それが今日11月1日。イタリアの祝日。全ての聖人と殉教者の日で万聖節とも呼ばれます。
翌日2日は死者の日で万霊節。一時は、この日も祝日だったようですが、今は違います。
ここ数年、この祝日の日か、それに近い日曜日に、旦那の同僚のご両親のお宅で、毎年 Cazzuola (カッツオーラと発音。地域によっては、cassuela だったり、他の呼び方の地方もあり。)をいただくことなっています。今回は13人が集まりました。
カッツオーラとは、豚のスペアリブ、皮、豚足、耳やサルシッチャなどをちりめんキャベツと一緒に炊いたお料理で、ポレンタと一緒に食べることが多いです。
材料から想像できるように、昔は貧しい人々のメニューだったそうです。今では、ミネストローネのように一般的になり、日本のお鍋セットのように、それ用にパッキングされた肉類とキャベツを売っているスーパーもあります。
何しろ、マンマ ジュリアーナの作ってくれるカッツオーラは美味しい!
豚肉はスーパーではなく、彼女が信頼を置いているお肉屋さんで調達。キャベツにも一工夫。かなりの量のキャベツとお肉類を煮込むので、重たくならない様に、お肉と炊き込む前に、キャベツを蒸し煮にして汁を絞るそうです。写真でも、その美味しさが伝わると思います。
今日は、素晴らしい秋晴れの穏やかな一日でしたが、昔のミラノは10月には、朝晩に霜が降りていたらしく、キャベツもその霜のお陰で、より甘く柔らかだったそうです。
この一皿で、後はもう何も食べられない!と思うほどの充実度でしたが、この後に出てきたゴルゴンゾーラが、また美味しかった!何故だか胃には隙間ができ(笑)、その他にも、カチョッタチーズとパルミジヤーノを少しずついただきました。
デザートのトルタと果物も完食。エスプレッソも美味しくいただきました。その後は腹ごなしに庭に出る人、お喋りに花が咲く人達と、それぞれがくつろぎながらゆったり。時々は日本の事を質問されたりもして、私も喋る機会をもらいました。
少しお腹がこなれた頃に、新たに出てきたのものがありました。それは、袋一杯の栗!
焼き栗も、この食事会にはかかせないのです。楽しげに笑う男性陣は、栗がはぜない様にと、焼く前に一つずつナイフ等で切り目をつけてくれています。いい顔ですよね、三人とも(^_^)
そしてできた焼き栗がこれ。
ストーブの火で焼かれた栗は、家のコンロで焼く栗とは違うんですよね。味が優しいんです。
お腹一杯、心暖かになって、みんなが大満足になった頃には、外は既に暗くなり、空気も冷たくなってきていました。お土産のカボチャと余ったカッツォーラもちゃっかりいただいて、来年のまたの再開を約束して家路につきました。
また来年、みんなに会えますように!
では、また(^_^)
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