2014年11月30日

Menù gita-casa 17

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メニュー・ジータカーザ17


夢の(笑)南フランスの小料理屋のメニューに、必ず載せようと決めた一品がこれ。
オックステール・シチュー。添えてあるのはポレンタ。


出来上がった料理を一口食べてビックリ!思いも掛けないほど、美味しかったのです。
そして、あるものを思い出しました。それはハインツのデミグラスソース!


日本では、ハインツのデミグラスソースがかなりお気に入りだった私。シチューやソースを作る時には、よく利用させてもらっていました。イタリアで暮らし始めた頃、スーパーであちこち探しても、ハインツ君に出会うことはなく、彼が恋しくて堪らないことが何度もありました。(最近では思い出すことすら無くなっていたかも、、、可哀想なハインツ君、、、笑)


日本で一人暮らしをしていた頃は、よく外食もしましたが、それでも基本的には、家でご飯を作って食べるのが好きでした。私にとって料理する事は、ある意味、頭を空っぽにできる時間でもあります。料理を始めると、手順とタイミングを考えながら、全ての五感を働かせてその事に集中します。ですから、抱えている仕事の事や頭を占領しているいろいろな事を一時的に頭から放すのだと思います。そして、部屋に充満する良い匂いで幸せな気分になり、できあがった物が美味しいとますます嬉しくなり、また翌日から頑張れる。そういう良い循環を作れているのだと思います。


その頃にも、時々オックステール・シチューを作りました。ところが、今回オックステール・シチューを作ろうと決めたとき、昔はどうやって作っていたのかを、どうしても思い出せなかったのです。とにかく美味しかった。煮込むのに長い時間はかかるが、そんなに手が込んでいたわけじゃない気がするのだが、、、。でも、いくら考えても思い出せませんでした。今回、ハインツ君の味を思い出して分かりました。香味野菜と肉類を炒めてワインを加えて煮詰めてから、水やらトマト缶を加え、その後ハインツ君のお世話になっていたのだ!と(笑)偉大なりハインツ君!BRAVISSIMO!


さて。
では、ハインツ君なしに、どうやってこの味に近づけたのか。意外なところに答えがありました。煮込みの最後に加えた少量のバターとココアを練ったもの。このココアの風味が、びっくりの変化をもたらしてくれました(レシピによっては、ココアとバターではなく、カカオ85%以上のチョコレートと書かれているものもありました。チョコもカカオとバターでできていますものね!)シチューの味がぐっと深まり奥行きがでました。


今回、私が利用したレシピは、イタリア料理シェフの落合務さんの本からです。
イタリア食堂『ラ・ベットラ』のシークレットレシピ
もう10年以上前に買った本ですが、ここに来てからもとても役にたっています。素材の味を大事にしたレシピが沢山あって、沢山のコツやヒントが記載されていて、プロでなくても本当に美味しいものが作れます。

いつかご紹介したいですが、この本の中にあるプリンのレシピ!
絶品中の絶品です。

では、また!(^^)



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