゃなかったけど、連れの人は周りを気にして、イビキ度が上がると、度々その彼を起こしていた。次の駅に着いてイビキのお兄さんの席に、指定席のチケットを持ったおじさんが乗って来た。


当然このおじさまは、イビキのお兄さんを起こす。よっぽどよく寝てたんだろう、目を覚ましてもすぐに動けない。人の席に座っていて悪かったとか全くなさそう。『俺、眠いんやけど』って感じ(笑)仕方ないから、相棒君がイビキのお兄さんに席を譲る。


次の駅で、また別のご婦人が乗ってきた。今度こそイビキのお兄さんが出て行かなくちゃいけない。なんで起こすの?って顔して、起こした私に『分かってるって!』みたいにブツブツ言いながら、今は廊下の折りたたみ椅子に座って、相棒君と喋ってる。何語か私には分からないけど、アルバニアとかあの辺りの人なんだろうなぁ。



昔は、そういう人が同じコンパートメントに乗ってくると、嫌だなぁと思って見ない様にしていたのだけど、今はある意味、そのふてぶてしい逞しさに感心さえすることもある。


さて、ミラノに着きました。最初に、自分の席にそのイビキのお兄さんを見つけたおじさまは、彼にしっかり苦言を呈して、降りていきはりました。

生きていくって大変。









E poi....

そして…



ジェノヴァを過ぎて、トンネルを抜けたら、突然雪国でした(笑)びっくりで、なんか嬉しい。大変だった仕事のご褒美もらった気分(^_^)




La fine della festa

宴の終わり



私は一番奥で、しかも手しか写ってないのだけど(笑)


昨日で、プッチーニのアカデミーの仕事が終わりました。参加者の国籍は、殆どがイタリア人。年齢は20代前半から40代半ば、キャリアも様々。もちろん、性格も様々。締めくくりは試演会でした。この美しい部屋がその会場になった場所で、ヴィアレッジョにあるアルジェンティーナ邸のサロンです。 


11月28日から始まったこのアカデミー。私は、途中1週間ほど抜けての参加でしたが、よく考えると、これだけアカデミーにどっぷり関わったのは初めてだったかもしれません。


暖房のない教会でのコンサート。いつもの事ながら、当日まで譜面は揃わない。初見で弾く曲(しかも半端ない長さ!)もあったコンサート。1人で弾くには、どれも大曲すぎへんの?というぐらい長い時間のコンサート。コンサートがない日は、1日6〜7時間の稽古。そして、マラソンの様に長かった試演会。アカデミーで鍛えられていたのは、若い歌手達ではなく、ピアニストだったのかも(笑)


そんなアカデミーでしたが、終わってしまえば、苦しかったことも、腹を立てたことも、全てが笑い話になって思い出の1つになるのが不思議。そして、そこに居ることができた事に感謝。歌手達を支える立場にあった私も、沢山の事を学びました。


今朝は、朝6時すぎにマンマ・パオラのお家を出ました。今は車中で、後2時間ほどでミラノです。アドレナリンもこの数日で出尽くした感がありますが、駅までお迎えに来てくれるアンドレアの顔を見たら、ちょっと元気が戻るかな?(笑)


帰って最初の仕事は、クリスマスの飾りつけです(^_^)
では、また!





2016年12月10日

La mia città preferita

わたしの好きな街




夏のフェスティバルの最中も、一回は訪れる町、ピエトラサンタ。今日は、お隣の町で仕事があったのと、終わり時間がまだ陽の高いうちだったので、ちょろっと寄ってみました。

流石、芸術家が多く住んでいる町です。クリスマスの飾りも、商業的なものでなくなかなか個性的でした。上のお店の飾り付けも、写真では伝わりにくいですが、派手さはないし華美な装飾もないのだけれど、それはそれで味があって、帰ったらこんな飾り方もあるなぁ〜と、とても参考になりました。


ここに寄った目的は、お世話になってるイタリアのマンマのプレゼントを探すためもありました。目的は達成。普段に着てもらえそうなセーターを見つけました。サイズも前もって調査済みでしたからね(笑)多分!大丈夫でしょう。喜んでもらえると良いなぁと、渡す瞬間まで持てるのがプレゼントする楽しみですよね。


そして、たまたまダリの展覧会が催されていたので、それも覗いてきました。多分、初めて本物の作品を見たのだと思います。シュールレアリズムの作品の中でも、大胆で、かなり奇抜なイメージがあるダリでしたが、近くで見る彼の作品はとても繊細で、奇抜さをあまり感じることはなく、むしろ楽しい。そんな印象でした。

特に気に入ったものは、絵画ではなく彫刻(彫像)。


これは絵画ではお馴染み。
立体の像が存在するのは知りませんでした。

特にのお気に入りは、こちら。

これ、女性の三本足のピアノです。勿論、空想の中の楽器で、音がなるわけではありません。
でも、こんなピアノあったら是非とも欲しい!


どうです?美しいでしょう?(笑)


明日から暫くは、朝から夕方までの稽古が続きます。たまたまふらっと寄ったのですが、良い気分転換になりました。


では、また!*\(^o^)/*


2016年12月9日

Le spese

買い物




クリスマスの飾り付けの正式解禁日、12月7日も過ぎました。しかし残念ながら、我が家の飾り付けは、もうしばらく先までお預け。と言うのも、12月はプッチーニの生まれ月で、トッレのフェスティバルで、色々なコンサートが催されているのです。そのお手伝いのため、先月末からトスカーナとミラノを行ったり来たり。それで、クリスマスの飾り付けに手が出ない状況なのです。ホント待ち遠しいです(笑)


さて。ここからが本題。
そのフェスティバルから、夏に働いた期間に対する食事券(金券)を、11月末(何ヶ月後!)に受け取りました。しかも、12月末までに使いきらねばならないこの券。頂いてすぐに、ネットで利用できるレストラン調べてみたものの、特に行ってみたい店はなし。幸い、食事以外にスーパーマーケットでも使えるようなので、これしかないな!と、ミラノに帰っている間に、望みのものを買うべくアンドレアと出かけました。


しかし。スーパーに向かいながらも、本当にそこでも使えるのか、半信半疑の2人(笑)まず、インフォメーションで、金券を見せて情報を得ます。お姉さん曰く
『その金券は、ここで問題なく使えますよ。でも、この3つに関してはダメです。
1)アルコール類
2)食品以外の製品
3)セール商品

『え?アルコールはダメなの〜?』
がっくりの2人。実は計画では、上等なワインを1本か2本買って、まだ余ったら上等なトイレットペーパーでも買うか?って話していたのです。ワインどころか、どっちもあかんやん(笑)

ま、せっかく来たことやし、それでも何か買って帰ろうと、カートを押しながら店内を見るも、普段はまずセール商品を見るものだから、どれもカートに入れられず、買い物は全然はかどらない(笑)合計が、金券の額を超えない様に考えながら、定価のものだけを探して買い物するのは、楽しいものかと思いきやそうでもなく、何だか無駄遣いしている気分さえ起きてきました。はい。自分達の小市民度がよく分かりましたよ、ホント(笑)


そして、むか〜しテレビでやってた『がっちり買いましょう』の気分で(アンドレアは知らんけど、、、笑)、ドキドキしながらレジの計算を済ませ、まだ余った金券を見ながら、2人でホッと一息。


残った分は、後日に、近所のトラットリア行って、ピッツァでも食べるか?と、2人の意見は合致。疲れました〜(笑)


来年もこんな事があるかもしれないし、もっと下調べしておこうっと!


、、、という事で
では、また!(^o^)/

2016年12月6日

Referendum

国民投票



4日のイタリアでの国民投票。憲法改正の賛否を問うものであったのだけれど、結果は反対が60%を超え首相は敗北。辞意を表明しているが、現在は大統領により辞職が一時的に凍結されている。


この国でも選挙における投票率の低さは、毎回問題になっているが、今回は67%という高い投票率だった。この数字には正直驚いた。Italiani bravi!! 


この投票率で、60%反対と言うなら、国民の意見と言える。少なくてもこの数字は、国民が自分達の国のことを考えている事を表している。辞任に追い込まれたレンツィ氏だが、この投票率は彼の力でもあると私は思う。


今の日本で、憲法改正のための国民投票があったとしたら、それだけの人が投票に行くのだろうか?
いつになく(笑)、そんな事を考えながら、昨日今日と過ごしています。


それにしても『referendum』なんて言葉は、今回の事でもなければ、多分知らないままで、この先も過ごしただろう。有り難いことですな。


では、また!(^o^)/



2016年12月3日

Il compleanno

誕生日



今日は、私の誕生日。
もしかしたら今まで、自分の誕生日に、劇場で仕事していた事はあっても、劇場に公演を見に来たことはなかったかもしれない。

これから、その公演。マリア・ジョアン・ピリスの演奏会です。若い頃に一度だけ、コンチェルトを聞きに行きました。繊細で、でも中に秘める情熱を感じる彼女の演奏を楽しみたいと思います。

劇場はスカラ。間も無く開幕する来シーズンのオペラの準備も進む中、今日はホワイエにクリスマスツリーもありました。


一足早いですが、クリスマス気分もちょっと味わえました。
では、また!

2016年11月25日

Menù gita-casa 51

メニュー・ジータカーザ  51


パリの報告が途中になってしまっていますが、最近はまっていることを少し。


パン作りしてます(笑)
これは6作目。

1昨目は、大失敗。発酵足りずで何やら石のような物体に。

2作目(下の写真)は、膨らみが足りず。この原因は分からず。味は、日本の食パンに近くかなり甘い。そこで残りをフレンチトーストにしてみたが、イマイチ中途半端。ガックリ。イタリアの食卓には、改善の余地がある感じ。


3作目は、砂糖を減らしてくるみを入れてみる。味は重ため。膨らみはまずまず。『悪くないけど、毎日食べるのは飽きるな』とアンドレアのご感想。ごもっとも。

4作目は、少し水分を多めにして牛乳も入れてみる。朝ごはんにはいい感じ。甘くないパウンドケーキという感じかな。『これはなかなか良い。特に、朝ご飯に薄く切ってほんのり焼いて、バターとジャムを付けるのがよろしい』とお褒めの言葉をアンドレアから頂戴する


5作目は、4作目に気を良くして同じ配分で作ったはずなのに、発酵の様子が違い、それ故に味も前回とは違う。
アンドレアもすぐにそれに気がつき、『うーむ。柔らかさはこれの方が良いけど、味はこの間の方が良かったな』とひと言。奥深し、パン作り。


そして本日、最初の写真6作目。お砂糖が一切入ってないパン初挑戦。味はまだ未確認。


それにしても、イタリアの粉で作ったパンは、白いというよりも黄色っぽい。そう言えば、こっちでホワイトソースを作る時も思うのよね。日本で作った時は、もっと白かったように思うのだけど、、、と。なぜなのかな?


因みに、これらのパンの基本のレシピは、現在ネットで沢山出ている『捏ねないパン』のレシピです。
我が家には、staub(スタウブ)の鍋もle creuset(ル・クルーゼ)の鍋もないので、ケーキ型を使用して、蓋の代わりにはアルミホイルを使っています。
その辺りに、皮が薄くパリパリに仕上がらない原因があるのかも。


では、また!(^o^)/



2016年11月12日

Di nuovo a Parigi (3)

パリ再び(3)



桁外れの美しさに、しばし言葉を失った教会サント・シャペル(Seinte Chapelle)。昨年、パリのノートルダム寺院を訪れた時にも、その大きさと荘厳さに圧倒されたけれど、ここのステンドグラスを見た瞬間の驚き。息を呑むほどの美しさというものを、初めて経験した瞬間でした。

この教会、一般のキリスト教徒のために建てられた教会ではなく、シテ島の王宮の中に聖遺物(キリストや聖母マリアの遺品など)を納めるために建設されたので、大きな道に面してはいません。

裁判所の建物がある門と入り口を同じにして、この教会はありました。外から教会の建物を見ると、美しいですが割に古いし、巨大なわけでもない。
特別な印象を持たずに中に入りました。

中に入ると、正面にはこの教会を作ったルイ9世(彼は聖人でもあるので、聖王ルイとも呼ばれていた)の像。周りには、色鮮やかなステンドグラス。そして天井にもこのような装飾が。


これでも十分美しかったのだけれど、ここはなんと、2階建ての教会だったのです。入り口の両側にある狭く長い螺旋階段を上ると本当の礼拝堂が現れました。ステンドグラスに囲まれ、度肝を抜くような空間が現れました。



私達が上った螺旋階段は、召使達用の階段で、王や貴族達のためには、直接2階の礼拝堂に入れる大きな扉がありました。屋根を除いた全ての面が、ステンドグラスで覆われています。唯一の壁は、大扉の入り口の上の部分だけ。


私のiPhoneのカメラでは、そのステンドグラスの美しさをそのままに伝える事は不可能なのだけれど、もう数枚だけ載せておきます。



それぞれの枠の中は旧約聖書の話や、キリストの受難などが、一枚ずつ違う絵が描かれています。

写真では捉えきれない調和と美しさ。途中でもう写真を撮るのは諦めました。感じていたい。見ていたい。椅子に座って、時間を忘れて、神聖な空気を感じ、ステンドグラスを眺める。それだけ。本当に贅沢な経験です。サン・ピエトロのシスティーナ礼拝堂に足を入れた時も驚きましたが、それを遥かに超える驚きでした。


これからパリを訪れる方があれば、是非ともこの教会にも足をお運びくださいね。
では、また!(^-^)/

2016年11月10日

Di nuovo a Parigi (2)

パリ再び(2)


最初の写真はパリのオペラ座。いつ見ても素晴らしい。

さて今日は、街で見かけたものの写真を少しだけ。


間違い写真ではありません(笑)


キティちゃんのポケットティッシュです。アンドレアがティッシュを買いたいと言うので、入ったスーパーで見つけました。余りに可愛くて、即買い。これは、イタリアにはない!(、、、よね?)


オペラ座の様に、何世紀も前からある建物があちらこちらにあるパリですが、少し離れるとこんな場所もあります。これには驚きました。新しいのですが、なんとも言えない調和がある様に思えました。


これはシャトレ座の近くにあるショッピングセンター。ここも、古い物と新しい物が上手く折り合いをつけていると感じさせる場所にありました。


下の写真も不思議な空間でしょう?
ここは、ルーブル美術館の裏のスペースになります。私たちが通りかかった時は、子供達がここで鬼ごっこみたいな事をやってました。写真の真ん中はアンドレア。

こういうセンスは流石。



これは地下鉄の椅子。

信号機の緑。なんだか楽しそうでしょ。

晩ご飯に入ったレストランで。

楽しんでます。はい。
では、また!(^-^)/

2016年11月8日

Di nuovo a Parigi (1)

パリ再び(1)


仕事で滞在しているアンドレアを追いかけて、4泊5日でパリにやって来ました。ほぼ2年ぶり。写真は着いた日の夜のシャトレ座。


行きの飛行機でのこと。
3人席の窓際に座った私の横には、お二人の男性が。親子か、はたまたお友達かという感じのお二人。年齢差はありそうだけど、お二人とも体格よく、しかもその内のお一人は結構強面。


飛行機がゆるりと動き出したら、すぐにお二人がされた行動が、首を垂れて3回十字を切ること。
(へー、なんか映画見たい。初めて見たなぁ、飛行機の中でこんな風に十字を切る人。信心深いんやな、、、)と、心の中の声。


滑走路で飛行機のスピードが上がり、地面から離れた瞬間に、再び首を垂れて3回の十字を切るお二人。 
(え?さっき十字きったとこやのに、また?、、、もしかして、飛行機が怖い?あんまり切られると、私もなんだか怖くなるなぁ)


ミラノからパリまでの飛行時間は、1時間半ほど。まもなく着陸態勢に入りますのアナウンスの後、私達の飛行機は雲の中へ。よくある事ですが、そこで揺れ始めた飛行機。隣の男性の緊張が伝わってきたその時に、ほんの一瞬でしたが、飛行機が小さなエアポケットに入ったのかストンと落ちた感じに。


『おーっ!』という声と共に、猛烈なスピードで再び3回十字を切るお二人。その動きが、お二人でぴったりシンクロ。
(ちょっと、この状況でその十字はやめて欲しいわー。私まで心配が増してきたやんか、、、)


間も無く揺れもおさまり、再び小さく3回十字を切るお二人。ホッとした感のお二人を感じながら、込み上げてきたのは、なんとも言えない可笑しさ。
(なんだか、、、イタリアの南の方を舞台にした、昔のコミック映画を見てるみたいなんだけど、、、)

はい(^_^)
無事に着陸した時も、モチロン!お二人でピッタリ揃って3回十字を切られました。
良かったね、無事に着く事ができて。


空港までお迎えに来てくれたアンドレアに、このお二人の事を話しながら、パリ旅行の始まりです。


続きは、また後日。
では!(^-^)/



2016年10月29日

Tanti auguri a te!

お誕生日おめでとう!



本日の主役はこの方。
嫁の長い不在にも耐え(笑)、『中は熱く外は冷静に』を常に心がけてらっしゃる我が旦那さま。


そしてなんと!
お誕生日の数日前から、遂に!『茄子のはさみ揚げ』を、間違えずに噛まずに言えるようになられました。
でかした!旦那さま。


でも、すみません。この写真は4日前の25日、結婚記念日のお家夕食の写真です(笑)
でも良いお顔でしょ?この日で、結婚してから無事に5年が過ぎました。双方の家族、友人達、仕事仲間、ご近所の方々、私達に関わってくださった皆さんのお陰です。



因みに、この日のメニューは、


オッソブーコのきのこソースにサラダ。
そして、ドルチェと食後酒。


今日は、これからミラノへ出ます。
仕事終わりの彼と合流して、美術館に行ってから、旦那さまご所望の和食屋さんで晩ご飯です。


その様子は、また明日。
では、また!(^o^)/




2016年10月18日

Menù gita-casa 50

メニュー・ジータカーザ 50


ポルチーニのフライです。

アルバで手に入れたポルチーニは、お店のお兄さんの勧めに従って、まずはフライに。
溶き卵とパン粉をつけてフライにして塩・胡椒。シンプルだけどご馳走になりました。レシピによっては、パン粉にパセリや粉チーズを混ぜるものもありましたが、ポルチーニのデリケートな味を楽しむには、これで充分な気がします。


そして、翌日は残ったポルチーニとタリオリーニでパスタに。これはこれで、とても美味しくいただきました。


レシピもいたって簡単。
ニンニクの香りをつけたオリーブ油で、玉ねぎのみじん切りと適当な大きさに切ったポルチーニを炒めて、白ワインで香りづけ。後は塩・胡椒をして数分煮込みます(煮込みは5分がリミットと、レシピにはありました。さもないと、ポルチーニの香りがなくなるそうです)


そして、同じくクーネオで買ったチーズとサラミをセカンドに。


右のチーズは、牛と羊の乳から作られています。匂いはなかなか強烈でしたが、クリーミーでパンにつけていただくと止められない。一つだけ買うことにして良かった(笑)カロリーが高そうですが、瞬時に消えました。


食欲の秋、実感。
危険すぎ(笑)
では、また!(^o^)/

2016年10月16日

La città di tartufo e di vino

トリュフとワインの町



この間の土曜日はお友達と一緒に遠足してきました。お土産の一部はこの子達(笑)ポルチーニ茸、乾燥ポルチーニ、トリュフの香りが付いたオリーブ油、そしてタリオリーニ(方言ではtajarinと言うみたいです)。


訪れたのはクーネオ。トリュフの町、アルバとワインの町、バローロとバルバレスコです。雨続きだったのに、この日はお昼から見事に晴れました。秋の遠足を1日かけてゆっくり楽しむことができました。



トリュフは100gが400ユーロ(45000円くらいかな…)ほどというのが、見本市での相場の様でした。写真で見える小さな塊が10gくらいの大きさです。黒に比べて、白トリュフの方がお値段が張るのですね。


見本市会場では、トリュフの査定も行われていました。大きさ、形、香りなどから査定し、認定のシールを貼ってもらうようです。ある男性が持ってこられたトリュフの大きさをみてください。



これで、重さは500gほどあったみたいです。値段を付ければ何十万円かするとか。ビックリですよね。

そしてポルチーニ。
見てしまったら、買わずにはいられませんでした(笑)絵本に出てくるキノコそのものの形でしょう!


町を移動してバローロへ。
行く途中の風景は、こんな感じです。ここもトスカーナの様に、ワインのための葡萄畑が優しいカーブを描く丘に広がっています。青い空が広がっている日に来る事ができて、本当に良かった。


バローロの町でお昼を食べて、お土産の、勿論!(笑)バローロも購入して、もう1つの町バルバレスコへ。
これは、町の入り口にあった小さな教会です。

中は、、、

エノテカでした(笑)
町の別の場所には、ちゃんともう一つの教会がありましたよ。

朝早くの出発でしたから、家に帰って晩ご飯を食べたら、ソファーで直ぐに夢の中コースでした。秋らしいお天気に恵まれ、気のおけない仲間との遠足は、心地よい疲れと美味しい沢山のお土産が残る贅沢な1日になりました。


イタリアも食欲の秋です。
では、また!(^o^)/


2016年10月9日

Menù gita-casa 49

メニュー・ジータカーザ 49


牛肉のきのこソース和え
何ヶ月かぶりで、久しぶりに行ったスーパーには、季節柄でしょうか、いろんな種類のきのこが沢山売られていました。しかも、先週はどうやら『東洋のきのこ』も特売だったようで、こんなパックを見つけました。



エリンギこそ、この頃、こちらのスーパーでも見かけるようになりましたが、椎茸やエノキは中華か韓国の食材を扱うお店でしか今まで見たことがありませんでした。ですから勿論!即買いです(笑)1日目は、お魚や野菜と一緒に、きのこ色々の天ぷらに。天つゆで美味しく頂きました。


そして上の写真は、その翌日の晩ご飯。美味しそうですが、実はお肉が固かった。子牛を選んだのですが、想像していた柔らかさではなく、噛み応えありすぎ(涙)でも!このきのこソースが、とても美味しかったので救われました。レシピは、たまたまネットで見つけたものでした。


お肉を焼いたフライパンに、適当な大きさに切ったきのこを数種類入れて炒めます。あれば乾燥ポルチーニを水で戻して投入すると尚美味しい。ある程度まで炒まったら、ポルチーニの戻し汁と、白ワイン、塩・胡椒を入れて数分煮ます。水分がなくなってきたら、その半分を取り出し、生クリームを加えてバーミックスでクリーム状に潰します。その日、我が家には生クリームがなかったので、牛乳にしましたが、それでも十分な感じでした。


後は、最初に焼いてあった牛肉をフライパンに戻して、炒めてあったきのこと先ほどのソースと共に温めなおします。お肉がこれで柔らかければ、超ご馳走だったんだけどなぁ(笑)


イタリアはすっかり秋模様で、これから怖い『食欲の秋』到来です。食べ過ぎに気をつけて、秋を楽しみたいですね。


では、また!(^o^)/