2015年5月27日

Casa Verdi

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ヴェルディの家



Casa Verdi を訪れ、そのサロンで演奏する機会に恵まれました。日本でお世話になったテノールの先生の奥様から、2週間ほど前に連絡をいただいて、少しだけですが伴奏のお手伝いをしたのです。


Casa Verdi(カーザ   ヴェルディ)は、作曲家ジュゼッペ・ヴェルディがミラノに建てた音楽家のための老人ホームです。現在でも60名のリタイアされた音楽家がここで暮らしています。ここに居る方々の平均年齢は85歳、最高齢は105歳なのだそうです。数年前からは、プロの音楽家を目指す、音楽大学やスカラのアカデミー等に通う16名の学生達もここで暮らしているのだそうです。一緒に生活することで、お互いに刺激を受けられるというメリットがあるのですとホームの職員の方がお話くださいました。


オペラの仕事をしているにも関わらず、今までここを訪れた事はなかったのです。いつかは行きたいと思いながらも、とても敷居の高い場所のように思えていたこともあって、実現させたことはなかったのです。


だからもう感動!
ヴェルディ本人がここに居たこともあっただろうと考えると、敷地内の何処を歩くのもワクワクでした。演奏中も、ヴェルディだけでなく、ここで余生を過ごされた方や、立ち寄られたり演奏された多くの音楽家の魂に守られている様に感ました。その場に居られることに、ただただ感謝。そんな有難い時間を過ごしました。


同じ敷地内には、クリプタ( cripta )とよばれるヴェルディの遺骨を納めてある美しい建物もありました。今日の冒頭の写真は、そのクリプタの壁面にある5枚あるモザイク壁画の一つです。ヴェネチアのモザイク職人によって製作されたそうです。非常に豪華で美しい作品でした。

ヴェルディのお葬式は、一人の神父と一本の蝋燭、そして一つの十字架の元でやって欲しいという彼の遺言の通りに執り行われたそうです。3年後に出来上がったクリプタに棺を納められるまで、ヴェルディはミラノにある別の墓地で眠っていました。そしてクリプタに運ばれる際には、トスカニーニが指揮する850名ほどのコーラスの歌声がと供に大勢の市民が、棺の後をついていったとか。


久しくヴェルディのオペラを弾いてないなぁと、この間までのアカデミーでも感じていたので、何か背中を押された感じです。もうちょっと色々挑戦したら?って(笑)


、、、はい。やりましょう!



と言うことで、日本への出発まであと数日。取り敢えずは、主婦生活も満喫する事にします。

では、また(^_^)




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