2014年4月24日

Tornare a casa

家に帰る。


オーディションのお仕事は、昨日と今日で一旦終わり。
また5月1日に、他の楽器ののオーディションでTorre del lago に戻ります。


で。
いま、家路に向かう列車の中。昨日もらったばかりの譜面の伴奏も無事に終わりました。みんなと別れて、最寄り駅に着いたら特急はでたところ。次の電車は乗り換えがあるけど、早くミラノに着いてしまいたかったので、切符の列に並びました。私の前には3人。一人は切符を受け取っているところだから、実質2人。まだ15分以上あるし大丈夫と思いながら待つ私。



ところが私の前の二人。電車の選び方だの、切符の変更だのでなかなか終わらない。やっと私の順番が来た時には、乗りたい電車の出発2分前。駅のおじさんに行き先を告げて、2分後の電車に乗りたい!と鼻息荒く訴え(笑)、『なんか電車がついた音するけど乗れるかな?』と聞くと、おじさんは無愛想に『そら、僕には分からん』と一言。一応、それでも手は動かし続けてくれてる。うーん、優しくないなと思いつつ『乗られへんかったら、切符変えてくれるよね?』と確認。『その時は、すぐ来るんやで』とおじさん。切符を受け取りホームへダッシュ(笑)


やっぱりホームにはすでに電車が来ている模様。階段を駆け上がると車掌さんらしき人がまだ列車の外に!間に合った!『これ、スペツィアに行きますよね?』と聞くと、『これ、特急だからその分のチケット代がいるけど、中で足りない分支払う?』と聞かれる。(え?なんで今、ここに特急が?勿体無いかな?)などと思ったけど口は勝手に『ハイ!』と動き、電車に乗ってしまった(笑)


どうやら乗り損ねたと思っていた特急が20分以上遅れていた模様。兎に角、すぐに足りない分を支払わなくちゃ!再び私の前を通りかかった先程の車掌さんに『あの支払い、、、』と声をかけると、『どこかに座ってて下さい』と言われる。ガックリ。何だか忙しそうだ。そのまま座って待つも誰も来ず、乗り換えの駅に着いてしまう。追加料金を支払いそのままミラノまで乗るって方法もあったけど、その料金を支払うのが惜しくて(笑)スペツィアで下車。そう、特急料金なしでスペツィアまで来てしまった。ありがとう、おじさん。


インターシティ(急行)に乗りかえる。コンパートメントには、最初は私一人だけ。日本の旅の話の続きを書こうと思い、iPadにiPhone、おやつのクッキーにお水、それに検札に来られた時のための切符を小さなテーブルの上に。物いっぱいのテーブル。ほっとして、クッキーをかじりつつブログを書こうとし始めるが、かじる度にボロボロ割れてゆくクッキー。そして発車する前に、私と同年代のイタリア人のお兄さんが、同じコンパートメントに乗ってきた。


私の真ん前に座ったお兄さん。じっとこちらを見ている模様。知らん顔して、クッキーを食べつつ、文章を打つ作業を続ける私。そして、かじればかじるほど、どんどん崩れて散らばるクッキー(笑)こんな風になると、これ以上格好もつけていられず、もう耐えられなくなって吹き出した私。
『ごめんねー、散らかり放題やねー。あはは』
『クックック、、、』とお兄さん
『なんか、自分の家みたいになってしまって収集つかないわ。あはは』
『クックック、、、全部、クッキーのせいだね』
『Bravo! その通り!』と、大笑い。まったく、、、。それで結局、日本の旅の話を書くのはやめて寝てしまった。うつうつではなく、結構しっかりと(笑)そして、目覚めてこれを書いています。


後から乗ってきた3人家族。もう一人若者。ミラノまであと少し。ちょうど書き終えられそうだし、満員のコンパートメントの中で機嫌良く旅を終えられそうです。


では、また。





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