2014年4月26日

Il racconto del viaggio primaverile (5)

春の旅の話  (5)



富士山。
旅の行く先を考えていて、突然に思いだしたのが富士山。
前回の日本への旅で、北斎や広重の版画に興味を持ったアンドレア。
北斎の富嶽三十六景には、とても強い印象を受けたようです。
そんなこともあって、いつか自分の目でも見てみたいと話していた彼。
という私も、新幹線からの数回と飛行機からの一度見ただけ。
こりゃ、この機会を利用すべきなんじゃ?それで、訪れることに。


登ってみる?
そんな考えも浮かびましたが、まだ五合目までへのバスも出ていない時期だったので、
富士五湖の一つ、河口湖から富士山を見ることにしました。 


金沢からどうやって河口湖へ?
これが結構ハードな道のりでした。金沢から米原へ。米原から新幹線で新横浜へ。
その後、大月まで行って富士急行で河口湖へ。7時間ほど移動にかかることが、事前に分かりました。
なので、この日は移動だけに決めて、ひたすら電車に乗り続けました。
それでも、それぞれの接続が比較的良かったので、疲れは思いの外少なくてすみました。


しかし!午後を過ぎ、富士山に近づくに連れて、どんどん暗くなる空。
周りの景色の中に桜の姿はなく(お花見帰国なのに!、、、笑)
そのうち雨も降り始め、霧もでてくる始末。


河口湖に着いても、どんより寒いまま。
ホテルの方に聞けば『お天気が良ければ、廊下の窓から富士山が見えるんですよ』
とおっしゃいましたが、その日は雲以外何も見えず。
翌日と翌々日の午前中までに、富士山の姿をみれるのかな。
見せてあげたいなぁ、、、そう思いながら眠りにつきました。



翌日。
朝起きて、すぐにアンドレアがしたことは、
窓を開けて富士山が見えるかどうかのチェック。
『ミチさん、富士山!富士山が見えてる!
まだ上の方は雲に隠れてるけど、晴れてるから今日はきっと見えるよ!』
勿論、私も飛び起きてチェック。
『きゃーっ!(朝起きたてで、声は低かったと思われますが、、、)
想像以上に近くに見える富士山に感動!



湖畔を回るのには、ここでも一日乗車券でバスを利用。
なかなかレトロで可愛いバスでした。



私の格好からお分かりの様に、風は冷たかったし寒かった。
でも、そんな事はどうでもよくなるほどのワクワク。
そのくらい、近くで見る富士山の美しさは半端なかったです。
最初は、こんな風にしか見えていなかった富士山。
雲が、どうしても山の上からなくなりません。





でも時間が経つに連れて上の雲が移動して、
ちょうどホテルに帰る前に撮れた写真がこれです。
ほとんど全貌が見えた感じでしょ。


これに気を良くした私達。
明日の朝は、日の出の富士山を見に行こう!と決断。そして決行。
上の写真と同じようですが、光が来ている方向が違うのが分かります?
もし風がなく、湖の表面にさざなみがなければ、
鏡のように逆さに映る富士山を見れたそうです。



朝日とともにフジサーン!とアンドレア。こんなポーズ、いつ考えたんやろ?




なので私も(笑)


完璧な美しさと言うのかしら。
裾野広く雄大で力強く、そして優しさも持ち合わせる富士山。
一日見ていても飽きないだろうなと思いました。
いつか登ることになるんじゃないかな?(笑)



ということで残すところ、松本を通って湯布院と大阪。
もう少しおつきあい下さいませ。
では!



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