2014年3月22日

Ecco! Loro avevano voluto aiutarmi.

やっぱり!彼女達は、私を助けたかったのだ。


前回のみんなが私を助けてくれるを書いた翌日。検査の手続きをしに再び病院を訪れました。
兎に角、看護婦さん達に言われた様に、ホームドクターに書いてもらった2枚のレセプトを持って、病院内の受付へ。再三、再四、看護婦さん達に説明された通りに一枚目の予約を済ませる。


予約受付の紙には、この検査をうける時に、もう一つの検査結果を持って来る様にと書いてある。
『え?そんな検査を受けてる時間はないんだけど、、、』
なぜなら、今週末から、私は日本なのです。出発までに予約を取るのは、まず不可能。帰国するのは、たった今予約したばかりの検査の4日前。だから、もう一つの検査を出発前も帰国後もやってる時間はない。


ま、兎に角!
これで良かったのかどうか確認しておこうと、看護婦さん達がいる病棟へ
(この間、もう一つの検査のことは言われなかったし、それから、彼女達も私を助けたいと思ってくれてるはずなんだよな、、、)と、何度も思いながら、、、。


扉の前で待つこと15分ほど。この間の看護婦さんが扉を開けた。
『あの、、、』と声を掛けると、
『え?また来たん?貴女、、、ここへ何しにきたん!』とニンマリ顔で。
慌てて、でも、私も笑顔で
これで合ってるか見てもらいたいんよ』と予約表を彼女に。


ざっと目を通してくれて『OK! OK! バッチリよ!』と、彼女ニッコリ。私もニッコリ。
そこで、もう一つの検査のことも聞いてみた。
『良かったぁ。でね、この予約表に、、、まだ予約してないもう一つの検査の結果がいるって書いてあるけど、、、どうしたらいい?』


『うん?』と、不思議そうな顔をして、看護婦さんは予約表を再び読み始めた。
そして、ちょっと困った顔をした後、少し考えてから、
『今からここで、暫く待つことできる?』と彼女。
『いいですよ』と私。


扉の中に、彼女が入った数分後、別の看護婦さんが帰ってきた。
勿論、彼女も先日来の顔なじみ。ちょっとドキっとした。だって、強面のおばさまで、それまで一度もニッコリ顔は見たことがなかったから。扉の前の私を見つけ、一瞬絶句。


数秒後、大笑いし始めた彼女。
『あなた、またぁ、、、、!!もう知らんわぁ、、、はっはっは』
つられて私も大笑い。
『あはは、、、いやいや、今日は大丈夫。心配しないでね。
    予約したから確認してもらいに来ただけ。今、中で確認してくれてはる、、ふふふ』
『もちろん、待ってたよ、今日も!貴女を!、、、あっはっは』と彼女。


(あれ?ちょっと近くなれたなぁ、、、それにしても、綺麗な笑顔の人やなぁ、、、)
そんなこと思いながら、一緒に笑った後、彼女は笑いながら扉の中に入っていった。



再び、廊下で待つこと数分。最初の看護婦さんが再び姿を現して私にこう言った。
『今日やってしまいましょう、この検査。いいよね?』
予約なしでもう一つの検査してしてくれるつもりだ!と事情が分かった私。
『勿論!』


3〜40分待った後、本当に!(笑)私の名前が呼ばれ、無事に検査終了。
これで、日本から帰ってきたら、安心して予約した検査に行ける!何より、今日、私の前にいた彼女達は、今まで知っていた彼女達と全く別人。検査終了後に部屋を出る時には、『buon viaggio! 良い旅を!』とまで言ってくれた彼女達。嬉しかったなぁ。


そして、アンドレアの言ったとおりやったなぁ。
この人達は私を助けてたいと思ってくれるている!と信じるのは大切。
ありがとうね、皆さん。


では、また!q
... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年3月20日

Tutti mi aiutano

みんなが私を助けてくれる


今朝の出来事です。
アンドレアがニュースの文字放送を見ながら、現在、新たにイタリアで起こっている訴訟について話し始めました。登場人物が複数になる説明は、時々、私の頭を混乱させます。なぜなら、イタリア語では主語を省略することが多いからです。動詞の形と前後の話から、主語が何かを考えないといけない。今朝のその話題もそうでした。


一通り彼の説明を聞いてから、『うーん、よく分からなかったわ』と私が言うと、アンドレアはその後、ゆっくりと言葉を選びつつ再び説明してくれました。少しずつでしたが、話の中身が見えて来て、今度は多分分かったかな?という思えました。でも、絶対という確信はない。

それで
『うーん、、、つまり、こういうことよね。A裁判官は、この間から続いている訴訟に携わってる女性裁判官で、、、、』と私が復唱しだすとアンドレアがすぐに私の言葉を遮った。
『いや、だからやな、、、』


これと同じことが、つい最近、病院でも起こった。検査の手続きに関しての説明で。私が分かったことを復唱しようとすると、看護婦さん達が(しかも一斉に、、、笑)、もう一度説明を始めてくれる。そして、言葉を遮られた私は、何も分かっていなかったのか?と思い聞き直す。そして『つまりこうよね、、、』と復唱しようとすると、また途中で遮られる。結局『分かりました』というまで、それは繰り返された(笑)




なんだか、自分の頭がとっても悪くなった気分。あぁ、言葉が不自由って大変。




それと同じ感覚が、今朝は、蘇ってしまった。なんだか悲しくなって、涙が溢れた。
『どうしたん?』
『なんか、自分がアホになった気分。なんで最後まで聞いてくれへんの?』
『だって、分からんって言ったやんか。僕、助けたいだけなんやけど、、、』
『人が話してる言葉を遮って?病院でもそうやってん。私の話は、なかなか聞いてもらわれへんかった』


吃驚した顔のアンドレア。そして一言。
だから、彼女達も助けたかったんちゃう?僕もやけど、誰もあんたのことをアホとか思ってないで、、、』
『人の話を最後まで聞いてくれてもいいやん!』
『あんた、、、それは、、、これがイタリアやねん。ほんで僕イタリア人やし、、、』


笑えてきた。
そうやった!粕汁が好物でも、この人はイタリア人やった!


不貞腐れてる私を見て、『ほんなら、ほれ、説明してみ?』とアンドレア。
今度は遮られることなく最後まで説明できた。そしたらアンドレアは、
『分かってるやん!なんで、分かったのに分からんって言ったん?』



うーん、そうかぁ。分からんかったの多用はやめよう。
そして、助けてあげようと思ってくれるとああなるのかぁ、、、。


まだまだイタリアーナへの道のりは長い!修行ですな(笑)


では、また!(^_^)



... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年3月16日

I fiori primaverili

春の花々


暖冬で雨ばかりの冬が終わると、春の日差しとともに一気に気温も上がり、花々が一斉に咲き始めています。


今日は日曜日。アンドレアもお休みです。季節が変わる時は、食卓のメニューが変わる時でもあります。お昼ご飯は、今日が多分最後の冬のお料理。前の日からキャベツとトマトで煮込んだスペアリブとソーセージ、そしてポレンタ。重いめの赤ワインといただきました。とても美味しかったですが、ドンとお腹にきたので、食後に散歩することにしました。暖かいを通り過ぎて、暑いくらいの気温でした。半袖姿の人もチラホラ。のんびり散策しながら、沢山の花を見つけました。

木蓮


椿


ボケ

散歩していたのはこんな場所です。畑の先にチズラーゴの町が見えています。


あまりの暑さに、セーターを脱いでTシャツ姿のアンドレア。お腹ひっこめてよー(笑)


可愛い野の花もあちこちに咲いています。懐かしい花も沢山!

タンポポ
イタリア語では、dente di leone (ライオンの歯)と呼ばれたりもしますね。
花だけでなく、すでに綿毛になったものも。



これは何というのかしら?

イヌノフグリ

小さなマーガレットみたいな花もありました。
写真には撮りませんでしたが、ペンペン草も見かけました。

のんびり散策を続け、最後にはチズラーゴの教会に到着。
日曜の午後、広場には結構な人が集まっていました。
ジェラートのお店も大繁盛でした。

道沿いには、三色スミレも植えられてました!

レンギョウの花も、この時期真っ盛りです。
黄色の色が鮮やかで美しい!

私も影で(笑)写真に参加。

この間、このブログにも紹介したご近所の梅は満開でした。


結局、2時間近く歩いて散歩終了。
子供の頃の遠足の後のような心地よい疲れとともに
心も身体もリフレッシュして家に帰りました。
本当によい季節です。



では、また!(^_^)



... にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 良かったらクリックしていってくださいね! 

2014年3月12日

Mimosa

ミモザ


トスカーナでのお仕事は無事に終了。
すっかり春めいてきたイタリアです。あちこちで、木蓮や梅、桜の花などを見かけるようになってきました。今度の日曜日は、お天気が良ければバイクでコモ湖に行く計画です。どうかしらね?


花といえば、、、。
少し前ですが、3月8日は『世界女性デー』でしたね。イタリアでは、その日、ミモザの花を女性に贈る習慣があります。今年も、町のあちこちがミモザの花で一杯に飾られていました。私にも、大好きな女性の!友達から一枚の写真が送られてきました。知らなかったのですが、写真は、自動的にiPadに保存されていたようです。昨日、別の写真を探していて、再びこの写真を見つけました。とても美しいので、皆さんにもお見せしたくて、、、(^_^)




なんとも言えない可憐さですよね。
いつか庭のあるお家に引っ越せたら、木蓮とミモザは、ぜひ植えたいですね。



では、また!
良かったらクリックしていってくださいね!   にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

2014年3月10日

Ce l'ho fatta! Ho preso!

やった!乗れたぁ!


、、、と言うのも、朝から荷物抱えて走りました。


今日から水曜日まで、オーディションの伴奏の仕事でトスカーナです。一緒に早起きしてくれたアンドレアが、ミラノ駅まで車で送ってくれました。駅前についたのは、8時7分。駅は三階。電車の発車まで後3分!この電車に乗り遅れたら、次の電車は一時間後で、仕事には完全遅刻!


『間に合う!走れぇーー!』
後ろから聞こえるアンドレアの声。
ゴロゴロ持って階段も走りました。荷物重い、身体重い(笑)走りながら何番線か確認して、乗って一息、電車発車。危なかったぁ!


即、アンドレアにも電話。
『間に合った!乗れたよー』
『あっはっは!乗れたん?そら走ったなぁー。てっきりあかんかったんかと思ってた。あっはっは!もう発車したん?』
『した、した!(それにしても、楽しそうに笑うなぁ、、、)』
『え?時間通りに?そうかぁ。特急じゃなく急行やから、ちょっとくらい遅れて出発するかと思ってたのになぁ、、、それにしても、、、あっはっは』
『時間通りに出たよ。(急行やからちょっとくらい遅れて出発って、ここ始発駅やん、、、しかしその考え方、笑けるなぁ)良かったわ、とにかく間に合って(^_^)』
『良かった、良かった。あはは。幸先ええやん。じゃ、僕は家に帰るわ』 
『ま、そやね。ありがと!あはは』

何だか分からないまま、それまでのドキドキとゼーゼー(笑)をすっかり忘れて楽しく出発。イタリアやなぁ。私の旦那やなぁ。


今日のオーディションで、何を弾かされるかは、現地に着いてからのお楽しみ。これにも大概ドキドキしてるけど、今朝は、幸先が良かったらしいから(笑)、これもなんとかなるでしょう。



では、行ってきます!(^_^)

良かったらクリックしていってくださいね!   にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

2014年3月9日

La signora di sotto 2

下の階のお婆ちゃま2



実はあの翌日、お婆ちゃまにはまたまた大事件が!何時ぞやのように、部屋の中で転けてしまわれたらしく、家にいた私は再びあの『Aiutooooooo, aiutatemiiiii !(助けてー。誰か私を助けてー!)』の声を聞く羽目に。


下の階から聞こえてくる鳴り続ける固定電話の音。その中で聞こえてくるお婆ちゃまの声。
『これって、お婆ちゃまが電話に出れてないってことやん、、、、まさか、、、、』
下に降りてみたら、、、やっぱり嫌な予感的中!叫び続けるお婆ちゃま。外からかなり大きな声で呼んでみるも、耳が遠いこともあってあさってなお返事ばかり。扉の鍵はかかったまま。結局、上の階のご夫婦の力を借りて、最後は救急車を呼ぶことに。


救急車が到着するのと同じ頃に、電話に出ないお婆ちゃまを心配された家族も到着。またまた長い時間、転けて起き上がれない状態だったらしく、その上、転けたはずみでどこかにぶつけたのか出血もしていらしたらしい。兎に角、救急車で病院に運ばれたお婆ちゃま。その日以降、妙に静かな日々が過ぎてゆきました。


そして2週間と少しが過ぎ、数日前にお婆ちゃまが家に戻ってこられました。たまたま帰って来られた時に、私も外から戻ってきたので、『お帰りなさい!大丈夫ですか?』と声をかけました。『ありがとう』とお婆ちゃま。おでこにちょっと傷跡がありましたがお元気そうでした。


もしかしたら、もうここには帰って来られないんじゃないかな?とアンドレアと話していたのですが、なんのなの。結局は、家族やお手伝いの人達の力を借りつつ、独り住まいを続けられるようです。そして、お帰りと同時に再び聞こえてくるようになった家族との大声の会話(時に、かなり激しい怒鳴りあいの声も、、、笑)


その建物中に鳴り響く声を聞いて、アンドレアが一言。
『 Lei è tornata "perfettamente in forma ,,,,, " (完全復帰やな、、、)
あまりに言い得た言葉だったので、私も大きく頷き
まさしく!』
そして、お互いの顔を見ながら思わずにっこり。


今朝も、お婆ちゃまの娘さんが来られているようで、時折、かなり激しい口調で言い合いをしてるお二人の声が聞こえてきます(笑)今や慣れ親しんだこの言い合うお二人の声。やっぱりこうでなくちゃね。長生きして下さいね、お婆ちゃま。



では、また(^_^)


良かったらクリックしていってくださいね!   にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

2014年3月7日

Una piccola sorpresa da primavera

春からの小さな贈り物


長かった雨の冬が終わったのかな?ここ数日、春らしい日差しと柔らかな空気がイタリアにも戻ってきました。


あんまりお天気が良いので、晩ご飯の材料の買い物がてらお散歩に出ました。こども達は公園で楽しげな声を上げながら遊び、お婆さん達はベンチでお喋りしながら日向ぼっこ。穏やかな春らしい空気に、思わず私の顔もほころびます。


そして、近所のお庭では梅らしきお花を見つけました。

もうちょっと近寄りますかね。
イタリアの梅。

私達の大好きな小さな森にも、春が近づいてきています。



というところで、また!(^_^)
良かったらクリックしていってくださいね!   にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村