2016年6月20日

La città di Donizetti

☁︎|☂️ → ☁︎|☀︎ 肌寒〜い
ドニゼッティの町


ぐずついたお天気が続いている北イタリア。昨日も、雨が降ったり止んだりのはっきりしないお天気。しかもなんだか肌寒いし。


昨日はアンドレアもおやすみだったので、朝もゆっくり起きてゆるゆると過ごしていました。お天気が良ければ昼から、バイクで湖まで飛ばそうと話していましたがそうもいかず。かと言ってお家でだらだらも嫌で、結局、なんやかんやの末ベルガモへ。


ベルガモと言えば、ガエタノ・ドニゼッティが生まれた町。町が上と下の2つに分かれていて、どちらも違う雰囲気で楽しみも倍の町です。最初の写真は、『下の町』にあるドニゼッティ歌劇場の横にあるモニュメントです。ちなみに劇場の写真はこれ。


随分昔ですが、この劇場にはお仕事で数回来たことがあります。その時はアンドレアも同じプロダクションで働いていました。『こんなことあったん覚えてる?』とか言いながら散歩するのは、なんだかデートしてるみたいで(笑)ちょっと楽しかったです。そんなこんなしながらも、やっぱり雨は降ったり止んだり。『上の町』がまで上がるかどうするか迷いましたが、どうしても立ち寄りたいレストランがあったので決行。食べ物の力は大きい(笑)


『上の町』へ行くのにはフニコラーレ(日本語で登山電車って言うのでしたっけ?)に乗りました。こんな風に上にどんどん上がっていきます。

2〜3分で『上の町』まで到着。
そしてアペリティーヴォのために、偶然入ったお店にもドニゼッティの名前が(笑)

『上の町』は、古い建物がたくさん残っていて、車も入ってこれないような細い通りがたくさんあります。普段見かけたことのないポレンタのお菓子を売っているお店があったり、こんなショーウインドウのお店もありました。被り物屋さんではありません(実は、私はそう思っていたのだけど、、、笑)商品は動物の頭に乗っている花冠たち。カチューシャ屋さんでした。この写真ではよく分かりませんが、下の方に写っているカラフルな棚がカチューシャ達です。ユニークですよね。


思わぬ贈り物を神様から頂いたのはこの教会。サンタ・マリア・マッジョーレ教会です。



外観は色々な年代の造りがどんどん付け足されている建物です。実際にも、1187年に起工されたと言われていますが、様々な事情で完成には何百年もの年月がかかっています。しかも祭壇の正面には扉がなく、横から入ります。

素晴らしかったのは教会の内装です。建物自体の様式はロマネスク様式ですが、内装は、非常に豪華なバロック様式です。思いがけない素晴らしい展開に、2人で顔を見合わせました。



そしてモザイク画や絵画ではなく、壁にはたくさんの織物がかかっていました。当時フィレンツェで織られて運ばれてきたものだそうです。

懺悔の時に使われる小部屋というのかしら?それもこんなに手の込んだ彫刻のものは初めて見たように思います。この後ろの絵も織物です。


思わぬ美術鑑賞に2人で満足して、目指すレストランへ。私は、casoncelli (カゾンチェッリ)と呼ばれるベルガモのラヴィオリをいただきました。バターとサルビア、ベーコンのソースで和えてありました。なかなかの重量感。堪能しました。

夜になって(写真はまだ明るいですが、これが夜の21時半ころに撮ったものです(^_^))、先ほどの教会横の広場ではコンサートが始まっていました。モーツァルトで始まり、もちろんドニゼッティも!私達が耳にしたのはドン・パスクワーレの序曲でした。ドニゼッティの音楽をBGMに、食後の散策を続けます。

そして、ありました!
ドニゼッティ通りとドニゼッティの家です。






1848年4月8日にここで亡くなったと書かれています。ドニゼッティの家も見つけられたし、目標を達成したので山を下ることにしました。今度はフニコラーレを使いません。



下までずっと続くこんな階段をてくてく降りて行きました。ようやく辺りも暗くなって、1日の終わりを感じながら帰路に着いたのでした。


では、また!(^o^)/








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