2016年7月30日

L'esperienza nuova

新しい経験


初めてこの国に来たのは36歳だったかな?それもあって、その後の留学に際して、コンセルに通うと言う選択肢がなかった。個人レッスンだったり、劇場での仕事は経験したことがあっても、この国で語学学校以外、団体の講習や授業を受けたことがなかった。


つい最近、劇場で働くにあたっての労災全般に関わる4時間の講習を受ける機会があった。まずもって、日本でこの手の講習と言えば、免許証更新のための講習くらいしか知らない。ある程度の時間の教官の話を聞くのが講習と思っていた私にとっては、今回の講習はとても興味深い経験になった。


集まった人々は、私の働く劇場の人達以外に、他の企業や会社から来た人達もいた。だから、みんなが知り合いというわけではない。語学学校のように小さな机がついた椅子に腰掛けて話を聞くわけだが、最初にどんな風に進めるか説明があった。
『僕が画像を見せながら説明するわけだけど、みんなも意見や質問があればどんどん言ってよね。僕だけ話し続けるのは大変だし。ヨロシク』みたいな感じで講習が始まった。



実際に日本の聞くだけの講習とはえらい違いだった。更新のを受ける側からの質問は頻繁に出るし、指導教官(って言うのかな?)の説明している事柄が、現実には全く機能していないと反論する人はいるし、自分の抱える問題の事例を誰かが話し出すと、他の人もそれぞれの事例を話し出すし、それはそれは賑やか(笑)時には、教官が答えらない質問が出て、彼があたふたする場面もあったり。


休憩時間もアバウト(笑)バールでコーヒー飲んで、友人がゆっくりタバコ吸うくらいの時間があったから、10分と言われた休憩は少なくとも15分以上はあっただろう(笑)しかもこんな休憩が2回もあった。最後にミニテストがあって、ワイワイとこれも賑やかに答え合わせをして終わった。この手の講習で日本ではありがちなシラけた感じが全くなく、ちゃんと参加した感満載。緩い感じなんだけど、結構真面目な空気もあり、なんとも不思議な感覚だった。


何時間も、イタリア人に混じっての講習なんか分かるんかな?と思ったけど、結構分かりました。これも経験として良かった。悪くないやん。秋になって自由な時間が持てるようになったら、何か短期の講義でも受けに行こうかなぁ。


因みに、今日の写真は舞台裏から見えるトッレ湖。高いところから見ると、また湖の表情が違いますね。

ではまた!(^o^)/





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