2013年7月5日

Stiva

船倉


昨日は、来週の金曜日に幕を開けるフェスティバルの最初の演目プッチーニの『外套』のオケ付き舞台稽古でした。昨日は衣装、メイク、カツラとほぼ完全な形での稽古になりました。


イタリアの劇場では、ほとんどのキュー出しは、ピアニストの仕事になります。フェスティバルでも、それは私達の仕事として割り振られます。私は、舞台上でのキュー出しは、この『外套』のみ。後の演目は、オーケストラピットでの鍵盤奏者として働きます。


で。
どこで仕事をするかと言うとこちら。
右端に譜面台があるのが分かります?ここで仕事です。



しかし、これは一体どこか。
舞台を正面からみると、一杯飾りでこの様に貨物船が置いてあります。手前の柵が、オーケストラピットと客席のしきり部分。





そして、これが船の甲板。
右にある穴が船倉で、これが最初の写真の階段のあるところです。この穴から、歌手や仕出しの人達が出てくる事になります。





そこを降りたところに私達がスタンバイして、楽譜に打たれたキューに従って合図します。ちょうど二枚目の写真の舞台下で、オーケストラピットの裏側になります。




譜面台の周りには、船員達が運ぶ小道具の荷物が積んであります。ね、ちょっと本当の船倉みたいでしょ(笑)



かなりの広さがあるのですが空気が全く動かず、想像以上に暑いです。下から見ると、甲板ではミケーレ役の アルベルト・ガザーレ(Alberto Gazale)と演助のルーカが舞台の確認中でした。


いままで、稽古ではピアノを弾いていたので、ゲネプロを除いて昨日が唯一のキュー出しを落ち着いて試せる機会でした。
しかし!
結局は、昨日が初のオケ付き舞台稽古。歌手からの要望で、私はキュー出しではなく指揮者の後ろで急遽プロンプをすることに。キュー出しの練習をしたかったんだけど、、、。


ま、こんなもんですな(笑)
なんとかなるんでしょう。きっと!



では、また!(^_^)


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